三十年前から日本の将来は、少子化が進むと言われていたが、政府は、ほとんどこの問題を無視し無策を貫いた。若者の賃上げ、教育費の無償化、低家賃の公営住宅建設など多くのやるべきことをやらなかった。未だに掛け声ばかりが大袈裟で、根本的な政策は打ち出せていない。一方、アメリカの言いなりに、防衛費などは一気に増やし、古いトマホークを大量購入するらしい。
さて、男が育児休暇を取り、イクメンなどと言われ持て囃されているが、若者たちにとって現実は厳しい。若者切り捨ての、子育てできない低賃金が続いているからだ。この句のパパのように子育てに参加して行けるのは、残念ながら大企業の社員や一部の恵まれた若者のみである。少子化は止まらない。
ミヤマシキミ(深山樒)