カラヴァッジョ真作とされていたものの、今まで一般未公開だった《マッフェオ・バルベリーニの肖像》が、なんと!11月23日からローマで初公開されるとのこと!!
■「カラヴァッジョ/ベールを脱ぐ肖像画」展
・期間:2024年11月23日~2025年2月23日
・場所:バルベリーニ宮(Plazzo Barberini)(ローマ)
AFP日本語ニュース:https://www.afpbb.com/articles/-/3550403
美術館公式サイト:https://barberinicorsini.org/en/evento/caravaggio-the-portrait-unveiled/
カラヴァッジョ《マッフェオ・バルベリーニの肖像》(1598年頃)個人蔵
https://artnewsjapan.com/article/14803
「別の日本語情報」参考になりました(^^)v。ありがとうございました!!
で、なんと、欧州&英国旅行でプラドの新旧カラヴァッジョをご覧になったのですね!!羨ましいです~!! ”エッケ・ホモ” をご覧になったご感想、なるほどです。確かに微妙なところがあるかもしれませんね。やはり実見しないとわからぬことも多そうです。
で、ロンドンのファン・エイク作品も実見する毎に新発見があるほど見応えがありますしね(*^^*)。でも、”赤いターバンの自画像” の不在は残念でした!!
しかしながら、通りすがりさんのお目当てがWaterhouse作"ヒュラスとニンフたち"だったのは少々意外でした。確かに魅力的な作品ですよね(^^)
それにしても、通りすがりさんのWaterhouse個人蔵作品を追いかけ、欧州まで遠征する心意気に共感してしまいました。見たい絵は見るしかないのですよね。
資料関係では、最初に買った本がトレヴィル発行の「水の女 溟き水より」で、人魚やセイレーンなど男を惑わし、水の中へ引き込む女性像の絵を集めた本です。
ウォーターハウスではピーター・トリッピ著「J・W・ウォーターハウス」(曽根原美保訳 ファイドン2006 年)が多くの作品を掲載した研究書として最も良い本だと思いますが、残念ながら絶版なのでネットで探すしかありません。カタログレゾネではないので、全作品を掲載しているのではありませんが、ほとんどの作品の写真は掲載されていると思います。
ヒュラスとニンフたちに関する(ネットで読める)論文は下記のものがあります。
https://www.bigakukai.jp/wp-content/uploads/2021/10/2018_05.pdf
これ以外のネットで読めるウォーターハウス関連論文も10数件ありますので、もしご興味があればご紹介します。
レイトンの漁夫とセイレーンについての論文要旨は下記URL。ヒュラスとニンフたち(フリーニ作 下記URL)も関連作品として引用されています。
https://www.bijutsushi.jp/c-zenkokutaikai/pdf-files/2014_05_18_41_toyoshima.pdf
https://galleryhopping.livedoor.blog/archives/2024-12-11.html
>ウォーターハウス関連資料... への返信
資料のご紹介ありがとうございます、いくつかはすでに読んでおりましたが。最近Wayerhouseの魅力に目覚められたとのことで、大変嬉しく感じました。Waterhouse 作品、実は日本にもひとつあり、それは郡山美術館です。最近見てきました、少々習作気味ですが、ナカナカのものでした。今回の旅ではリーズの”シャーロットの女”第2versionも見ましたが、図版では荒削りすぎるようでいて期待していませんでしたが、見る価値のある作品でした。テートのは、皆さんおっしゃるように傑作ですが、仕上がりが滑らかで、まだアルマ=タデマの影響下にあるのを感じます。ロンドンの画廊の持つ第2versionの習作がトリッピの本で言及されていて、完成作に比べて女の目つきがより穏やかである、完成作では完全につり上がった目で、死を賭してランスロットの元へ赴こうとする女の狂気が描かれています。実作を見ていて気がついたのですが、現実の女の髪は黒いのに鏡に映る髪は赤毛であり、女の決意による変貌を意味しているようでした。
>通りすがりさん... への返信
そうですね、花耀亭様のカラバッジオ探索の旅への情熱にも感服いたしております。妻にも最近は呆れられて、ひとり旅に出かける際には、今度の巡礼の旅の日程はこうなってますと報告している次第です。