津軽三十三霊場カジュアル巡礼第二十二番札所の正覚寺に行く。
ニ月の下旬にもなるのに大雪です。弘前とは違い、青森はやっぱり雪が多い。国道7号線は道路凍結もあってトロトロ運転になっていた。青森までいつもの1.5倍近い時間がかかった。
正覚寺は青森の中心街にあるので、迷わずすんなり辿り着いた。
これ寺?と首を傾げるほど巨大な建物である。豪華な日本的なスポーツ施設の様な見た目である。
社務所と書かれた入り口があり、中へ入って観音様巡拝を請うて上がらせて頂いた。
一階は位牌堂になっており、本堂は二階なので、二階へ上がって襖を開けるとだだっ広い本堂になる。
正覚寺は1628年、良故竜呑上人によって開基。本尊は阿弥陀如来像。
1645年、近くの毘沙門天堂に正観世音菩薩像を本尊として観音堂が建立される。
その後「青森観音堂」と呼ばれ親しまれるも、境内地争いで現在の広田神社に移転。
1766年、大地震で観音堂は全壊。正覚寺に観音堂を建立し、本尊を移遷。
昭和20年の戦火で正覚寺と観音堂は焼失したが、本尊は無事であった。
本堂内陣の中央には阿弥陀如来像が、右手には聖観世音菩薩像が安置されている。どちらも慈覚大師作とされている。
聖観世音菩薩像は金と白のコントラストが美しく、青銅製となっている。
他にも二体の観世音菩薩像、毘沙門天像があり、内陣左手には鬼神母子像と、竜呑上人像がある。
その後ろには、祭壇があり、故人の写真が・・・。多分この日は通夜があるのだと思う。そういえば礼服の人が何人かいたもんな・・・。適切なタイミングではなかったが、拝めてよかったです。
近くには同じ様な巨大な寺が他に3箇所もある。何でこんな中心街にあるのだろうと思ったが、もともとこの辺りは森であって、森の中に寺が密集していて、それが戦火で森ごと焼け爛れ、再興した時には寺も辺りも真新しくなってしまったんだね。
それにしてもドデカ過ぎる寺である。こういう風情もへったくれもない寺は好きじゃないが、戦火を逃れた有り難い観音様を拝めるので善しとしようか。
最後に正覚寺のご詠歌
~浪の音 松の響きも 御法にて 風をも弥陀の 正覚寺かな~
住所・青森市本町1-1-12
電話・017-776-3454
ニ月の下旬にもなるのに大雪です。弘前とは違い、青森はやっぱり雪が多い。国道7号線は道路凍結もあってトロトロ運転になっていた。青森までいつもの1.5倍近い時間がかかった。
正覚寺は青森の中心街にあるので、迷わずすんなり辿り着いた。
これ寺?と首を傾げるほど巨大な建物である。豪華な日本的なスポーツ施設の様な見た目である。
社務所と書かれた入り口があり、中へ入って観音様巡拝を請うて上がらせて頂いた。
一階は位牌堂になっており、本堂は二階なので、二階へ上がって襖を開けるとだだっ広い本堂になる。
正覚寺は1628年、良故竜呑上人によって開基。本尊は阿弥陀如来像。
1645年、近くの毘沙門天堂に正観世音菩薩像を本尊として観音堂が建立される。
その後「青森観音堂」と呼ばれ親しまれるも、境内地争いで現在の広田神社に移転。
1766年、大地震で観音堂は全壊。正覚寺に観音堂を建立し、本尊を移遷。
昭和20年の戦火で正覚寺と観音堂は焼失したが、本尊は無事であった。
本堂内陣の中央には阿弥陀如来像が、右手には聖観世音菩薩像が安置されている。どちらも慈覚大師作とされている。
聖観世音菩薩像は金と白のコントラストが美しく、青銅製となっている。
他にも二体の観世音菩薩像、毘沙門天像があり、内陣左手には鬼神母子像と、竜呑上人像がある。
その後ろには、祭壇があり、故人の写真が・・・。多分この日は通夜があるのだと思う。そういえば礼服の人が何人かいたもんな・・・。適切なタイミングではなかったが、拝めてよかったです。
近くには同じ様な巨大な寺が他に3箇所もある。何でこんな中心街にあるのだろうと思ったが、もともとこの辺りは森であって、森の中に寺が密集していて、それが戦火で森ごと焼け爛れ、再興した時には寺も辺りも真新しくなってしまったんだね。
それにしてもドデカ過ぎる寺である。こういう風情もへったくれもない寺は好きじゃないが、戦火を逃れた有り難い観音様を拝めるので善しとしようか。
最後に正覚寺のご詠歌
~浪の音 松の響きも 御法にて 風をも弥陀の 正覚寺かな~
住所・青森市本町1-1-12
電話・017-776-3454