ブリュッセルで毎年開催されている「オメガング(OMMEGANG)」は、古いフラマン語で「輪になって歩く」という意味で、神聖ローマ帝国のカール大帝とその息子フェリペがブリュッセルを1549年に訪問した際の歓迎セレモニーを再現したイベンだ。
スペインのTVドラマ「カルロス」でも、晩年のカルロス(カール5世)がフランドルに後継者として息子フェリペ(2世)を連れていく場面があったが、歓迎イベント「オメガング」までは登場していない。
1600年代でも「オメガング」は開催されていたようで、2018年の国立西洋美術館「プラド美術館展-ベラスケスと絵画の栄光-」では、デニス・ファン・アルスロート《オメガング》が展示されていた。
今更ながら気が付いたのだが、カーソルを動かし拡大してみると、右手建物の窓からブルゴーニュ十字(聖アンドレ十字)旗が掲げられているのが見えるのだ!!
下↓は同じくファン・アルスロートのヴィクトリア&アルバート博物館所蔵作品。
当時は 確かに「スペイン領ネーデルラント」の国旗でもあったのだしね。