私はこのレストランで、勧められるままに(多分、お飲み物もいかがですかというような店員さんの言葉があったようです。)ドリンクを頼むことにしました。喉が渇いていたことに気付いたからでした。また、ピザは今から作るそうで時間がかかるという事でした。それを待つ暇つぶしの上でもお茶はよい選択でした。
メニューを眺めてみます。アイスティ、レモンティを頼むことにしました。ピザの方はテイクアウトをお願いしました。私がテイクアウトというと、
「take away.…? 」
と聞かれます。テイクアウト!とテイクアウェイ?を、3回程繰り返して、ここでは外国人の私が、現地の人の言葉に逆らう言われも無いなぁと漸く気付来ました。私はYESと答えるのでした。
『そうか、英語ではtake awayというのだな。』と気付いたのです。テイクアウトは和製英語なんですね。ここで私はこの事を1つ覚えました。オーストラリア旅行は英語に関しては実り多き旅行でした。日本語と英語の違いを多く感じ取らせていただけた旅でしたからね。とても嬉しくて、英語への親しみが湧きました。私にとって苦手だった英語を身近に感じ、好意的な興味が湧きました。私は帰国してから図書館でオーストラリア関係の本を何冊か借りて来て読みました。また、資料なども取り寄せて読んでみました。
注文を済ませてピザが出来上がるまで、示されたテーブル席の方で待つことになりました。お茶もテーブルまで運んでもらえました。こちらはウエィターさんが笑顔で運んで来ました。彼は何となく意味ありげな笑顔でお茶のグラスをテーブルに置いて行きました。私は怪訝に思いましたが、兎に角アイスレモンティーを頂こうとしてストローでグラスの中身をかき混ぜようとしました。そして気付きました。グラスの琥珀色のお茶の中に、櫛型のレモンがどっさり入っていました。日本では普通、グラスの上に薄い輪切りのレモンが1切れ乗るだけです。それが、櫛型です。ざく切りです。縦に4つ切りか8つ切りにしたレモンが1つのグラスにどっさりと4、5個入っていました。
『暑い所だからレモンがよく穫れるのね。』それでこの大盤振る舞いなのだ、と私は勝手に解釈して感動してしまいました。そしてそれから、ツンツンとストローでレモンの果汁を紅茶の中に押し出すと、よく冷えたレモンアイスティーの味を堪能してひと休みしたのでした。
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