junjunのはなまる日和&ときどきネパール

日々の暮らしとネパールのことなど・・・。

12度目のネパール  4.マテ村 ソーラー完成式典

2013-12-27 23:00:10 | ネパール
2013.12/14(木)

今日はサンガよりももっともっと奥に入るマテ村の訪問です。

ここは筋田さんが名古屋の大須ロータリークラブから 「電気のない村にソーラー発電を寄付したい」 と依頼され、この地を探し出し、苦労の末ソーラーを取り付けた村です。

あいにくこの日はバンダ(ストライキ)の真っ最中。 大須ロータリーさんの日程変更ができないため、移動にも危険があるということで、特別にPOLICE(3名)のガードを依頼しての訪問となりました。

晴れた乾季にそこに到着するまでの道のりも大変なものでしたが、雨季にそれを取り付けるための資材購入、運搬から取り付けまでの苦難はどれほどのものであったか十分に想像ができました。 特に運搬に関しては・・・! 

なにせ、プロのドライバーもおじけづくような山また山のそのまた奥の山あいの村でしたから・・・。


大須ロータリーの方々は私たちの住むサンガからはだいぶ離れたカトマンドゥに近い所に宿をとったので、朝6:30分にサンガ・ゲートで待ち合わせをしました。


ところが、何があったのか待てど暮らせど一向にあらわれず。なにか早くに出発できない事情があったらしい・・・。

そこでわれわれサンガのイチョウ旅館出発組の筋田さん、パンネくん、ミナちゃんと私は少し先のバネパまで行き、そこで待つことにしました。

バネパは大きな町です。


危険なバンダ中(ストライキ)なので、少しでも早く行き、早くにセレモニーを済ませて早くに帰る予定だったのですが、その予定が出発から大幅に狂ってしまいました。

2時間も遅れて合流。 朝食予定の地点で打ち合わせ。 


かたや、遅れている間に朝食を済ませてしまい、私たちサンガ組はその遅れのせいで、朝食も昼食も抜きになってしまったのでした。(トホホ)

最初のころこそチベットへと続く高速道路(アルニコハイウエイ)を走りましたが、途中からは、川を何度も渡り返し・・・細い山道の上りの続く悪路。

途中でのトイレ休憩は女性には向かない道端。



坂道があがれない!! 

私の乗っていた車(四駆でした)が、ズズズ~ッとあとずさり、肝を冷やしました。 みんな車から降りて車だけで上ることに。



ここはマテ村への難所の一つらしく、マテ村の青年たちが、何人も迎えにきてくれていました。 


ポリスのジープも後ずさりしたらしい・・・



 
一難去ってまた一難・・・ 

その先に進むと・・・ はるか下に見える村がこれから行くマテ村・・と分かると一人のドライバーが 「あんなところまで行けないよ~。」 と駄々をこねだした。 つづら折れと言っても一度では曲がりきれない細い山道となり、何度かハンドルを切りなおさないと進めないのです。 
 


それでもなんとか目的のマテ村の小学校に到着しました。 こんな素晴らしいところです!



村人総出でお出迎え。















そして校庭の隅にこんなりっぱなプレートも作られておりました。



歓迎の花輪が首にかけられました。フルコマッラ(花の首飾り)といいます。 ちなみに結婚式の時に男性がするものはドゥボコマッラ(芝の首飾りといいます)


大須ロータリークラブから子供たちへのプレゼント。


セレモニーが始まりました。


ミナちゃんがタマン語の通訳をしてくれます。



かわいいお嬢さんの歓迎のダンスが披露されました。




村人も一緒に楽しみます。





このあと、盛大なパーティーが行われるはずで、マテ村の方々の準備したお料理などが供される予定でしたが、時間の関係で早々に帰らねばなりませんでした。

村の若い人たちも、あの坂道をちゃんと登っていけるかと心配し、けっこう先まで送ってきてくれました。


筋田さんがソーラーを取り付けるために苦労して通ったことを知っている女性がとても残念がって何度も何度も挨拶をしてくれました。


朝早くから準備をしたマテ村の方々もがっかりされたということをあとで聞きました。



帰りも、山道が心配で心配で怖かったですが、何とか車から降りることなく上り下りすることができました。

行きには撮る状況でなかった川を渡る風景が帰りにはとることができました。

何度渡り返したことでしょう・・・。











この川渡りが終るとまもなくハイウエイに出ます。

そこで車の交換。 私と筋田さん、サロジくん、ポリス一人がジープの荷台に乗りました。





どれくらい走ったのでしょうか・・・

ナモーブッダへの分かれ道という地点のバッティ(茶店)で休憩。 朝から飲まず食わずでここまで来てやっとお茶を一杯飲むことができたのでした。


そしてここから見えたのがこの素晴らしいヒマラヤ・・・・ 夕日に輝く ズガルヒマール だそうです。 これまでの疲れが一気に吹き飛びました。  片道7時間の過酷な旅でした。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿