2022年3月12日(土)
このブログのほとんどは山に登ってその山頂からアマチュア無線で交信した報告となっている。12年ほど前に山行き記録として残しておこうと思って始めたものだ。この趣味は「山ラン」といって、「山岳移動ランキング通信」という報告誌の名前を略したものだ。山行きの記録を事務局に報告すると、実にいろんなランキングを記載した会報が年4回発行される。
山ランの対象となる山は全国に2万余り存在するが、基本は国土地理院の地理院地図(電子国土Web)に山名が書かれている山と地図に名前はないが「日本山名事典」(三省堂)に掲載されている山となる。(それ以外にも対象山が少しあるが基準はよく知らない😅 )登っていると「どうしてこの山が」と思うことも時々はあるが、その多くは古くからその地域に生きる人々の信仰や生活の対象となってきた山のようだ。
今回登った寺山もそんな山の一つで、標高は385mと低く麓の集落から30分ほどで山頂に立てる里山だ。登山道はそこそこ広い踏み跡も見られた。山頂部は小広い平坦地となっており、名前から考えると昔はお寺でもあったのかも知れない。今回は西麓の野々垣集落から農道の先にある獣除けのゲートを通って尾根筋を登った。山頂には三角点があるが寺山の表示は見られなかった。久しぶりに10MHzのアンテナを張り、栃木県鹿沼市のJS1DEH局と交信した。

お寺の前に路駐してスタート

農道の先に低い山、真ん中辺りのとがったのが寺山山頂

このトタン板のゲートから山に入る

最初はどこでも登れる斜面

尾根筋には広い踏み跡

昔はこの道を歩いて多くの村人が山に入ったのだろう

寺山山頂

三角点の点名は「野々垣」
下山して駐車場所に戻る時に農作業中の二人の御婦人と出会った。「こんにちは」と努めて明るく挨拶するが、普段登山者も通らないような所から出てきた変わり者を珍しそうに見送っていただいた。(考えすぎか😅 )