15日夜、葬儀社との打ち合わせで斎場との関係で遅くとも通夜と告別式
は日曜月曜になるだろうという話でしたが、結局月曜火曜の日程になりました。
15日が水曜でしたから1週間近く自宅に安置されることになっていたのです。
そして、今日納棺ということで、午後夫婦で伺いました。
三途の川へ向かう旅姿ということで、手甲脚絆に形どったきれを脚と手に
結びます。夫に当る小父さんと息子さんによって脚絆がつけられ、縁者が
紐を結びます。私も縁者のひとりとして、手甲の紐結びをしました。
胸には三途の川渡りの賃料に当る壱文銭が六個描かれたものが置かれ
ました。
これらの儀式を通じて、死者になっていく者へ惜別の情が整理され、実
感として受けとめられていくのです。
死の直前の1箇月をこえる闘病と危篤と言われた以後、1週間をこえた
姿は、まさに命を絞り出しきった姿でした。ある意味では、やっと安眠でき
たのか、ここから永眠という時間が始まるのかと棺に納まった故人を思い
ました。 合掌。
明日午後、通夜の会場へ向かう遺体に同行し、遺族と一緒に車に乗る予
定です。