今年の初詣は弘前の「最勝院」です。
東北一の美塔「五重塔」を擁する最勝院は、本堂、護摩堂、如意輪観音堂、五智如来堂、護摩堂、聖徳太子堂、薬師堂、庚申堂から成る。
隣には八坂神社もある。
正月二日目なので、客はそこそこ賑わってました。
金剛山光明寺最勝院と号すこの寺院の宗派は真言宗智山派の密教である。
本尊は大日如来で、秘仏として五智如来、猫突不動明王、文殊菩薩、聖徳太子、牛頭天王、歓喜天、青面金剛、如意輪観世音菩薩等を祀る。
最勝院の歴史はこちら。
天文元年(1532)に高僧弘信上人が、堀越城外萩野の地に三宇の伽藍を造営し開基。
慶長十四年(1609)二代津軽藩主信枚が弘前城を築いた折、鬼門に当たる田町へ移
転し弘前八幡宮別当となり、そこに十二ヶ寺の塔頭寺院を擁していた。
明治三年(1870)神仏分離令により支配下の多くの寺院を合併して田町より当地へ移転した。その頃まで当地には、大圓寺という真言宗の寺院があったが、その大圓寺は大鰐町蔵館の高伯寺と合併しそこへ寺格を移転した。
当院は五重塔や本堂、諸堂、境内地など旧大圓寺の総てを受け継ぎ、現在に至っている。
まずは本堂にてお参り。
本堂の奥には大日如来坐像が見えるが、あまりに遠い為にちゃんと確認出来ない。
かなり大きなサイズだが、仏像としては明らかに新しいもので、あまり興味がそそられはしなかったが。
明らかに他の参拝客の邪魔になっている挙動不審な仏像マニアでした。
隣の護摩堂は、以前の大円寺の本堂であったが、現在は牛頭天王が祀られていた。
この牛頭天王像は仏像としてはなかなか見応えがある。
青に塗られた体躯が美しく、ポーズもカッコいい。
牛頭天王像自体珍しいので、とても貴重な仏像を拝めた。
とても見応えがあるが、他の参拝客は誰一人ここには来ない。
所詮、物欲深き暇人しか来てないようである。
他にも小堂が数ヶ所あるが、暗くてよくわからんかった。
そして五重塔へ。
ま、近くで見るとあまり見応えはないが、これは遠くからみてなんぼの塔である。
八坂神社もまあ見事に人がいない。
須佐之男尊が祀られているが、須佐之男尊は水の神であり、近くの南溜池(現在の野球場)を守っていたとの事だ。
もともと牛頭天王もここに祀られていて、神仏分離令によって分かれた。
そういえば今年は「卯年」であるが、最勝院は卯年の「津軽一代様」である。
卯年の守り本尊は文殊菩薩であるが、ここの本尊は大日如来である。
大日如来は未申の守り本尊であるが、未申の一代様は大鰐の「大円寺」が受け継いだので、文殊菩薩も祀ってある最勝院が卯年の一代様になったのは歴史的価値もあるだろうが、ちょっと強引ではある。
そんなわけで、次回から「津軽一代様」巡りを行うが、ここ最勝院は前哨的に訪れたという事にしておく。
卯年の一代様は最勝院と、茂森の「天満宮」の2ヶ所あるので、どちらか好きな方を選べるが、ほとんどの人はこちらの最勝院に訪れると勝手に予測する。
それはさておき、最勝院は弘前に於いては一番見どころがある寺院だとは思うのだが、久し振りに訪れるとまた新しい見方で楽しむ事が出来ました。
東北一の美塔「五重塔」を擁する最勝院は、本堂、護摩堂、如意輪観音堂、五智如来堂、護摩堂、聖徳太子堂、薬師堂、庚申堂から成る。
隣には八坂神社もある。
正月二日目なので、客はそこそこ賑わってました。
金剛山光明寺最勝院と号すこの寺院の宗派は真言宗智山派の密教である。
本尊は大日如来で、秘仏として五智如来、猫突不動明王、文殊菩薩、聖徳太子、牛頭天王、歓喜天、青面金剛、如意輪観世音菩薩等を祀る。
最勝院の歴史はこちら。
天文元年(1532)に高僧弘信上人が、堀越城外萩野の地に三宇の伽藍を造営し開基。
慶長十四年(1609)二代津軽藩主信枚が弘前城を築いた折、鬼門に当たる田町へ移
転し弘前八幡宮別当となり、そこに十二ヶ寺の塔頭寺院を擁していた。
明治三年(1870)神仏分離令により支配下の多くの寺院を合併して田町より当地へ移転した。その頃まで当地には、大圓寺という真言宗の寺院があったが、その大圓寺は大鰐町蔵館の高伯寺と合併しそこへ寺格を移転した。
当院は五重塔や本堂、諸堂、境内地など旧大圓寺の総てを受け継ぎ、現在に至っている。
まずは本堂にてお参り。
本堂の奥には大日如来坐像が見えるが、あまりに遠い為にちゃんと確認出来ない。
かなり大きなサイズだが、仏像としては明らかに新しいもので、あまり興味がそそられはしなかったが。
明らかに他の参拝客の邪魔になっている挙動不審な仏像マニアでした。
隣の護摩堂は、以前の大円寺の本堂であったが、現在は牛頭天王が祀られていた。
この牛頭天王像は仏像としてはなかなか見応えがある。
青に塗られた体躯が美しく、ポーズもカッコいい。
牛頭天王像自体珍しいので、とても貴重な仏像を拝めた。
とても見応えがあるが、他の参拝客は誰一人ここには来ない。
所詮、物欲深き暇人しか来てないようである。
他にも小堂が数ヶ所あるが、暗くてよくわからんかった。
そして五重塔へ。
ま、近くで見るとあまり見応えはないが、これは遠くからみてなんぼの塔である。
八坂神社もまあ見事に人がいない。
須佐之男尊が祀られているが、須佐之男尊は水の神であり、近くの南溜池(現在の野球場)を守っていたとの事だ。
もともと牛頭天王もここに祀られていて、神仏分離令によって分かれた。
そういえば今年は「卯年」であるが、最勝院は卯年の「津軽一代様」である。
卯年の守り本尊は文殊菩薩であるが、ここの本尊は大日如来である。
大日如来は未申の守り本尊であるが、未申の一代様は大鰐の「大円寺」が受け継いだので、文殊菩薩も祀ってある最勝院が卯年の一代様になったのは歴史的価値もあるだろうが、ちょっと強引ではある。
そんなわけで、次回から「津軽一代様」巡りを行うが、ここ最勝院は前哨的に訪れたという事にしておく。
卯年の一代様は最勝院と、茂森の「天満宮」の2ヶ所あるので、どちらか好きな方を選べるが、ほとんどの人はこちらの最勝院に訪れると勝手に予測する。
それはさておき、最勝院は弘前に於いては一番見どころがある寺院だとは思うのだが、久し振りに訪れるとまた新しい見方で楽しむ事が出来ました。