ブダニールカンタを訪れたのは 5度目の訪問 2009.4/21日のことです。
ブダニールカンタはカトマンドゥの北の方、10Kmほどのところにあります。
かつての王宮、今は国立博物館になっている西側の塀に沿って、日本大使館の前を通り、大統領府、アメリカ大使館の前も通り過ぎ、リングロード (カトマンドゥの中心から3~4Kmのところを環状に走る道路)を横切って北へどんどん進みます。
途中、竹のたくさん生えているところが目立ちました。 ここの地名はバースワリといって”竹のある場所”と言う意味だそうです。 昔はこのあたりは山か林だったと思われますが、今は新しい家がぎっしり立ち並びすっかり新興住宅地の体をなしています。 多くはカトマンドゥに通勤する人たちが住んでいるとのことです。
その町も通り過ぎ、ブダニールカンタまではカトマンドゥから車で40分も走ったでしょうか・・・
ブダニールカンタ (ブダニールカンタ=ビシュヌの別名)
ヴィシュヌの別名に 「ナラヤン」 もありますが、ここの本当の地名は 「ナラヤンタン」 といいます。
あまり広くない境内には大きなヴィシュヌのヘビのベッドがあります。 実はヘビではなくコブラ。 このコブラのことをセサナーガといいます。 この石像は7世紀のもの。
水に浮かぶそのベッドにはヴィシュヌが横たわっています。 この日は工事中で水が抜かれて・・・
ヴィシュヌの住むところをヴァイクンタといい、ヴシュヌのことをヴァイクンタナラヤンともいいます。
ヴァイクンタはどこかわからないけれど海の中にあると言われています。 そのため、このヴシュヌの像が水に浮いているわけです。
ヒンドゥー教徒以外は中に入れないのですが、工事中のこの日はお参りの人たちも中には入れず。 入口でのお参りにも長い行列ができていました。
たまたま境内を歩いていらっしゃった一人の僧とディネシュさんが話をしていたので 「一緒に写真に収まって頂けますか」 とお願いしたところ、「いいですよ」ということでこの一枚が・・・ 後ろにお参りの人の行列が見えます。
あとで聞いたところによると、この方は 「マハンタ」と言って、プジャーり(司祭)よりも位の高い方とのこと、恐縮してしまいました。 ラクシュミーの寺に少しのご寄付をさせて頂いたのでそれで許して頂くことに。 感謝!
ちょうど額にティカをつけてもらったばかりの女の子にも会いました。 真ん中にはパール、その下に黄色で U の形が描いてありました。 この黄色の U のマークはヴィシュヌの印、赤いティカは神の恩恵を示すそうです。
境内にはヴィシュヌの妃・ラクシュミーの寺もあります。(ここもヒンドゥー教徒以外は入れません)
なぜか、ブロマー(宇宙創造神)の妃・サラスワティー(弁才天)の像もありました。
サラスワティー(サラソティーと聞こえる)はハ~ンス(アヒル)に乗りビナーという楽器を持つ姿であらわされます。(その歌があるそうでキランさんが歌ってくれました)
外に出ると私の好きな食べ物 アルチョプ(輪切りにしたジャガイモに香辛料などで味付けし揚げたもの)が売られていたのでディネシュさんと買って、その場で食べました。(残念、食べるのに夢中で写真を撮らなかった!)
ハエが止まっていたりしますがもう一度揚げ直してくれますので気にしなくてもいいでしょう。 揚げたては又格別美味しいです。ほかにも美味しそうなものがいろいろありました。 タメルの揚げ物やさんでも売られています。
サモウサ
シェル
パコダ
ジェリー
このあと、シヴァプリ国立公園の入り口にある瞑想センターに回りました。 ブダニールカンタからは車で10分くらいだったかと・・・ 坂道を少しづつ上って行きます。
シヴァプリ国立公園 入山料 250ルピー
公園の広さは144平方Km。 シヴァプリ山(2732m)に登る人はここで入山料を払ってから登り始めます。 自然のままの動物、植物、それに珍しい蝶もたくさんいるため訪れる人も多いそうです。
途中のゴンパまで約1時間30分。 頂上はまだその先。 私は登山は遠慮しました。
瞑想センター
シヴァプリ国立公園の入り口の右手にある立派な黄金の建物は、ここに来る途中からもよく見えます。
敷地内にはたくさんの建物があり、多勢の人が瞑想をしているそうです。 瞑想の時間帯に訪問してしまった為、中を見せて頂くことは出来ませんでした。
中を見たい方は時間の確認をしてから訪問したほうがいいでしょう。
同じ宗派の瞑想センターは京都や千葉にもあるそうです・・・
この日は、 ”ルドラクチャー”のことを聞くため、帰りにカトマンドゥの植物研究所に寄りました。
数珠のように見えるこれは、一粒一粒をルドラクチャーといい、数珠のようになったものを ”ルドラクチャー・マッラ”といいます。 一連で108個のルドラクチャーがついています。
「これって菩提樹の実?」 という私の疑問を解決するためにディネシュさんがわざわざ植物研究所の所長さんにアポをとってくれたのでした。
そこで教えてもらったのがルドラクチャーは菩提樹の実でもなければ沙羅双樹の実でもなく”ルドラクチャーの木”の実 だということでした。
くるみのようですが、数珠にするわけですからくるみよりはずっと小さいものです。
堅い実の外側に何本かの縦の線がありますが、この線が1本だけのものは超高価なのだそうです。
かたーい実の中に朝顔の種ほどの種が4~5個入っていますが、カトマンドゥのように乾季に湿気の少ないところではなかなか芽を出してくれないそうです。
そのためカトマンドゥにはほとんどなく、ネパールでも東の方、ボージュプールというところに行けばたくさんあるということでした。
只今カトマンドゥで育てるべく研究中だそうです。 この研究所でただ一本芽を出した貴重なものがこれ。 なんだかコーヒーの木に似ているような・・・
この実をいくつか戴いてきましたので、後日ディネシュさんの家でも鉢に植え、日本の我が家でもベランダの鉢に植えました。 が、一向に芽を出す気配はありません。
忘れたころに芽を出すかもしれないと言ったのはディネシュさんだったかな?
※10年後の2019年、まだ芽を出していません。 時々鉢をひっくり返すとそのままの実が現れたりしま す。
ブダニールカンタはカトマンドゥの北の方、10Kmほどのところにあります。
かつての王宮、今は国立博物館になっている西側の塀に沿って、日本大使館の前を通り、大統領府、アメリカ大使館の前も通り過ぎ、リングロード (カトマンドゥの中心から3~4Kmのところを環状に走る道路)を横切って北へどんどん進みます。
途中、竹のたくさん生えているところが目立ちました。 ここの地名はバースワリといって”竹のある場所”と言う意味だそうです。 昔はこのあたりは山か林だったと思われますが、今は新しい家がぎっしり立ち並びすっかり新興住宅地の体をなしています。 多くはカトマンドゥに通勤する人たちが住んでいるとのことです。
その町も通り過ぎ、ブダニールカンタまではカトマンドゥから車で40分も走ったでしょうか・・・
ブダニールカンタ (ブダニールカンタ=ビシュヌの別名)
ヴィシュヌの別名に 「ナラヤン」 もありますが、ここの本当の地名は 「ナラヤンタン」 といいます。
あまり広くない境内には大きなヴィシュヌのヘビのベッドがあります。 実はヘビではなくコブラ。 このコブラのことをセサナーガといいます。 この石像は7世紀のもの。
水に浮かぶそのベッドにはヴィシュヌが横たわっています。 この日は工事中で水が抜かれて・・・
ヴィシュヌの住むところをヴァイクンタといい、ヴシュヌのことをヴァイクンタナラヤンともいいます。
ヴァイクンタはどこかわからないけれど海の中にあると言われています。 そのため、このヴシュヌの像が水に浮いているわけです。
ヒンドゥー教徒以外は中に入れないのですが、工事中のこの日はお参りの人たちも中には入れず。 入口でのお参りにも長い行列ができていました。
たまたま境内を歩いていらっしゃった一人の僧とディネシュさんが話をしていたので 「一緒に写真に収まって頂けますか」 とお願いしたところ、「いいですよ」ということでこの一枚が・・・ 後ろにお参りの人の行列が見えます。
あとで聞いたところによると、この方は 「マハンタ」と言って、プジャーり(司祭)よりも位の高い方とのこと、恐縮してしまいました。 ラクシュミーの寺に少しのご寄付をさせて頂いたのでそれで許して頂くことに。 感謝!
ちょうど額にティカをつけてもらったばかりの女の子にも会いました。 真ん中にはパール、その下に黄色で U の形が描いてありました。 この黄色の U のマークはヴィシュヌの印、赤いティカは神の恩恵を示すそうです。
境内にはヴィシュヌの妃・ラクシュミーの寺もあります。(ここもヒンドゥー教徒以外は入れません)
なぜか、ブロマー(宇宙創造神)の妃・サラスワティー(弁才天)の像もありました。
サラスワティー(サラソティーと聞こえる)はハ~ンス(アヒル)に乗りビナーという楽器を持つ姿であらわされます。(その歌があるそうでキランさんが歌ってくれました)
外に出ると私の好きな食べ物 アルチョプ(輪切りにしたジャガイモに香辛料などで味付けし揚げたもの)が売られていたのでディネシュさんと買って、その場で食べました。(残念、食べるのに夢中で写真を撮らなかった!)
ハエが止まっていたりしますがもう一度揚げ直してくれますので気にしなくてもいいでしょう。 揚げたては又格別美味しいです。ほかにも美味しそうなものがいろいろありました。 タメルの揚げ物やさんでも売られています。
サモウサ
シェル
パコダ
ジェリー
このあと、シヴァプリ国立公園の入り口にある瞑想センターに回りました。 ブダニールカンタからは車で10分くらいだったかと・・・ 坂道を少しづつ上って行きます。
シヴァプリ国立公園 入山料 250ルピー
公園の広さは144平方Km。 シヴァプリ山(2732m)に登る人はここで入山料を払ってから登り始めます。 自然のままの動物、植物、それに珍しい蝶もたくさんいるため訪れる人も多いそうです。
途中のゴンパまで約1時間30分。 頂上はまだその先。 私は登山は遠慮しました。
瞑想センター
シヴァプリ国立公園の入り口の右手にある立派な黄金の建物は、ここに来る途中からもよく見えます。
敷地内にはたくさんの建物があり、多勢の人が瞑想をしているそうです。 瞑想の時間帯に訪問してしまった為、中を見せて頂くことは出来ませんでした。
中を見たい方は時間の確認をしてから訪問したほうがいいでしょう。
同じ宗派の瞑想センターは京都や千葉にもあるそうです・・・
この日は、 ”ルドラクチャー”のことを聞くため、帰りにカトマンドゥの植物研究所に寄りました。
数珠のように見えるこれは、一粒一粒をルドラクチャーといい、数珠のようになったものを ”ルドラクチャー・マッラ”といいます。 一連で108個のルドラクチャーがついています。
「これって菩提樹の実?」 という私の疑問を解決するためにディネシュさんがわざわざ植物研究所の所長さんにアポをとってくれたのでした。
そこで教えてもらったのがルドラクチャーは菩提樹の実でもなければ沙羅双樹の実でもなく”ルドラクチャーの木”の実 だということでした。
くるみのようですが、数珠にするわけですからくるみよりはずっと小さいものです。
堅い実の外側に何本かの縦の線がありますが、この線が1本だけのものは超高価なのだそうです。
かたーい実の中に朝顔の種ほどの種が4~5個入っていますが、カトマンドゥのように乾季に湿気の少ないところではなかなか芽を出してくれないそうです。
そのためカトマンドゥにはほとんどなく、ネパールでも東の方、ボージュプールというところに行けばたくさんあるということでした。
只今カトマンドゥで育てるべく研究中だそうです。 この研究所でただ一本芽を出した貴重なものがこれ。 なんだかコーヒーの木に似ているような・・・
この実をいくつか戴いてきましたので、後日ディネシュさんの家でも鉢に植え、日本の我が家でもベランダの鉢に植えました。 が、一向に芽を出す気配はありません。
忘れたころに芽を出すかもしれないと言ったのはディネシュさんだったかな?
※10年後の2019年、まだ芽を出していません。 時々鉢をひっくり返すとそのままの実が現れたりしま す。
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