旧い街並みを歩くこと20分以上。着いた広場がタチュパル広場です。 カトマンドゥでもパタンでもそうでしたが、かなり歩くのと道路もでこぼこしているのでスニーカーのような歩きやすい靴がいいですね。
② タチュパル広場
この広場にあるのがダッタトラヤ寺院、ビムセン寺院、プジャリマートなどマッラ王朝以前からあるという寺院や街並み。 広場に面してピーコックレストランなどもあります。
ダッタトラヤ寺院
ダッタトラヤとは、以前紹介したネパールの三大神であるシヴァ、ヴシュヌ、ブラマーが一体となったもの。 一つの寺に三つの神さまを祀っているのは珍しいとのことです。
表から見えるのは顔が三つ付いているこの絵だけで、お参りをしても中は暗くて何も?見えませんでした。
1424年の起源。 バクタプールでは最も古く、プース月(12月中旬~1月中旬)の水曜日や2月中旬のシヴァラートリーにはインドからもたくさんの人がお参りに来るそうです。
お参りを済ませて階段の上からピーコックレストランの方を見るとこんな感じです。
ビムセン寺院
ダッタトラヤ寺院の向かいにあるのがビムセン寺院です。
カトマンドゥやパタンにもありました。 商売の神様が祀られています。
次はダッタトラヤ寺院の後ろ(裏手)になるかもしれませんが・・
プジャリマート 現在は木彫美術館 プジャリ=司祭者
カメラの持ち込みには別途料金が必要とのことでしたがそれは入館料なのかもしれません。(100ルピー)
最初は王様のアドバイザーの住まいでした。その後僧院となり今は木彫美術館になっています。
↑ここが入口 中庭はここを入った奥になります。
入口をくぐり奥に抜けると中庭があります。
昔々、相談事のある人は、王様も庶民もこの中庭から2階の格子窓の内側にいる位の高いお坊さんに向かって相談をしました。 格子窓があるため1階の相談者からは2階のお坊さんの顔を見ることは出来ません。2階の僧侶からは相談者の顔が見えるようになっています。
美術館へは狭くて急な階段を上って行きます。
彫刻好きにはたまらない素晴らしいものがたくさんあります。
そしてこのどこかにガネシュと二人の妃・リッディ、シッディが一緒にいるものがあるはずです。(残念ながら写真がありません)
ここからガイドブックでも有名なピーコックウインドウ(孔雀の窓)を見に行きましょう。
ネワール彫刻の最高傑作といわれるピーコックウインドウは、先に見た木彫美術館(プジャリマート)の外壁の2階部分についているのです。1階はお土産やさんです。
この細い路地を少し入ったところにあります。 ここも気を付けて探さないと通り過ぎてしまいます。
見てきたばかりの私に「ピーコックウインドウはどこですか」とガイドさんなしの韓国の方が尋ねてきましたので、「この奥、右側ですよ」と教えてあげました。
孔雀の窓(ピーコックウインドウ)
建物の中にあるわけでもなく、ましてやガラスケースに入っているわけでもなく、風雨にさらされ放題です。 それなのによくまあ数百年も(15世紀から?)保っているものと感心してしまいます。
高いところにあるので、写真を撮るのはとても難しいところですが、運が良ければ向かいのお土産やさんの2階の窓から撮らせてもらえるかもしれません。 それなりの心遣いは必要ですが・・・
孔雀の窓を見たら、少し奥の通りも歩いてみませんか。
この町は裏通りもとてもきれいです。 そしてそこではごく普通の生活が営まれています。
糸を紡ぐのも外での仕事。 ところどころにある共同井戸では、滑車もなく手で水を汲みあげています。
洗濯も通りでします。 座り込んでおしゃべりも・・
山羊もつながれています・・
これはお祭り用?
とびらに字が書かれていました。 思わず、アリババと40人の盗賊の話を思い出しました。
ここらへんで又表通りに戻り、③のトウマンディ広場に向かいましょう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます