一昨日から、とても怠くて夕飯の支度が億劫になってしまいました。
寝ていても寝苦しくて、やはり夜間はクーラーを入れるべきかなと思いつつ、扇風機でしのいでいます。
窓からはそれなりに涼しい風が入るようですが、暑気に当たってしまったのでしょうか?つらいものがあります。
海やプールに行く気にもなりません。反対に温泉でのんびりして、クーラーの効いた部屋で1日過ごしてこようかなどと考えたりします。
とめども無いことばかり頭に浮かび、ここに書いてみようかどうしようか考えたりしていました。
大抵は過去の出来事です。題字が浮かんでその後本編が思いだされるという具合です。具合が悪いんでしょうか?
今日の題字は『○○時代の最低!な事』
○○時代の事、私には、かねてから好きだなぁと思っていた男子生徒がいました。面白い事を話す人で、いつもクラスの皆を笑わせていました。
先生が評して、「必ずクラスに1人くらいはお前のような面白いというか、うるさい人間がいる。」という人でした。
特に彼氏にしたいとか、付き合いたいというまでの気持ちはない人でしたが、クラスが分かれた時、『ああもうあの楽しい話が聴けないのだ。』
と、心の中に寂しい隙間風が吹いたものでした。それは確かに私の日常からその人を欠いたという寂しさでした。
が、まだ在校中であり、校内にお互い居たわけですから、自然彼を目にしたり話を聞く機会もあり、喪失感は日ごと次第に薄らぎ、彼の不在にその内慣れてしまったものでした。
彼は時折私のクラスにも面白い話をしに来てくれたので、それだけで私は十分話に酔いしれることができ、心満たされたからでした。時には彼の話につられ、声のする方を見て笑ったりする事もままあったのですが、お互いに視線があったり、面と向かって顔があったりすることは全くない人でした。
さて、そんなある日の事、その日はどういうわけか彼の話声がする方向を向くと、彼はきちんとこちらを向いていました、不思議に彼と視線が合うのです。そんなことが3回ほどあって、思わず面白くてにっこり笑うと、彼もにっこり、やはり笑顔と笑顔、お互いの視線も合いました。
不思議ですね、幸福な予感めいたものがほのぼのと湧きます。
何の予感かというと恋の予感です。
そして、下校時のホームで、私は彼に声をかけられました。
「君は僕のことが好きでしょう?」(丁寧に書くとこうです)
思わず頬を染めて
「ええ、好きです」(これも丁寧に書くとこうです)
という答え。
この答えを言ったのは私の横に並んでいた友人でした。
思わずのけぞったという私でした。
びっくり!、を一瞬笑顔に変える私でした。
「僕も好き」そんな声を横に聞きながら、内心『最低!』と思った私でした。
何が最低かというと、私の立場です。
もう少しで思い違いをして「ええ、好き!」といわなくてよかった。
どんなにバツの悪い思いをしたかと思うと、
もう最低!と思わずにいられませんでした。
また、私に言っているんじゃないの?、というような3人で修羅場になるというようなことがなくてよかった。
私は口をつぐんだまま、微笑んで、先に行っていてくれという友人と彼を残して駅を後にしました。
帰宅途中、「最低!」の言葉が何度心に浮かんだことか。
電信柱にがっくりと反省のポーズ、何かもしていたかもしれません。
私は色々なことを考えていました。
前学年で、彼は男色だと聞いていたこと、学年が変わって彼女と同じクラスになった時、男色だというけど面白い人で私は好きだと言ってあったこと、今日いつも友人と一緒だっただろうか?という疑問。なぜあんなに普段と違って視線が彼と合ったのか、しかもニッコリ笑顔迄交わし合うなんて。もう!もう!
最低!
私が、彼女が、彼が?
思い出すたびに、最低!
な私の○○時代の出来事なのでした。