卍の城物語

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高山稲荷神社

2011-07-03 01:11:18 | 神社・仏閣
謎多き神社「高山稲荷神社」に行ってきました。

つがる市の旧車力村の海岸近く、十三湖の南方に位置する奥津軽の神社です。

創建は江戸時代らしいが、詳しい歴史はよくわかっていないそうな・・・。


五穀豊穣、海上安全、商売繁盛のご利益があるとされ、御祭神はご本殿に祭られる全国稲荷神社の総本山・伏見稲荷神社と同じ稲荷大神です。


まず大鳥居を潜って広い境内に辿り着くと、巨大な社殿(?)が待ち構えます。

ここから参道を通り、急勾配の階段を登ります。
高台に着くと拝殿があり、周りにも小さな社殿がいくつかあります。
高台からは日本海が望めます。

そこから階段を下っていくと綺麗に整備された庭園があり、龍神宮があります。
ウミガメの剥製やら、浦島太郎みたいな像もあり、なんとも奇怪。

ここから先に進むと有名な千本鳥居が待ち受けます。
朱色に映える鳥居が千本、というのは過言で、二百本前後の鳥居がトンネル上のアーチになっていてとても美しいです。
鳥居は175cmくらいしかないので、長身の人は屈まないと潜れないという何とも日本人サイズになってる。
それにしても鳥居に蜘蛛の巣が多すぎる・・・。

千本鳥居を潜ると社殿があって、その先はまさに奇奇怪怪。
稲荷像と祠がずら~り並んでいる。
稲荷石像は状態の良いものから、破損したもの、そして首が取れたもの・・・、さすがに恐い・・・。

手前には小さな陶器の稲荷像が数百飾られてある建物があるが、これがまた物置みたいに雑然となっており、せっかくの大多数の稲荷像が可哀相な状態に・・・。
ミステリアスといわれればそれまでだが。

自分は訪れていないけど、更に奥に進むと祠や像の墓場みたいになってるらしく、これまた恐怖を呷るので近づかない方がいいかも・・・。


境内散策を終え、もう一つのみどころに向かう。
駐車場からすぐ近くの山側に登ると「チェスボロー号記念碑」がある高台に辿り着く。

明治22年10月、来航中のイギリス船「チェスボロー号」が遭難し浅瀬に座礁し大破する。
乗員23名中19名が波に呑まれるも、地元の漁師たちが救助の甲斐もあって4名が助かった。
しかしながら海に消えた19名の霊を慰めるための碑がある。


ついでであるが、その近くに展望台があるので登る。
まさに日本海に沈む日没を拝める絶好のスポットである。
ちょうど日没時だったのもあり、梅雨時期なのにこの日は晴れ間だったので、綺麗な日没を見れました。


土曜日に訪れたが、誰にもすれ違わなかったのもまた恐い・・・。
なんだかトワイライトゾーンな神社です。

でも千本鳥居を見るだけでも価値があるので、近くを通りかかった際は立寄ってみてはいかがかしら。

 
 (展望台から見える日没は絶景です)

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