新潟県頸城(くびき)丘陵には多くの棚田があります。
棚田での稲作に天水(雨水、雪)を利用するため、稲刈り後の秋に「代かき」を行います。
秋も冬も田んぼに水をためたままにしておく
です。
秋も冬も田んぼに水をためたままにしておく
『秋水田んぼ』
十日町市、柏崎市に続き上越市の棚田をご案内します。
ここは上越市・牧区平山です。
棚田の名前は「平山の棚田」です。
ススキが生い茂った棚田です。耕作放棄が進んでいます。
耕作放棄地は、「以前耕地であったもので、過去1年以上作物を栽培せず、
しかもこの数年の間に再び耕作する考えのない土地」と定義されています。
耕作放棄地発生の主な要因として、「高齢化・労働力不足」、
「農地の引き受け手がいない」など地域内の耕作者の減少や、
「農産物の価格低迷」、「収益の上がる作物がない」など
農業経営条件の悪化が挙げられました。
6年前の夏の「平山の棚田」です。
一度耕作を止めると、一年生雑草、ススキやセイタカアワダチソウ
などの多年生雑草、灌木が繁茂し、数年で荒れてしまいます。