寝込んで三日目、普段でしたらかなり快方にむかったといえる筈なので
すが、まだら状況。 鼻水は出なくなり気分もいくらか良くなってこうしてPC
にも向かう気が出てきていますがあとはダメ、頭は痛く熱ぽく唇もあつぼっ
たくつぶやきもぼやき的発声です。
ということで、これから書くことはまともな頭からの発声ではなく、熱に浮
かされた脳の一部の幻覚です。
昼間、床のなかでサーザ―という音を耳にしました。窓を見ると細い雨の
糸が明るく光って見え、何時の間に雨になったのかと思うや、目覚めました。
実際の窓には秋の明るい日差しが満ちた空がありました。
サーザーは多分脳内の熱が起こした作用でしょう。それが雨の映像となっ
て夢の絵になったのでしょう。現実の外が明るかったので内像の窓も明るく
映されたのでしょう。
人は実際の現実の「世界」を認識できていると思い込んでいますが、その
思い込んでいる内像の「世界」はその人の「世界」であって、万人共通の世
界の「その人版」なのです。言語・生活・教育など内像を形づくる要素が共
通であれば内像も似た形で映し出されるでしょう。 夢のようなはっきりした
場合は一時的なものとして意識されますが、日常の認識がどれだけ自分色
の強いものになっているかはなかなか判断できないものです。
それだけに「自分以外もすべて私という世界に生きている」ことを理解して
おきたいのでが、それが難しい、それも自分の内像の世界のなせる技です。