旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

10月下旬の枯れ美賛

2018年10月23日 12時13分36秒 | 庭作り(2014April~)

今日は曇り空が戻って雨もチラホラ。
お天気が長続きしません

秋が深まるにしたがって、植物は枯れていきます。
本日は10月下旬の庭の枯れ美をご紹介しますので、写真が地味だと思われる方もいらっしゃるでしょうけど、私は枯れ美が好きなので、特集しちゃいます

夏から枯れ美を主張するエキナセア・フラダンサーのシードヘッド。
花が咲く中にツンツンと立っています。
それが関東南部の夏の庭に合うのかどうかと思って、いつも切ろうか否か迷いますが、秋になると雰囲気を作るので、切がたいの。

ボルドーギク(Aster koraiensis )のシードヘッドに蜘蛛の巣がキラリ


今年の紫陽花エンドレスサマーは、綺麗な秋色にならなかった
ここはまだ良い方。
夏が厳しく水が足りなかったからではないかと推測します。


スプレー咲きのヒマワリのシードヘッド。
種があまりついていないみたい。


ティーゼルのシードヘッドも夏からこの状態。

こぼれ種で増えるのは有難いのですが、風に弱くて姿が乱れるし場所をとるので、来年は大きく育てないようにしようと思います。
間もなく収穫してドライフラワーにして楽しみます


手前はセイヨウフジバカマ(流通名ユーパトリューム 正式名コノクリニウム)のシードヘッド。
後方はサラシナショウマ・ホワイトパール(別名シミシフーガ、キミキフガ、シンプレックス、アクタエア)の蕾。
粒々はサラシナショウマの「蕾」です。


アナベルも今年は早くから枯れ色になりました。

台風で少し飛んでしまいましたが、ノリウツギも枯れ色に。


そんな東側の生垣風植栽面。
南側のコニファーに枯れ枝が目立つようになりました。
どうしてこの2本だけ枯れ枝が多く出たのかな

などと考えながら枝を覗くと・・・発見
蟷螂の巣(卵鞘)です。
蟷螂は害虫を食べてくれるから、庭の益虫なの。
来年も沢山カマキリの赤ちゃんに出会えますように

 

枯れ美が好きですが、北海道の秋のガーデンを巡るようになり、関東南部では全体的な風景として枯れ美を愛でるのは、ちょっと無理があるかな~と思い始めました。
寒冷地は夏が終わると一気に寒くなるので、紅葉とともに枯れ美も愛でられるけれど、関東南部では晩秋に咲く花もあるし、紅葉は11月後半からで、10月下旬では秋咲きの蕾と夏の花の枯れ美が共存します。
個人の庭では冬に楽しむためのパンジー&ビオラを植えるのが一般的。
そうすると、あるコーナーは枯れ美でも、あるコーナーは花一杯となりがちで、全体的に枯れた風景を愛でることに無理がでると思うの。
だから本当の枯れ美を味わうには、秋が早い地方が優位だと感じるのです。
勿論一年中花を見られる暖地の優位は不動です。

狭い庭故、冬でさえ枯れ美と花見が共存しているマイガーデン。
な~んか中途半端かな~いっそ雪で覆われれば枯れ美を堪能できるかも
な~んて思う時もあるけど、やっぱりサルビアやパンジー&ビオラの魅力には抗しがたい

最近復興割のせいか、当ブログでさえ北海道のガーデンについて検索が入ります。
閉園後に無料で公開しているガーデンもあります。
いっそ枯れ美を愛でるマニアックな北海道ガーデン巡りツアーなんてできないかしらね

 

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