一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

2980  山茶花の垣の穴より猫の顔    豊狂  

2022年12月18日 | 

「サザンカ」は、「山茶花」と書くが、音読みの「さんさか」が「さんざか」となり、訛って「さざんか」となったそうである。チャノキ(茶の木)と同じツバキ科ツバキ属で、童謡「たきび」にあるように、「山茶花」は寒さに強いイメージがあるが、元種は四国九州が北限で、寒さに強いのは改良された園芸品種なのだそうである。

 確かに山茶花は、生け垣によく使われる。この句、猫が山茶花の垣根の穴から、ふと顔を出した瞬間をとらえた。跳び出さず、警戒して周りを窺っている様子が、とてもユーモラスである。

コメント
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