2021年8月3日(火)
菅首相が7月17日の読売テレビ番組に出演し、「新型コロナウイルスワクチンについて、月内(7月中のこと)に1回目の接種を終える国民が5割に達するとの見通しを示した」との報道を先日のブログで書いた。今日は8月3日。都道府県から上がってくるワクチン接種の報告は、人手不足やシステムの問題などもあって数日遅れるとの話もあったが現在の状況はどうか。NHKが首相官邸の情報を元に公開している現状はこのとおり。

8月3日に公表された全人口に占める割合(2日時点)は40.25%。5割には遠く及ばない。しかし、この結果(乖離)について官邸筋からは何のコメントもない。結果責任は問われることなく言った者勝ちということか。
それどころか今日は「重症者以外は原則自宅療養」という驚くべき方針が示された。国会での議論も行わず、1年半に及ぶコロナ対策を大転換するのに何とも軽いことか。国や与党は国民の命を何とも思っていないと言うことが如実に示された。オリパラなどやっている場合でなく、その報道を垂れ流しているマスコミの責任も問われよう。