てんがらもん159回 ← ここをクリック。
ゲストとして出た27歳の早田さんが番組の感想を聞かれて「温かいラジオだな」と思ったとの言葉が番組全体の内容でした。
先週の玉利さんの話で、世代を繋ぐ絆をと感想を述べたのですが、その姿が今日のスタジオに実現していたのです。人の役に立つ仕事に就きたい、と思い高校生の時合唱で訪れた高齢者施設で喜んでもらったことから、介護の仕事を目指すようになったそうです。
4月から開園される特別養護老人ホーム七福神は早田さんの希望を活かす仕事場のようです。まず、早田さんを責任者にして施設内に地域活性化委員会がつくられて、地域との一体になった施設づくりを目指していると感じられました。
地域の自治活動の中心になる町内会への加入、地域での各種イベントへの参加、そして施設内のホールも地域の諸活動に開放されるとのこと。 施設は地域に開かれ地域は施設を活用する、話のなかで認知症予防セミナーの取組がでましたが、こういう困難で関心の高い問題を、地域と一緒に考えてくれる施設だというイメージが抱けます。
幼稚園あとが老人ホームになる、確かに一面さびしい思いもしますが同時に、村永さんが言っていたように施設に入居した親の近くで住む子供所帯が地域に移り住むこともありえるでしょう。 自治体が地域の空き家の活用も視野に、政策化することもできないことではないでしょう。
施設は40床で90歳以上がかなりになるそうです。
番組が終わって、20年後の村永さん、上床さん、有馬さん、と早田さんはどういう繋がりのなかにいるだろうという思いがよぎります。20年後、伊敷団地に「七福神」があってよかった、早田さんが活気のある地域だと言っていたが、若い世代も増えさらに活気のある町になった、と言えるようにしてもらいたいと思います。 以前ゲストで伺った中野医師の「在宅医療が日本を変える」という思いと重なり、ここにも全国へ発信するものを期待します。