恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

腹芸社会・日本

2006年06月30日 | 所感とか
腹芸と申しましても、腹踊りのことではありません。
この場合の腹芸とは、
はら‐げい【腹芸】
はかりごとを言葉や行為に出さず、腹の中で企むこと。
また、直接言葉で指示するのではなく度胸や迫力で物事を処理すること。
また、そういうやり方。「―のできる政治家」


別に今に始まったことでなく、この国の伝統なんでしょうが、
日本では自分の伝えたいことを率直に伝えるのは下策で、
相手に自分がどう思っているのかを暗に伝えるのが上策とされている気がします。
以心崇伝じゃなくて以心伝心、といわれるように、
たしかに自分の意を相手に言葉にせず伝えられたら楽だと思います。

ただ、相手が何を考えているかわからない、そんなことが連続すると、
この人の本心ってなんなんだろうと疑心暗鬼に陥るかもしれないという、
諸刃の剣であるような気もするわけです。
私も少なからずこういう経験をしたことがありますが、
当事者ではなくて第三者的な目でこういうのを見ているというのも、
精神衛生上よろしくありません。ハラハラです。

とりあえず、腹芸でもって相手に真意を伝えられるようになるには、
ある程度の研鑚が必要なんだなぁということだけは最近痛感するようになりました。

恐懼再拝。
コメント
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