コロナウィルス騒ぎで、映画「盗まれたカラヴァッジョ(Una storia senza nome)」が仙台でも上映されたことを知らなかった!!
https://senlis.co.jp/caravaggio/
カラヴァッジョ《聖ラウレンティウスと聖フランチェスコのいるパレルモの生誕》(1600-09年)
悲しいけれど、DVD化されレンタルに出るまで待つことになりそうだ
コロナウィルス騒ぎで、映画「盗まれたカラヴァッジョ(Una storia senza nome)」が仙台でも上映されたことを知らなかった!!
https://senlis.co.jp/caravaggio/
カラヴァッジョ《聖ラウレンティウスと聖フランチェスコのいるパレルモの生誕》(1600-09年)
悲しいけれど、DVD化されレンタルに出るまで待つことになりそうだ
私も知りませんでした…💦
「(盗難事件の)実際のところは分からないので、サスペンスものとしてどうかということになる。面白くないことはなかったが、それほどではなかった。美術史的には見るべき部分はあまりない。」
私はこの話を聞いて、わざわざ見に行かなくてもいいかなと感じました。
(少しは慰めになりましたか?)
もっと宣伝してくれても良かったのにね(涙)
>面白くないことはなかったが、それほどではなかった。美術史的には見るべき部分はあまりない。
サスペンス映画ということで、多分そうなのでしょうね。むろさんさん、少し慰められましたです(^^ゞ
以前、パレルモに行った時、祭壇画コピーのある祈祷堂が閉まっていて泣いたので、映画に出てくるのではと少し期待があります。DVDになってくれると良いのですが...ね。
2018年2月5日にBS日テレで放送された「大人のヨーロッパ街歩きアンコール」という54分の番組でした。この回はパレルモの特集で、ナビゲーターとして女優の高橋由美子さんが現地在住の日本人を案内役として、名所やグルメ情報を紹介して歩くというものです。(ナビゲーターは時々変わり、別の女優や女子アナの時もあります。)私は必要な部分だけ残し、いらない部分は削除してしまうので、この時はカルサ地区という所のサン・ロレンツォ祈祷所の内部紹介の部分3分間だけが残っていました。バロックの彫刻家ジャコモ・セルポッタ(1656-1732)という人が内部装飾を手掛けていて、白い漆喰と金色だけで作られているので、バロックといってもゴテゴテしていなくて、エレガントなこと、この狭い堂内で弦楽四重奏の音楽会が開かれる(現地在住の案内役の女性も初めてこの堂内に入ったのは音楽会の時だったそうです)といった紹介があり、カラヴァッジョの絵の複製画も何度も映っているのに、何故かカラヴァッジョという言葉も盗難ということも一言も説明されていませんでした。
私がこのシリーズを見ていた2年前ぐらいの時も既に再放送だったようで、フランス、オランダ、イタリアなど各地の都市の10回分ぐらい(ほとんど数分程度の部分編集ですが)が保存してあります。この機会に今でもこのシリーズが放送されているかと思ってBSの番組表を見たら、やっていました!5月31日(日)の20:00~54分、今回はフランス・アビニョンです。(30年ぐらい前に仕事関係の出張でアビニョンのホテルに泊まり、そのすぐ近くのプチ・パレ美術館でボッティチェリの初期の聖母子を見たり、法王庁宮殿でシモーネ・マルティーニのフレスコ画のシノピアを見たりして懐かしかったので、すぐ録画予約しました。)
今後注意して確認していればまたパレルモの回の再放送があるかもしれません。(私から録画した3分間の映像をDVDにでもコピーしてお渡しできればいいのですが)
この祈祷所堂内の映像を見て、複製画とはいえカラヴァッジョの絵が置かれている状況は分かるので、将来シチリアへ行く機会があったら、パレルモに寄るのもいいかなと思ったことを思い出しました。
で、むろさんさんはアビニョンにいらっしゃったのですね!!羨ましいです~☆ 私は未だ行ったことはありませんが、教皇庁が一時期あったところなので、いつか行ってみたいと思っておりました。やはり、むろさんさんはボッティチェッリですね(笑)。シモーネ・マルティーニも呼ばれて行ってますよね。
コロナ後、いつ行けるかわかりませんが、観たいものがたくさんあり過ぎます(^^ゞ
https://www.bs4.jp/e_machiaruki/
そして、「旅チャンネル」のスカパーとかJコムといった有料放送では過去分を見ることができるようです。そこまでする気はありませんが、過去にどんな場所が放送されたかは分かるので、参考にはなると思います。下記URLのリストでは全体で143回、そのうち#125がパレルモ(2015年制作)で、今回5/31放送のアヴィニョンは#95。その後2回の放送も#96,97と続きますが、その次が#92のナポリであり、BS日テレの再放送は必ずしも143回分の通りではありません。国別のバランス、現在のその町の人気やイベント予定、過去の視聴率等を考慮して決めているのかもしれません。当分放送予定に注意が必要ですね。
https://www.tabichan.jp/overseas/otona_europe
アビニョンですが、城壁に囲まれたとても素晴らしい街だったこと、今まで行ったフランスの地方都市では最も「イタリア感が強い」と思ったこと(教皇庁があったので当然ですが)を覚えています。そして、あの有名な橋も(有料。途中まで行って引き返す。城壁の外ですが、プチ・パレ美術館のすぐ裏で、橋も美術館も城壁の建物の延長という感じです)。見るべき場所が全て近くにあるので、半日あれば見られますが、できれば1日かけてゆっくりと見学したいところで、イタリア・ルネサンス美術好きには、シャンティイとともに是非お勧めしたい場所です。
また、上記コメントでシモーネ・マルティーニのフレスコ画シノピアを法王庁宮殿と書きましたが、元々は隣接するノートルダム・デ・ドム教会にあったもので、今は取り外して宮殿で展示しているはずです。宮殿、教会の両方とも入場したのですが、もう記憶も曖昧になっているので、アビニョンに行かれる場合は確認してからの方がいいと思います。なお、シモーネ・マルティーニは1344年にアビニョンで亡くなっているので、シエナの人口の半分以上が亡くなったという1348年のペストには遭遇しなかったわけですが、ヴァザーリの列伝によれば「大病で死亡」とあるので、アビニョンでペストに罹ったのかもしれません。そして、その死後の1347年に、残された奥さんがペストの恐怖から逃れるためにシエナへ戻ったそうですが、戻ってすぐにシエナでペストの大流行に遭遇したことになります。(シモーネ・マルティーニの奥さんはウフィッツイの有名な受胎告知の共同制作者リッポ・メンミの姉か妹です。)
一昨年フランス旅行した時、フランスもなかなか良いかもと思いました(基本イタリア好きですけどね(^^ゞ)。コロナ後、できたらシャンティイやアビニョンも訪ねてみたいものです。
で、えーっ、シモーネ・マルティーニの奥さんってリッポ・メンミの姉か妹だったのですか?!恥ずかしながら、知りませんでした。アビニョンを逃れたのに、1348年のペストに遭遇するとは不運ですね。