この畑は旅を共にした人たちには話した小父さんの畑です。
去年まで自分で耕し、種をまき収穫していたのですが、80余歳の身体では
土起しができなくなりました。
私達夫婦が手伝いにいったのは、旅の前日18日でした。そのあと小父さん
が大根の種を播き、先日小父さんから芽が出たと電話があったそうで、今日
は別の畑の土起しを頼まれて行ったのですが、そのついでに大根畑によって
撮ったものです。
私は作物のことは全く分かりませんので、もう大根がこれくらいになっている
のですかと、3センチ位指を拡げたのですが、妻からも小父さんからも「まだ
まだ」と言って笑われてしまいました、これから勉強です。
ひげ爺さんに教えてもらわねばなりません。
今日の土起しをした畑はこの倍くらいあります。キャベツと玉ねぎを播くのだそう
です。小父さんの気持ちは年明けの収穫にむいています。
大根畑の竹は台風に備えてビニールを張る準備で、これは自分でできるよと
言ってました。
長年やって来たことの中で自分ではできなくなる部分がでてくる、その部分を
補う人が身近にいれば、今までと変わることなく作業を続けることができます。
それは単に物作りが続けられるということだけでなく、日常の暮らしに「来るべ
き日」を実感し続けることであり、基本的には生甲斐ということに繋がるとの思
いをもつことができました。
そういえば、昨日芝生の雑草取りを頼まれた家で、芝生部分は終わりました。
後は自分で塩水を播いてみると言われます。 これはmappeeさん「伝授の術」で
どの位の濃度?と聞かれたも分かりません。いいわ、自分で試してみるからと、
ここでも90歳近い婦人が新しいことにやる気を見せてくれたのは嬉しいことでした。