2022.3.3(木) 富山・ガラス美術館と城址公園
今日は高岡駅前のホテルから富山に移動します。
普通電車で30分ほど。
到着した富山駅構内にはたくさんのポスターがありました。
その中のいくつか。
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1万3000尺とあるのが何枚もあり、何のことかな~と思いながら眺めました。
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市内のどこからか見た立山連峰の大きなポスターでしたがうまく撮れませんでした。
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今日あすは富山市内散歩と市内から立山連峰を眺める予定。
駅前で見つけたかわいいマンホールのふた。
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これはチューリップのデザイン? 違うかな?
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今晩の宿は駅から少し離れた街の中心部のホテルです。
富山市内では、昨年高岡で乗り損ねた路面電車に乗るのも楽しみのひとつ。
さっそく乗車してホテル近くまで。
まだ10時過ぎ、
荷物を預かって頂いて、歩いて5分ほどのガラス美術館に出かけました。
ガラスの美術館外観(パンフレットから) 「ガラスの街とやま」を象徴する立派な建物です。
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隈研吾さんの設計だそう(2015年築)。 一角が銀行で図書館と美術館が一緒になっていました。
ロビーには、
木製のピタゴラスイッチ(NHKこども番組でよく見たからくり)のような工作物がありました。
スタートのところにピンポン玉ほどの木のボールを置いてスイッチを押すと、ボールが坂道をのぼったりくだったり、階段さえも登っていき、ぐるぐる時間をかけてたくさんの動物の住む森を巡ってゴールに出てくるという仕掛け。その豪華さに驚きです。
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たくさんの動物がいるのがとてもたのしい。
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いつまでも眺めていたい楽しいからくり(といっていいのかどうか)です。
ふと上を見上げればたくさんの木、なるほど隈研吾さんの設計ですからね。
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ホールの真ん中が吹き抜けのエスカレーターホール。それをはさんで半分が図書館、半分が美術館となっています。
エスカレーターで上がり下りするときも本を読んでいる人たちが見えます。
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よくよく見れば、むき出しのコンクリートやボルトが見えたりするのですが、それもデザインのうちなのでしょう。
ガラス美術館入場券は1Fで購入しましたが、入り口は4Fだったかな?(図書館はもちろん入場料はいりません)
有料の展示室は写真不可なので紹介はできませんが、ガラスでこんなことができるの?というような珍しい作品もありました。
各階の作品を見ながら上にあがっていくと、
6階はグラス・アート・ガーデンと名付けられたアメリカ人ガラス作家ディル・チフーリという方の常設展示場になっていました。
そこは撮影OKでしたのでたくさん写真を撮りましたが、頂いた案内に、ブログなどインターネットでの配信はご遠慮下さいとありました。
で、パンフレットからご紹介を。
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エスカレーターから見える入り口近くの赤と青のガラス作品とその右のチフーリの年表は大丈夫かな?
(このような作品を作る方というのがわかると思いますので)
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ディル・チフーリ 1941年生まれ。(写真はチフーリ39歳)
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中に入るとこれ以上にステキな素晴らしい作品がたくさんあります。機会がありましたら是非ご覧なさるといいでしょう。
私はこの方の作品がとても気に入りました。
常設展示ということですべての作品は富山市のものということでした。うらやましい限りです
鑑賞を終えて外に出るとちょうどお昼どき。二人の意見の合ったお寿司にしました。
このあと、
ホテルで路面電車の一日乗車券の割引券を頂いたので、また路面電車に乗って城址公園に向かうことにしました。
ですが、教えられた方向に行けばすぐのところなのに、路面電車に少しでも長く乗っていたいからとわざわざ反対回りの電車に乗り遠回りをしました。
電車の中で城址公園はどこでおりればいいのだろうかと地図を広げてああだこうだ言っているので乗っている方々もみんな気にかけてくれここ、ここと教えてくださいます。 あ~なんとありがたい、楽しい。
空はどんより、コロナ禍でもあり観光客は一人も見えません。写真スポットが用意されているのですが、気にすることなく二人で代わりあって撮りました。
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天守閣っていつどこで見てもステキですね。
富山城は明治6年に廃城に。戦後、復興のシンボルとして天守閣が建設されたそう。
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石垣の積み方の説明 左 ↓ 布積み 右 ↓ 野面積み だそうです。
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上田城で見た大きな石に負けないような大きな石、ここにもあります!
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入り口にあった解説板
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天守閣は旧黒鉄門の上に建てられたとありますのでこちらは城の南の黒鉄門(くろがねもん)のあったところのようです。
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城址公園内で今年初めてマンサクを見かけました。
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近くにあるこの車、おしゃれなものですが、何のために置いてあるのかわかりません。
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マンサクの後ろに見える雪の上を歩いてみました。
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芝生のここだけたくさんの雪が残っていたのです。
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旧黒鉄門(くろがねもん)の石垣上に建てられた天守閣は今は富山市立郷土博物館となっています。
2Fが展示室、4Fが天守展望台とありましたが上にはあがりませんでした。
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入口の右手にあった初代の鯱 (終戦後天守閣が作られた時のもの。光が反射してよく見えないですが)
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出るときに通った千歳御門方面から見た天守閣
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公園のとなりに見えるこの青い屋根の建物は佐藤記念美術館(ここには入りませんでした)。
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富山にきてここでやっと観光客らしい若者を見かけました。白川郷でも若者を見かけましたが、どちらも卒業式間近か終えたばかりの大学生のようにみえました。
公園を出るときは東側の千歳御門(ちとせごもん)から出ました。
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千歳御門だけが唯一現存する江戸時代(嘉永2年(1849))に造られたものとのこと。
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門を出た左手(外から見れば右手)に観光案内所があったので、明日行く予定の市役所の展望台のことなどをお聞きしに寄ってみました。
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千歳御門近くの石垣。
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丸あり三角あり四角あり五角形あり、白かったり黒かったり、デザインされたようなそうでもないような、いいような悪いような複雑・・。
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この先、交差点角の歩道の敷石には小学生のものらしい彫り物の石が埋め込まれていました。
彫るのも大変だったと思うのですが、なかなかいいアイデアと思いました。
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ちょっと早いですが今日の観光はここでおしまいにしホテルに戻ることにしました。
横道に入るとアイスクリームショップがあり、コーヒーもあるのでここで一休み。
1時間近く休んでもまだ早い時間。でも二人はもうホテルに戻ろうと・・・。
近くのコンビニで夕食に食べるものを購入、ホテルでゆっくりしてしまいました。
夜は大浴場のお風呂に入り、ぐっすりと休んだのでした。