8月4日
仕事から帰ると日が沈む前、もやっとした空気の中に青富士が浮かんでいました。
8月5日
灼熱の一日が始まろうとしているところです。
今日は生協の注文を済ませて、洗濯をして、シャワーの温度調節がきかなくなってきたので
マンション防災センターの技術者の人に来てもらいました。
まだ何とか使えるのですが、サーモスタットが壊れて部品がもうないので
全体を取り換えなければいけないとのことでした。見積もってもらって
なるべく早く工事をしないといけません。
シャワーのことが午前中に片付いたので
興味があった岩波ホールに「大いなる沈黙へ」を見に出かけました。
見たかったミツバチの映画はもう終わっていました。
映画は数年に1本という、ほとんど見ない状態です。前回見たのはオルミ監督の「ポー川のひかり」
だったと思う。岩波ホールは10年以上前に「ダロウェイ夫人」を見たのが最後。
ほんとうにこじんまりしたホールです。
そういえば初めての「シニア料金」。岩波ホールは珍しく60歳から。
何の証明も見せなくてパスしたのが悲しい。
映画というよりは写真や絵を見ている感覚に近い。
私は特に水の映像と音がよかった。タルコフスキーのノスタルジアを思い出した。
自然の音と光だけで撮ったドキュメンタリー。まるでそこにいるかのように。
絵はフェルメールの絵のようで、時にセザンヌのようでもあり、そのカットカットにため息が出て
これは映画?と思えるような芸術作品。
でもあまりにも静かなので、途中時に気を失っていました。
その人に刻まれた深いしわ。どうしてこの人は修道院にやってきたのだろう。すべてを捨てて。
世俗の人とは口をきいてもいけないという生活。朝が来て夜が来て、春が来て冬が来て・・
そうやって祈りとともにすべて自分たちの手で生活をしていく世界の人。
ふとフロモン神父様もこのような心境ではないかと思いました。
神に近づくことは幸せなことであると。
岩波の次回が「もう一つの世界」の監督による「ローマの教室で」でこの映画も見てみたい。
ピッチョー二監督はこれも十年くらい前かのイタリア映画祭、朝日新聞のホールで開催され
ロビーで見かけたことのある監督です。
どことなくこんな作品に魅かれる私です。レ・ミゼラブルも見たかったけど・・・
昨日の真夜中にBSでコズミック・フロントの再放送があり、ジェット推進研究所(JPL: Jet Propulsion Laboratory)の宇宙探査機の
映像を興味深く見ました。カルフォルニア工科大学の研究所でNASAの無人探査機等の研究開発及び運用に携わる研究をしている。
国でない自由な発想があるとのことでした。
太陽系の惑星の姿や地形や状態が観察され、ボイジャーとかが国が管理していなかったところがすごいと思いました。
一番興味を持ったのが木星の衛星のエウロパ。氷に覆われた惑星の下には水があり、生命が発生している
可能性があるとのこと。地球に生命が発生した状況にかなり近いらしい。
それにしても地球のような素晴らしい惑星は今のところみつかっていない。なんと貴重な緑と水の地球。
おととい図書館から借りてきたルネ・フレミングを聴いていたら
大好きな曲にぶつかりました。
ヘンデルの曲が原曲になっている
"Dank Sei Dir, Herr" (Thanks to you, load)
という曲です。
どこかで聞いたことがあると思ったら
サラ・ブライトマンが Solo Con Te というタイトルで歌っていました。
意味は違うのですけど・・