6月10日(日)
入梅後最初の日曜日は雨の止み間で降水確率も30%以下の予報だったので、南丹市美山町方面に向った。しかし、美山町に着いたときは小雨が降っており、かやぶきの里の駐車場でしばらく様子を見ることにした。先週車に積んだFT-857で7Mhzや10Mhzを聞く。オプションのCWフィルターも搭載しているが、7Mhzはノイズレベルが高く、なれないせいもあってか聞いた感じはもう一つ。とりあえず7Mhzで徳島県美馬市移動のJE5TZO局、10Mhzで山形県西置賜郡移動のJA0PTK局他と交信し、このリグでの初交信となった。
かやぶきの里(帰りに晴れてから撮りました)
リグの取扱説明書を見ながら1時間余りいじくっていると、何とか雨も上がってきたようなので山登りに向う。最初に向った三ヶ谷山は、美山町中から杉波谷川沿いの林道を詰めて林道終点辺りから尾根筋に取り付く計画だったが、林道が途中で大量の土砂に埋まっており、今日は撤退し後日別ルートで登ることにした。
次に向ったのは本日メインに考えていた知見山(702.2m)。別名を奥ヶ追山という。地図を見ると山頂に向って何本か緩やかな尾根が延びているが、今日は下集落先の打見谷林道から関電の巡視路を使うことにした。林道を5~600m進むと右側斜面に巡視路を示す標識があり、鉄製の階段が付けられている。
巡視路取り付きの階段
細い巡視路を慎重に進むとすぐに鉄塔が見えてくる。第一鉄塔から先に第三までの鉄塔が見える。第三鉄塔は目指す尾根筋のようだ。第二鉄塔を過ぎると巡視路は山腹をジグザグに登るようになり、第三鉄塔まで行かずに尾根に乗った。そこから進路を左(北東)にとり、後は快適な尾根道を歩く。林道から65分ほどで三角点のある広い山頂に着いた。広葉樹の疎林に覆われ展望はない。430MhzでCQを出すと、香川県まんのう町移動のJJ5CXF局や船井郡京丹波町のJO3UCS局から声がかかり山ランを達成する。下山は往路を辿り、50分で林道まで下りることができた。
巡視路の第一鉄塔から第三鉄塔
知見山への尾根筋の道
知見山山頂
時刻はここで午後1時。帰り道に未踏の鷹ノ巣山(654.0m)を目指す。
国道162号線の笠トンネルを過ぎて北区小野郷から水谷川沿いの舗装された林道を進む。右京区との境界手前から田尻峠方面に右折し、さらに地道の林道を進むと滑岩林道との分岐がある。その手前に車を置いて、右側の林道を登る。入口にはチェーンが掛けられており、山主以外立入禁止の表示も薄く見て取れるが、すいませんと一人断って登らせてもらう。林道は真北の笠峠方面に伸びているが、途中で三本に分岐していた。登りは真ん中を取ったがその終点からは道は不鮮明で、強引に斜面を登って山頂から東に伸びる尾根に取り付き、駐車場所から40分足らずで山頂に着いた。
鷹ノ巣山山頂、赤松の大木は枯れていました
430Mhzでは応答なく、50Mhzを聞くとEスポで北海道が強力に入感していた。石狩郡移動のJR8PWJ局と交信しここも終了した。山頂からは東西と南に明確な踏み跡があったが、車までの距離を考えて登りに使った東の尾根へ下る。200m余り東に進んだ辺りで「峠」と書いた小さな表示を見つける。たぶんここが笠峠から登る道の分岐だろうと検討をつけ、植林地の斜面を反対方向に適当に下る。そのうちに作業道が現れて下りる。そのまま進むと登りに見た林道の分岐に着いた。下ってきた道は三本の林道の内一番右側だった。