ミカン科の木に揚羽の幼虫が現れる時期。点々と黒い一齢虫が見え隠れしています。四齢虫の派手な色合いになると特に目立ち、臭角とのコントラストも面白く、突付いては臭角を出すのを楽しむ遊びをしたものです。この時期は、そんなことを教えてくれた祖母のことを思い出す時期でもあります。
「今はねぇ」
カラフルな色合いに興味が湧いて
長く楽しんできたものだけど
植物を育てるようになると
ミカンの木も可哀想になってしまって
遠慮も無く産卵していくものだから木は丸坊主
放っておいても木が弱るだけなので
今は数の制限と管理しているミカンの木
ひらひらと舞う揚羽の姿に来たなと思い
気付いた黄色い卵は処理しておいたけれど
目に付かないものが数多く孵化してやっぱりの黒い数
今は殺虫剤の時期でもあるからこの数も数日の内には減っていくのだろう
それでも、数匹の生き残りがいた昨年を思えば
私の処理はまだ甘い揚羽の生命力
今は害虫になってしまった美しい蝶の幼虫