Jun日記(さと さとみの世界)

趣味の日記&作品のブログ

1463回 「ダンボール」

2011-11-18 13:23:50 | アート・文化
 荷物の片付けをしていると、ダンボールが目に付きます。引越し準備をしているような気分になります。
     「ダンボール
 重なったブラウンダンボールの波々
白い箱や文字の中身を思い浮かべながら
いつの間にか過ぎた日々
すっきりと片付けて折畳んでしまえたら
さぞかし気持ちがよいだろう
綺麗な四角や凹んでしまった蓋
白いテープ開け口をなぞりながら
埃入らぬようにと気遣う時折の日々
久しぶりに紐解いてみれば
時も過ぎて物憂い
まだ真新しく見えるものもあるダンボールの箱々

1462回 「久しぶりにちらし寿司」

2011-11-15 11:27:50 | アート・文化
 特にまじめに考え込んでいるわけでもなく、つまらないものを書いてしまったと今日は2回目。
気分一新して、何か美味しいものでも食べようかしら。
     「久しぶりにちらし寿司
 赤いシールのワゴン
乾物が目にとまったのでにこり
今日の元気とやる気にかけて
思いがけずのちらし寿司は久しぶり
干し椎茸に干瓢
甘い醤油の匂いと酢飯の香り
思いのほかに手の込んだ具材に
家庭の香りを添えればこれが
我が家のちらし寿司の一つに違いない

1461回 「曇りガラス」

2011-11-15 11:13:43 | アート・文化
 最近はキノコ狩りに行くことがなくなりました。山の中に分け入って探すということもなく、山にも行かない、栗でさえ拾いに行く事もない、本来の自然に出会わない事が多い生活かもしれません。
今日は介護の調査員の人が来て、質問されて答える父の声を聞きながら別室でばたばた、同席してもよかったのですが普段は母が看ている?んでしょう多分
特に呼ばれることも無かったので任せておきました。 
     「曇りガラス
 透かしてみようかなと思う曇りガラスの向こう
注意して聞いてみる部屋の向こう
少しずつ、少しずつ、生活の変化を受けとめて
曖昧で微妙なガラス窓の曇りは
内と外を隔てる伝達と防衛
少しずつ、少しずつ、取り組んでみる日々の営み
明るくて翳る凹凸の面は
これが世間一般の柵というものなのだろう

1460回 「何回目かの雨の日曜日」

2011-11-13 10:34:24 | アート・文化
 雨の日曜日になりました。
今日は姪たちの習い物の発表会があるということで、母が1人出掛けていきました。送ってもよかったんですが、電車で行くというので自己判断にお任せしました。
     「何回目かの雨の日曜日
 時雨れて寒い
多分寒そうな雨の日曜日
何回見ても美しい映画
いろんなことを考えてしまう
人生、家族、仕事、そして…
永遠や愛情や善悪や…
2度目には続きを望み
3度目にはこのままの余韻を望み
美しい花火のようにこの回でよいのだと思う
何回かの雨の日曜日
手いらずを望まれ人のよく好意そのままに
何回か思う気持ちの過ぎた雨
今日はそのまま時雨れて送る
それでよいのだと思う何回かの雨の日曜日

1459回 「新しいコーヒー」

2011-11-12 09:41:26 | アート・文化
 毎日のお惣菜、そんな事を思わせるテンプレートです。
今日はとてもよいお天気になりました。一手間かけた料理でも作りたくなる気分です。
     「新しいコーヒー」
 新しいコーヒーはうきうき気分
美味しさと香りに期待うきうき
パックを開く時のピンク色のハート
熱いお湯を注ぐ時の待ち遠しさ
たっぷりのマグカップを選んで
十分に溢れるほどに注ぐとほっとする
新しいコーヒーの朝
  (豆ならいいんですが、メーカー等のない私の場合はインスタント)