6月3日(日)
6月最初の山行きは、奥比良の釣瓶岳へ登った。国道367号線を北上し、高島市に入ってすぐの朽木栃生から登る。車は国道の路肩に置いたが、取り付き林道を少し入った民家の前にも駐車スペースがあった。
国道沿いの登山口標識
「コメカイ道」と名前の付いたつづら折れの道で高度を稼ぐ。よく踏まれたいい道だ。歩き始めから55分でホトラ山(690m)に着いた。ホトラ山は日本山名事典に掲載されており、山ラン有効の山だ。しかし、わざわざこのピークを踏む物好きは余り無いようで、赤いリボンのほかは山頂を示す表示を見つけることはできなかった。50Mhzで湖南市移動の記念局8J3XVII局と交信する。
ホトラ山山頂
登山道に復帰し釣瓶岳を目指す。標高750m辺りからは西の白倉岳や東のリトル比良などが見え隠れするようになる。標高923mのイクワタ峠北峰は地蔵山と釣瓶岳の分岐となる。ここから進路を南にとり釣瓶岳に向う。
イクワタ峠北峰から見た釣瓶岳
ホトラ山から1時間ほどで釣瓶岳(1098m)に到着した。今日はここまで一人の登山者にも会っていない。静かな山頂でトランシーバーを出し、430Mhzで津市のJR2FPW局や愛知県丹羽郡のJL2WZL局他と交信する。
釣瓶岳山頂の山名プレート
そうこうしている内に武奈ヶ岳方面から一人の登山者がやってきたので、次の地蔵山目指して来た道を戻る。途中で10人くらいの若者グループとも出会う。イクワタ峠北峰まで戻り、その先は地蔵山・蛇谷ヶ峰方面の表示にしたがって下っていく。地蔵山の手前まで来ると左右に作業道が見えるようになる。地蔵山へは一端この作業道を横切り、ほんの少し登ると三角点のある山頂(789.7m)だ。天候がもう一つで霞んではいるもののリトル比良の山々やその先に琵琶湖も見える。144Mhzで同じく高島市移動のJA3ZLV局と交信する。
地蔵山山頂からはリトル比良がよく見える
当初は往路を戻る予定をしていたが、今日は思いのほか体が重くイクワタ峠北峰までの登りを考えると億劫になったので、予定変更で地蔵峠から作業道を下ることにした。以前は尾根筋にあったであろう登山道はこの作業道で完全に寸断されている。そんなテープの跡を見ながら長い作業道下りで95分かかって村井フィッシングセンターまで、さらにその先30分国道を歩いてようやく車まで戻った。
地蔵峠のお地蔵さん