久し振りのナベゲン観戦!
「3月27日のミニラ」は都合が悪くて見れず、「河童」はキャストと脚本の両方がそんなにでもないなぁと言う事でパスした。
なので「どんとゆけ」以来です。
実はこの日は体調悪くて、多分熱があったのか、頭がボーっとして、車で青森まで行くのもやっとだったが、なんとかなるだろうって事で、潮の香りがする芝居小屋のアトリエグリーンパークへ。
ささきまことはベンチにお座りしてたし、工藤静香は受付してたから、この2人が出ないのも残念だなぁと思いながらも、会場入り。
開演前には小さい会場が満杯になってた。平日だというのにすごい入りだ。さすがナベゲン。
自分の真ん前には中学生女子と思われる団体がいた。「河童」のワークショップに出てた子たちかしら。いろいろ勉強しておきなさい。
そんなこんなで開演。
あらすじ
~青森市郊外にある一軒の家。そこに男ばかりの四人の家族が暮らしている。
この家の太陽であったひとりの女は7年前、この世を去った。
それぞれ喪失を抱えつつ、ひとつ屋根の下で日々を送ってきた四人の前に、一人の女性が現われるのであった…。
一言でいうなら、ファンタジックヒューマンコメディホームドラマである。
ヒューマンコメディはナベゲン作品の主要テーマであるが、更にファンタジ-というのがまた気持ち良いエッセンスである。
ファンタジー100%の宮崎アニメやディズニー作品は大人の自分としては反吐が出るが、日常の中の小さなファンタジ-というのは、実生活にも有り得るわけで、単純に楽しい。
この「今日もいい天気」は再公演で、初演は2003年だそうだ。
その当時はナベゲンの存在を知らないからもちろん観た事ない。
主役の石澤和也は山田百次である。
彼はご存知、弘前劇場で活躍してたが、去年弘劇を退団し、活動拠点を東京に移したそうだ。そして自身主催の劇団を立ち上げる。
そんな彼がナベゲンに。なぜ?と思ったが、畑澤聖悟ももともと弘劇だし、そもそも今回の「今日もいい天気」の初演の際には彼は出演してるそうだ。他の初期のナベゲン作品にも出てるから、ナベゲンに帰ってきたというのが正しいのかも。
演技は弘劇で観るのとそんなに変わらない。でもナベゲンはコメディの比率が高いから、彼にとっては弘劇より伸び伸び楽しんで演じてた。
ナベゲンのウイークポイントである、30代の青年俳優の不足が、彼がいたことでカバー出来たのが個人的に嬉しかった。高坂明生・工藤良平は青年というには若すぎるから・・・。
遅れ過ぎたルーキー・宮越昭司翁は「ショージさんの息子」以来観たが(ミニラにも出たらしいが)、今回も楽しく演じてた。脇役なのがあまりに惜しい人材だが、この作品だからしょうがない。出演してるだけでも有り難いところだ。
福山万次郎役には劇団「雪の会」所属の田中耕一。「津軽弁の日」や色んなテレビに出てるお馴染みの役者さん。
さすがに演技は上手いです。安心して観られた。
同じく「雪の会」所属の牧野慶一は僧侶の役で、怒りのシーンが恐くて良かった。
高坂明生はいつもどうりの演技かな。その日は工藤良平の代役でした。
柿崎彩香は最近ナベゲンでレギュラー出演してるらしいが、自分は「修学旅行」以来観る。
今時の津軽ギャルを演じたが、もちろんその世代だから自然と演じられただろうが、今後に期待したい。
それにしても綺麗な顔だ。美人というわけじゃないけど、鼻筋通ってて色白で綺麗な顔してる。
今回、どこでみつけてきたのか、核弾頭クラスの役者が一人混じってた。それが吉田唯。
バリバリの関西人で、バリバリの関西弁。ちょい役なんだけど、笑いどころのシーンは見事に会場ドカンドカン受けてて盛り上がってた。
そして最後にご紹介、ナベゲンの看板女優工藤由佳子。
なんというか、さすがだわ。彼女がいてこそのナベゲンである。
妖艶なんだか、怪演なんだかわからん、変化自在の演技に見惚れるほかない。
ラストシーンの叱咤激励のセリフはまさかの展開だけど、素晴らしかった。
全体的にほのぼのしてて楽しかった。でも前半は頭ボーっとしたからあんまり覚えてないけど。
自分の家も猫飼ってるから、同感というか、同情というかそんな気持ちでみてた。
最近一匹病気で死んじゃったけど、自分や家族の為に犠牲になったと思えば感謝するよりない。
自分は今まで大きい病気も怪我もなかったけど、それまで猫は何匹も死んだわけで、何かしら自分の犠牲になったんだなと今となってはそう思える。
「喜怒哀楽」全てが凝縮されたホームドラマの傑作ここにあり。
12月は新作公演「みなぎる血潮はらっせらー」が控えてる。それもまた楽しみである。
「3月27日のミニラ」は都合が悪くて見れず、「河童」はキャストと脚本の両方がそんなにでもないなぁと言う事でパスした。
なので「どんとゆけ」以来です。
実はこの日は体調悪くて、多分熱があったのか、頭がボーっとして、車で青森まで行くのもやっとだったが、なんとかなるだろうって事で、潮の香りがする芝居小屋のアトリエグリーンパークへ。
ささきまことはベンチにお座りしてたし、工藤静香は受付してたから、この2人が出ないのも残念だなぁと思いながらも、会場入り。
開演前には小さい会場が満杯になってた。平日だというのにすごい入りだ。さすがナベゲン。
自分の真ん前には中学生女子と思われる団体がいた。「河童」のワークショップに出てた子たちかしら。いろいろ勉強しておきなさい。
そんなこんなで開演。
あらすじ
~青森市郊外にある一軒の家。そこに男ばかりの四人の家族が暮らしている。
この家の太陽であったひとりの女は7年前、この世を去った。
それぞれ喪失を抱えつつ、ひとつ屋根の下で日々を送ってきた四人の前に、一人の女性が現われるのであった…。
一言でいうなら、ファンタジックヒューマンコメディホームドラマである。
ヒューマンコメディはナベゲン作品の主要テーマであるが、更にファンタジ-というのがまた気持ち良いエッセンスである。
ファンタジー100%の宮崎アニメやディズニー作品は大人の自分としては反吐が出るが、日常の中の小さなファンタジ-というのは、実生活にも有り得るわけで、単純に楽しい。
この「今日もいい天気」は再公演で、初演は2003年だそうだ。
その当時はナベゲンの存在を知らないからもちろん観た事ない。
主役の石澤和也は山田百次である。
彼はご存知、弘前劇場で活躍してたが、去年弘劇を退団し、活動拠点を東京に移したそうだ。そして自身主催の劇団を立ち上げる。
そんな彼がナベゲンに。なぜ?と思ったが、畑澤聖悟ももともと弘劇だし、そもそも今回の「今日もいい天気」の初演の際には彼は出演してるそうだ。他の初期のナベゲン作品にも出てるから、ナベゲンに帰ってきたというのが正しいのかも。
演技は弘劇で観るのとそんなに変わらない。でもナベゲンはコメディの比率が高いから、彼にとっては弘劇より伸び伸び楽しんで演じてた。
ナベゲンのウイークポイントである、30代の青年俳優の不足が、彼がいたことでカバー出来たのが個人的に嬉しかった。高坂明生・工藤良平は青年というには若すぎるから・・・。
遅れ過ぎたルーキー・宮越昭司翁は「ショージさんの息子」以来観たが(ミニラにも出たらしいが)、今回も楽しく演じてた。脇役なのがあまりに惜しい人材だが、この作品だからしょうがない。出演してるだけでも有り難いところだ。
福山万次郎役には劇団「雪の会」所属の田中耕一。「津軽弁の日」や色んなテレビに出てるお馴染みの役者さん。
さすがに演技は上手いです。安心して観られた。
同じく「雪の会」所属の牧野慶一は僧侶の役で、怒りのシーンが恐くて良かった。
高坂明生はいつもどうりの演技かな。その日は工藤良平の代役でした。
柿崎彩香は最近ナベゲンでレギュラー出演してるらしいが、自分は「修学旅行」以来観る。
今時の津軽ギャルを演じたが、もちろんその世代だから自然と演じられただろうが、今後に期待したい。
それにしても綺麗な顔だ。美人というわけじゃないけど、鼻筋通ってて色白で綺麗な顔してる。
今回、どこでみつけてきたのか、核弾頭クラスの役者が一人混じってた。それが吉田唯。
バリバリの関西人で、バリバリの関西弁。ちょい役なんだけど、笑いどころのシーンは見事に会場ドカンドカン受けてて盛り上がってた。
そして最後にご紹介、ナベゲンの看板女優工藤由佳子。
なんというか、さすがだわ。彼女がいてこそのナベゲンである。
妖艶なんだか、怪演なんだかわからん、変化自在の演技に見惚れるほかない。
ラストシーンの叱咤激励のセリフはまさかの展開だけど、素晴らしかった。
全体的にほのぼのしてて楽しかった。でも前半は頭ボーっとしたからあんまり覚えてないけど。
自分の家も猫飼ってるから、同感というか、同情というかそんな気持ちでみてた。
最近一匹病気で死んじゃったけど、自分や家族の為に犠牲になったと思えば感謝するよりない。
自分は今まで大きい病気も怪我もなかったけど、それまで猫は何匹も死んだわけで、何かしら自分の犠牲になったんだなと今となってはそう思える。
「喜怒哀楽」全てが凝縮されたホームドラマの傑作ここにあり。
12月は新作公演「みなぎる血潮はらっせらー」が控えてる。それもまた楽しみである。