シリーズ「津軽一代様」巡り。
第二回は弘前市百沢の「求聞寺(ぐもんじ)」です。
場所は、岩木山神社の隣のガソリンスタンドから山手に小道があるので曲がる。
つきあたりを右折し、道伝いに進むと石段があるのでそこから登るとあります。
駐車場は石段手前の民家(多分住職の家)に停められます。
因みに、石段を歩くのが辛い人は、そのまま車で境内まで行ける筈です。
求聞寺は「津軽観音霊場」の三番札所なので訪れた事があります。
求聞寺の創建は寛永2年(1265年)だとされる。
津軽二代藩主信牧は、家内安泰、家臣・領民の人心統一を祈って、百沢寺(現在の岩木山神社)近くの森の中に穴を掘り「求聞持法(ぐもんじほう)」という荒行を行った。
求聞持法は真言宗の修行でも最も厳しい荒行であり、自分の命が10年縮んでもよいと覚悟し10本の指に傷をつけ血をささげ、それを入れた壷を津軽の平和を祈りながら埋めた。
その場所に「求聞持堂」を建立して女人禁制の霊地にしたのが始り。
明治9年に火災によって本尊も焼失。
明治26年に再建し、その時に寺格を得て、現在に至る。
「求聞寺」という名も「求聞持法」からきている。
「求聞持法」は真言宗の荒行の一つで、虚空蔵菩薩のもとに、一定の作法に則って真言を百日間かけて百万回唱えるというもので、これを修した行者は、あらゆる経典を記憶し、理解して忘れる事がなくなるという。
なので本尊はもちろん虚空蔵菩薩像である。
丑寅の守り本尊は虚空蔵菩薩なので、ここ求聞寺が一代様になっている。
石段を100mほど進むと、境内が現れる。
石段の途中には三十三観音石像があり、巨木の杉が待ち構える。
境内は本堂、観音堂、小堂があります。
他には、県内一大きい釣鐘と、謎の地蔵像、狛犬の位置にあたるところに牛と寅の石像があります。
本堂には虚空蔵菩薩像が祀ってあるのかと思いますが、秘仏なのか見れません。
観音堂には三体の観音菩薩立像が祀ってあります。
もうひとつの堂宇には何故か馬の石像があり、豪華に着飾られて祀られている。何故に馬?
正月ということもあり、参拝客もチラホラ見受けられました。
近くの岩木山神社はいつでも賑々しく、特に正月だと大変な人ゴミになるが、こちらは静かなもので落ち着いて参拝出来る。
歴史的にも面白い背景があるので、冬以外の時に訪れてみてはいかがでしょうか。
住所・弘前市百沢字寺沢29
電話・0172-83-2279
第二回は弘前市百沢の「求聞寺(ぐもんじ)」です。
場所は、岩木山神社の隣のガソリンスタンドから山手に小道があるので曲がる。
つきあたりを右折し、道伝いに進むと石段があるのでそこから登るとあります。
駐車場は石段手前の民家(多分住職の家)に停められます。
因みに、石段を歩くのが辛い人は、そのまま車で境内まで行ける筈です。
求聞寺は「津軽観音霊場」の三番札所なので訪れた事があります。
求聞寺の創建は寛永2年(1265年)だとされる。
津軽二代藩主信牧は、家内安泰、家臣・領民の人心統一を祈って、百沢寺(現在の岩木山神社)近くの森の中に穴を掘り「求聞持法(ぐもんじほう)」という荒行を行った。
求聞持法は真言宗の修行でも最も厳しい荒行であり、自分の命が10年縮んでもよいと覚悟し10本の指に傷をつけ血をささげ、それを入れた壷を津軽の平和を祈りながら埋めた。
その場所に「求聞持堂」を建立して女人禁制の霊地にしたのが始り。
明治9年に火災によって本尊も焼失。
明治26年に再建し、その時に寺格を得て、現在に至る。
「求聞寺」という名も「求聞持法」からきている。
「求聞持法」は真言宗の荒行の一つで、虚空蔵菩薩のもとに、一定の作法に則って真言を百日間かけて百万回唱えるというもので、これを修した行者は、あらゆる経典を記憶し、理解して忘れる事がなくなるという。
なので本尊はもちろん虚空蔵菩薩像である。
丑寅の守り本尊は虚空蔵菩薩なので、ここ求聞寺が一代様になっている。
石段を100mほど進むと、境内が現れる。
石段の途中には三十三観音石像があり、巨木の杉が待ち構える。
境内は本堂、観音堂、小堂があります。
他には、県内一大きい釣鐘と、謎の地蔵像、狛犬の位置にあたるところに牛と寅の石像があります。
本堂には虚空蔵菩薩像が祀ってあるのかと思いますが、秘仏なのか見れません。
観音堂には三体の観音菩薩立像が祀ってあります。
もうひとつの堂宇には何故か馬の石像があり、豪華に着飾られて祀られている。何故に馬?
正月ということもあり、参拝客もチラホラ見受けられました。
近くの岩木山神社はいつでも賑々しく、特に正月だと大変な人ゴミになるが、こちらは静かなもので落ち着いて参拝出来る。
歴史的にも面白い背景があるので、冬以外の時に訪れてみてはいかがでしょうか。
住所・弘前市百沢字寺沢29
電話・0172-83-2279