junjunのはなまる日和&ときどきネパール

日々の暮らしとネパールのことなど・・・。

12度目のネパール  6.メールダラ訪問 2日目

2014-01-09 15:57:09 | ネパール
2013.11/28(木)

メールダラ訪問1日目の晩は、11名+先生1名の総勢12名、学校の2階の一室で寝袋に入って雑魚寝でした。

今日2日目の朝は6時ころに目が覚め、外に出てみると・・・

わぁ~ メールダラも雲海の上だぁ~!! 日本では海抜5mのところに住んでいる私はこんな景色を見ることはまずないのでまたまた感激!


まもなくヒマラヤの山々にも陽が当たってきました。 左がズガルヒマールの一部ということで、右がガウリシャンカールだそうです。





こんな素晴らしい景色も、生まれたときから毎日見ていたら少しも珍しくもないのでしょうが、私はというと「言葉もない…」というのがホンネ。

私がボーっと景色を眺めていると、ピアニストの池田さんはボランティアに慣れているのか、校庭のゴミ拾いをして下さっていました。 それを見て私は又感激・・・! 

午後になって子供たちが帰ったあとの校庭のゴミが気になり、「いいことはマネしなくっちゃー」とゴミを拾って歩いたものです。

ですが、肝心の子供たちに 「ゴミってポイ捨てしてはいけないんだ」 という意識がないので(?)すぐに 「ポイポイ」 なんですね~。 はてさて、どうしたものか・・・? 「ここはネパ~ル!」で済ませてよいものか?!


それはさておき・・・

子供たちは私たちが泊まっていることを知っているので、朝早くからやってきて挨拶をしてくれます。


徐々に準備が進むと、何が始まるのかな~とじーっと待っています。


しばらくすると、ハイスクールの子たちも立ち寄って、興味深そうに見ていました。



2日目も訪問者全員に花輪のプレゼントがありました。



国歌の斉唱が始まりました。 この子供たちの歌声、スカイプ交信の時にも聞かせてもらいましたが、何ともすばらしい声なんです。(ウイーン少年合唱団にも負けないくらい・・!) そして、胸に手を当てて歌うところなど、日本は?と考えさせられてしまいます。




小さな子供はまだその作法が行き届いてないかな?


そして、大人は?  大人はこの新国歌(2007年制定)を知らない人もいるわけで、もちろん作法も習っていないので分からないのでしょう・・・?







腹話術の人形 “欣ちゃん” 登場

大阪から見えた腹話術師のサチコさんの腹話術が始まりました。  

人形の “欣ちゃん” の話すことを、ミナちゃんがタマン語に通訳して子供たちに話しかけます。 

サチコさんは欣ちゃんの陰に隠れてしまいましたが、銀杏旅館のサロジくんがバッチリ・・・。 

子供たちは初めて見る、聞く腹話術を不思議そうに見ていました。 どうして人形がしゃべれるんだろうか・・・と。


そのあと、即席で桃太郎の寸劇、 “欣ちゃん” と一緒に踊るダンスの披露がありました。

先生にも手伝って頂いて・・・。


腹話術師のサチコさんと飛び入りのお父さん。


このお父さんが、何ともお上手な踊り手で・・・ 大喝采!




こちらの先生にも仲間に入って頂きました。



このあと、大阪の方々から子供たちに文房具やぬいぐるみ、お菓子等のプレゼントがありました。








私からは何もないので、折り紙で作ったコマをプレゼント。


大阪からの方々はボランティアに慣れているためか、ちゃんと自分たちの名札を用意していましたが、今回、見学という形で参加させて頂いた私はじめタカコ子さんとご主人、通訳のミナちゃんは名札がなかったので、急遽こんな名札を作ってみました。 名前はネパール語で書きました。 左上・タカコ、 右・ユタカ、 下・ジュンコです。


名札後日談・・・
この名札をパスポートに挟んでいたタカコさんのご主人、税関を通るときなどとてもなごやかにスムースに行き来できたということです。


その、ご主人のユタカさんのドジョウすくいは即興でしたがこれまた素晴らしく楽しいものでした!




ここにもあのお父さん登場。 ホントに楽しい、楽しい人でした!




最後はみんなで踊り出しました。



このあと、池田さんの用意してくださったゴムで、ゴムとびをしました。
子供たち、ホントに楽しそうでしたよ。









高いのが飛べるのはどうしても大きな子ばかりになってしまいましたが、小さな子ももっと楽しめるよう、次回の課題が見えました。


この後、音響係のサロジくんがネパールのダンス音楽を流してくれると、今まで踊らなかった卒業生(たぶん)の女の子たちが踊り出しました。


気がつくと、ここにもあのお父さんが! もうおかしいったらありゃしない・・・。


最後に、スカイプ交信をした大須小学校の生徒さんから届いた習字を持ってもらい、写真に収めました。


このあたりで下校時間となり、ほとんどの人は引き上げました。

後に残った子供たち、女先生、ピアニストの池田さんも・・・ さらにダンス・ダンス・ダンス!!







そのダンスには加わらない一人の男の子がこんな草笛を作ってきて吹いてくれました。


 
やがて西の空に陽が沈み始めました。




2日目の晩も夕食の終わるのを待って続々と村人がやってきました。 昨日に増してたくさんの人(100人くらい)、狭い部屋にこんなにたくさん?! 2階の床が抜け落ちないかと心配になるほどでした。

昨日とはまた別の人たちが踊り出しました。









そして、夜は更け・・・ この日も9:00頃に散会となりました。



12度目のネパール  6.メールダラ訪問 1日目

2014-01-05 18:25:31 | ネパール
2013.11/27(水)

この日から2泊3日でメールダラの小学校を訪問します。 学校の名前は スリ ブメスワリ小学校です

大阪からお見えの女性4人は腹話術をして下さるというボランティアの方々。そのお仲間で東京在住のピアニスト・池田大介さん。 それに石川県からお見えの日野さんご夫妻、私も加えて頂き、筋田さん、ミナちゃん(タマンゴ通訳)、それに、音響係のサロジくんの総勢11人。 



朝7:30分出発の予定でしたが、みなさん7:00には準備O.K! 日本人ですねぇ・・・。

一杯のミルクティーを頂き、迎えのジープに乗り込みました。

途中、バネパを通り、景色のいいところで車を止めてもらいました。


その少し先でお茶休憩。



そのまた先では、これから使う2泊3日分の食料も買い込みました。




ちょうど子供たちの通学時間でした。 10時前ですね。



ここからはそう遠くないところにあるお魚のおいしいというレストランでブランチ。
確かに魚のから揚げはおいしかったです。 でもこの魚が高いのですよ!!




さてお腹もふくらんだところで又出発。

スクテというところまで行き、ここでつり橋を渡り、向こうで待つミルク運搬ジープに乗り換えです。 川は スンコシ川。


これがそのジープ。 先客あり。でもこのジープは筋田さんがチャーターしたもの・・。 そこはホレ、ここはネパール!



新しく造られた山道は旧道より30分も早く到着できるそう・・・

ところが・・、雨が降った後なのでしょうか、泥んこの山道ではスリップしてしまってジープもあがって行くことができず。 若い男性が車から降りて、行く先に大きな石を投げ込んでくれ、何度かの挑戦の末どうにか先に進めたり・・・


・・で、やっと目的地に到着。


・・と思ったけれど・・・ ホントの目的地の小学校はここから歩いて少し登ったところにありました。



学校に着くと、たくさんのこどもたちが迎えてくれました。


そして花の首飾りをかけてくれ、一人ひとりが花をプレゼントしてくれます。


こんなにいっぱいになってしまいました。




みんなで記念撮影。



このあと、こどもたちにはうれしい洋服のプレゼント。 

ひとり一人サイズを合わせながら上下を受け取り、すぐに着てみます。



この洋服は、日本だけでなく外国からも、日本の筋田家に送られてきたものを奥さまが仕分けをしてくださり、さらに日本からネパールを訪問する日本のボランティアの方々が銀杏旅館の筋田さんのところまで運んで下さるものなのです。 多くの人の心のこもった善意の贈り物です。



私は学校に着いてすぐ気がつきました。 この木が銀杏旅館前のチョウタラの木と同じだということに・・・。

その名はネパール名 “ラックリ” 日本名 「シデ」です。



このあとも筋田さんからのプレゼントが続きます。

メールダラの子供に欠けているもの、それは成長に不可欠な必須アミノ酸を生成するための肉、豆類、牛乳、魚、卵などのタンパク源。 その摂取を補うという意味で 干し肉 に加え キャンディーのプレゼントもありました。



食べた後はみんな歯磨きをします。 

数年前、虫歯の子がいることに気付き、筋田さんが歯ブラシ、歯磨き粉をプレゼントしたことから始まった習慣だそうです・・

一列に並んで先生から歯磨き粉をつけてもらいます。







そして、この水道設備も筋田さんが 「お腹を空かした子が、往復20分もかかる水場まで水を飲みに行く」 という話を聞いて、山のかなり上の方から水を引いて作ったものです。 これで遠くの水場まで行かなくても水も飲めるし歯磨きもできるようになったわけです。




水が引けたため水道の左隣にはこれまた新しいトイレもできました。(グレーの建物)


ちなみに校庭のまわりのフェンスとこのりっぱなゲートは、筋田さんを応援してくれているベルギーの方々の支援で出来たものです。 


このフェンスがない時はボールが落ちたらどこまで行ってしまうか・・・というところだったでしょうネ。 子供だって落ちたらあぶない・・・。




歯磨きのあと子供たちはそれぞれ下校しました。



残っていた子供たちは縄跳びをして遊んだり、リコーダーを聞かせてくれたりしました。


リコーダーに関してはまだ音を出しているだけ・・・という感じでした。 どなたかボランティアでメロディーになるよう教えて下さる方がいるといいのですが・・・!





夜になるとこれまたびっくり・・・ 


私たちの夕食の終わるのを待つようにして続々と村人が集まって来ました。 そして、ネパールダンスの始まりです。

集まった人のなかから自然と歌が始まり・・・


だれともなく踊りだし・・・




次から次へと留まることなくつづきます。 疲れを知らないすごい体力。


私たちも引っ張り出されますが、5分もしないうちに 「あ~っ つかれたぁ~」と座り込む始末。



夜も更け9:00近くなったので散会となりました。

帰り際も名残惜しそう・・・





※前回のブログのクイズの答え 
こどもたちがタイガーといって見ていた動物、じつは ヤマネコ だそうです。