旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

真夏は葉色を楽しむ

2022年08月20日 12時07分21秒 | 庭について考えた事

以前「真夏に花は見なくて良い、緑だけで満足している」と書きましたが、「緑だけで満足」とはどういうことか庭の具体例を挙げてみます。
葉っぱの色合わせや緑のグラデーションの面白さが伝わると良いな。

玄関前のニューサイランのコンテナ
ニューサイランの銅葉に斑入りのヘデラを合わせた寄せ植えに、こぼれ種で育ったカラミンサ・グランデフローラが生えています。
反対色の組み合わせで、お互いに引き立てあっています。

ヒペリカムを切り戻した後出てくる葉の色が白っぽく、残った葉色が濃くなっています。

赤味を帯びた新芽が花みたいで面白いです。

先日アップした玄関前の斑入り葉のコーナー
ここは真北で日中は日陰になるし、家の壁が焦げ茶色なので一層暗く見えるけど、斑入り葉が周りを明るく照らしているようです。


二階から眺める真夏の築山
銀葉から濃い緑葉まで、それぞれ形の違う葉のグラデーションになっています。
二階のベランダで洗濯物を干す度に眺めて自己満足に浸っています。

オープンスペース周りは銅葉のトキワマンサクが壁を作っており、その手前の緑葉を引き立てています。
茶色の煉瓦のスペースが大きく育った宿根草や低木で囲われて、包み込まれ感満載になります。
藪蚊さえいなければ、ここでティータイムを持ちたいのですけどね。

オープンスペースの内側にはホスタ、カレックス、ラムズイヤーを並べて植えて、葉色と質感とフォルムの違いを楽しんでいます。

緑濃い中、リシマキア・オーレアの新芽が赤みを帯びていました。
真夏は色変わりするのですかね~

隣家側のナチュラルガーデン風エリアも緑濃く、その中でルドベキアが咲き続けています。

上の写真下方の白い花のような植物はヒロハマウンテンミント
白い部分は葉っぱです。


猛暑の続く真夏のガーデンを考えるとき「葉色で魅せる」ガーデンがあったら良いのに、と思います。
所々に花を散らしてアクセントにすると、尚のこと葉も楽しめるし、涼し気だし。
庭がもう一花咲かせる秋に向けて、真夏の庭を魅力的シーズンする一つの方法ではないかしら。
季節にメリハリがつく、っていう感じかな。
そして、そういう価値観が広まればガーデンの楽しみ方が膨らむと思うし、ガーデニングするうえで「一年中花一杯」に捉われなくて済むのではないかしら。
それぞれ好みだと思うし「ばえる庭」ではないだろうけど、猛暑の中の管理を考えれば負担が減るしプレッシャーも減るのでは。
「がんばらない」ってことに通じはしないかしら。

ウチの庭はまだ発展途上だけど、その方法を磨いていこうと思います。

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