5月18日
若冲展は開催期間も短く、連日2~3時間待ちのようだったけれど、シルバーディ
だった今日はさらに多くの人が集まっていたようだった。どっちにしても何時間も
並ぶのなら今日にと思って仕事が終わってから上野に回った。
今日はコルビュジェの西洋美術館も世界遺産になりそうで、そちらもすごい人だったよう。
カラヴァッジオは今まで見たいと思ったことはないけれど、その生きざまを知ったら興味が
わいたが画家でもあるけど。
(エントランスのアプローチにディスプレイしてありましたが、本物も同じようだったので驚きました。
これが江戸時代!)
今回の若冲展はものすごく充実していて、待ち時間160分は嘘じゃないのと思ったけれど、
午前中に来たら4時間待ちで食事して出直したという人もいた。中に入るまでちょうど160分
並んだので、すごい読みだ。私は2時間くらいかと思っていたので。
3時に並んで、中に入れたのが5時40分。見終わって出たのが7時過ぎだった。入場するのに時間が
かかるので中は想像よりは混雑していなかった。前回皇室の秘宝展の時は、前で動かない人がいたので
けんかのようになっていた。今回はそれよりはまし。今までの展覧会、「皇室の秘宝」展とサントリー
でやった「蕪村と若冲」展の時の作品は全部来ていたようだった。とにかく規模が大きい。
最初の時の感激はその色彩と宝石のような鳥の羽。鶏や白鳳や孔雀の羽の描き方。とても装飾的だと
思ったけれど目が覚めるようで300年も前のものとは思えない新しさ。
今回は水墨がとても素敵でその省略したタッチや生き生きとした目がすばらしかった。
その地球に共生する動物、植物を描くやさしい目。みんな違って描かれる動物。
とにかく愛情にあふれている。NHKでは晩年丹波で隠遁生活を行った後、変わったような
ことを説明していた。
絵を見て思わず微笑んでしまったものもあった。
すばらしい展覧会でした。
圧巻は動植綵絵だけど、慈照寺や鹿苑寺の襖絵も素敵でした。
初めて見た菜蟲譜は巻物で列に並んで横からぎゅうぎゅう押されながら前の女性と
この野菜は何かしらと話しながら流れにまかせて見ていました。
何時間ならんでも価値のある二度とみられないよいうな展覧会でした。
外に出て、振り返れば虹のような夕日
おまけはお疲れ様の
みはしのクリームあんみつ。
足が疲れて休まないでは家に帰れませんでした。