2016.4.9(土)
2月の末にお知り合いになったばかりの山元加津子さん(かっこちゃん)ですが、今回で3度目の講演会に出かけました。
もう20年も30年も前からこのような講演活動をなさっていたそうですが、私はフルタイムで働いていたため、テレビを見る時間も少なかったせいか、山元さん(かっこちゃん)の番組も見たことはなく、もちろん講演活動をしていることなど全く知りませんでした。まだまだ日本国内でも私のような人は多いのではないでしょうか?
今日は横浜・桜木町駅のすぐ前(西口)にある健康福祉総合センターでした。
あまり遠くではなかなか出かけられませんが、たまたまそう遠くないところでしたのでお伺いすることにしました。
前回と同じくやはり数十年ぶりに桜木町駅に降り立ちました。
駅前もまわりの様子も昔とは全く様子が違い、前回の浜町よりビックリポン!でした。
講演会のある健康福祉総合センターとは反対側の駅の東口から見た風景です。
市内の観光名所を巡る “赤いくつ” バス乗り場もあります。
歩道橋に上がってみると・・。
振り返って駅の方をみたところ。左上に見えるビルが講演会のある健康福祉総合センターです。
横浜にはかっこちゃん支援のグループがずいぶん前からできていたらしく講演会を開いたスタッフの方々はみなさん“白雪姫プロジェクト”のTシャツを着ていらっしゃいました。(写真撮ればよかった・・)
講演会の前に、かっこちゃんと脳幹出血を起こした宮ぷーこと宮田俊也さんのことを題材にしたドキュメンタリー映画 “僕のうしろに道はできる”~奇跡が奇跡でなくなる日に向かって~ の上映がありました。
映画はまだ観たことがなかったので今日はそれも楽しみの一つでした。
ひどい脳幹出血で、医師からは「食べることもしゃべることもできない植物状態で、これより良くなることはありません」と宣告された宮田さんを、それまで多くの子供たちと接してきて「いやそんなことはない、必ずよくなる!」という確信のあったかっこちゃんの献身的な介護、リハビリで、今では、人の手は借りているとはいえ一人暮らしをするまでになったという内容です。
ひとえにかっこちゃんの「大丈夫!絶対治る!」という信念があったからこそのことと思います。
一人暮らしをするようになった宮ぷーのところに毎日通ってリハビリを続けるために養護学校も退職なさったそうです。
こんな人ってなかなかいませんよね、ご自分一人だけでなくご家族もあるわけですから、よほど家族の理解や応援もないとできませんしね。 ご家族の方々もすてきな人たちなんだろうな~ と想像しています。
かっこちゃんの講演の前に
山中敏彦さん(JR東海に勤めていた35歳の時に脳幹梗塞を起こした)という方の講演がありました。
山中さんは現在40歳。ご本人の努力もあって今ではパソコンや伝の心(でんのしん)という音声変換装置を使い自分のことを発信したり、いろいろなところに講師として出かけたりもしていらっしゃるそうです。
その生きる、がんばれる源はご家族がいるから・・・ということでした。
子供に情けない姿を見せたくない・・・、本人いわく「生き地獄のような」「拷問のような」毎日だけれども、努力をしている生きざまを子供たちに見せることががんばれる源・・・なんだそうです。 もともと明るい性格を持ち合わせていらっしゃる方のようです。
次がかっこちゃんの講演。 右にいる方は手話通訳をして下さったスタッフの方です。
かっこちゃんの講演は、かっこちゃんが養護学校に勤めていた時に出会った子供たちとの交流、体験談や同僚の宮ぷーこと宮田俊也さんが脳幹出血を起こして突然倒れたときからのこと、「人間の体や脳にはものすごい回復力があり、あきらめなければ思いは伝えあえるし、きっと回復していくんだ・・・」ということを世界中の人に知ってもらいたい・・・という使命感に満ちたものです。
話し方、内容がホントにひきつけられるものなので、何度聞いても引き込まれてしまいます。
話しの中に指談(ゆびだん、しだん)という言葉が出てきますが、その指談を指導、広めていらっしゃるまきのじゅんこさん(かっこちゃんの隣)の紹介とご家族の応援もあってヒマワリの種を全国の方に送っているというあかりちゃん(右から2人目)の紹介もありました。
最後に大野剛資(おおのたかし)さんという方(生まれつきの脳性麻痺だそう)の講演で、お母様が通訳をしてくださいました。お母様の手のひらに字(記号?)を書いたものを読み取っての通訳です。
小さいころからなんでもわかっていたけれど、まわりの人には「この子は何にもわからない子」とみられていたそうです。
ある時、国学院大学のしばた先生にお会いする機会を得、指談という会話の方法を知り、今では生きる世界観が変わり、詩集を出版したり、指談の講師などもしているそうです。
司会の方が、「ご両親もとても明るい方です・・」と紹介していました。 なるほど・・・。
世の中には素晴らしい人たちがたくさんいるものですね、ふだん身近にいないと感じないことですが、講演会を機会にたくさんの方にお目にかかれ、お話も聞くこともでき、ホントに心が洗われ、勇気が湧いてきます。
余談ですが・・・
5/14(土)には少し遠いところですが、神奈川県大和市の高座渋谷(小田急江ノ島線)で、映画2本とかっこちゃんの講演会が開かれます。(10:00~途中1時間の休憩をはさんで17:00まで。入場料通しで1500円)
映画は私がまだ観たことのない 「1/4の奇跡 ~本当のことだから~」 と 「宇宙(そら)の約束」 の2本なのです。
どちらもかっこちゃんの経験、実話をもとにしたドキュメンタリー映画です。
是非行きたいところですが・・・、私は当日早朝にネパールから成田空港に戻ってくる日なので残念ながら行けそうもありません。
どなたかもう少し近いところで、上映会や講演会を開いて下さる方はいないかな~!? なんて期待してしまう都合のいい私がいます・・・。
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記事の一部でご紹介されている「指談」のことなのですが、私は、正直に申し上げて、とても危険なところのある方法なのではないか…と心配に思っています。(詳しい意見については自分のブログに書いています)
広めていらっしゃる方々は、大変な思いをしている方のため、本当の真心から、優しい気持ちで伝えていらっしゃる事とは思うのですが、危険もあるという部分についての注意も、もっと詳しく伝えた方が良いのではないか…と不安に思っています。
junjun様はあくまで講演に参加されただけのお立場ですし、このようにコメントするのはかえって迷惑なことかもしれないのですが、junjun様のお気持ちが万一何かの間違いに繋がってしまっては悲しいと思い、このようにお伝えいたします。何とぞご容赦頂ければ幸いです。長々と失礼いたしました。
私はまだ指談がどんな風になされるのかもわからない段階ですので、危険とか危険でないとかはまったくわかりません。
ただ、ブログ内の大野さんのように、指談が出来るようになって生きる世界観が変わったという方もいるのも事実ですので、誰でもが試してみる価値はあるのではないかと思っています。
どうしても自分には合わないと思えば他の方法を考えればいいですし、たまたまその方法がうまくいって生きる世界が変わればこんないいことはありませんし・・・。
ちなみに、大野さんの場合はお母様や彼にかかわるヘルパーさん全員が指談が出来るようになり、介護の質も向上したということですから指談が危険なものではなかったのでしょうね。
頭から「危険だからやめた方がいい」というより、一人一人がみんな違っていいのでしょうから、やってみたいと思う人、だれでもが、試してみて、合うか合わないか、危険か危険でないかはその人自身が判断したらいいのではないでしょうか・・・。 たとえ回り道であったとしても・・・と私は考えます。
「大野さんの周りの方たちが指談ができるという、それは本当に本当のことなのか」、junjun様にはまだ断言できないはずだと思います。なぜなら、それがどんな風になされているのか、危険なのか・危険でないのか、詳しくご存知ないのですから…。
みんながみんな不確かな暗示にかかってしまう、そんな奇妙なことも、残念ながら、実際にこの世界には起こりうることです。
まだわからない、とおっしゃるのでしたら、どうか、「とりあえず試してみて取り返しのつかない事態は絶対に起こらない…のかどうかもまだ分からない」、そんなふうに考えて頂ければと思います…。
本当に、こんなことを書いて、なんだか自分がひどい人間のようで、とても落ち込みます。でも、やはり、それでも時には「疑う」こともどうしても必要だと思います。素晴らしいお話を聞くのは幸せで嬉しい事ですが、それだけでは足りないと思うのです……どうか本当にお許しください。優しいお言葉でご対応いただき、どうもありがとうございました。
http://ameblo.jp/othello-iago/entry-12046063337.html
ブログ拝見いたしました。
危険なことという内容、よくわかりました。
しっかり心にとめておきたいと思います。
ありがとうございました。