Reflections

時のかけらたち

チェンバロシリーズも3回目 ・・・ Boîte Baroque vol.3

2016-10-07 23:46:01 | music
10月に入って、家にいる日もありそういう日が2日続いたら、体重増加、ソファで眠たくなったり、どうもいけません。
やっぱり仕事に規則的に出る方が健康にはいいようです。

昨日もソファーでいつのまにか寝てしまっていた時もブルーが心配そうに私の近くまでやってきました。
娘が社会人になってから3度目の翌朝帰り。仕事のシフトで遅いのにそのあとで同僚と食事やボーリングに行ったりして、
翌日オフとはいえ、終電車を逃すとみんなでカラオケで一晩明かすというパターン。
いつもハードワークで仕事だけではかわいそうと思うのですが、親としてはちょっと心配。
珍しく夢にすごくリアルに主人が出てきて、驚きました。なんだか車で旅行に行くみたいなそんな夢でした。
朝もブルーが起こしに来て、それもたまにしかないことで。ブルーにも何かわかるのかな?と思いました。




今期シリーズのバロックの箱も第3回目。10月1日の旅行が延期になったので
ドイツ編に行くことができました。

伊勢丹で開催されていたイタリア展によって、オリーブオイルやサラミ、ホワイトバルサミコ酢を買ってから
吉祥寺に行き、4匹のねこでクラス会にお誘いしたお二人の先生の花を注文してから
一休みして、荻窪のチェンバロのあるミニヨンまで行きました。



シチリアのマンマの味、いわしとレーズンのカヴァテッリ。



4匹のねこ。どんな花束にしてくれるか楽しみ。




田奈加亭のレモンパイ









またチェンバロの音を聴くことができました。
このパキッとした透明音って涼やかで素敵です。
今回はバッハが出てくるドイツ編。創意というタイトルはフランスみたいに個性的ではないけれど
ドイツでは各地方の教会を中心にそれぞれの工夫がある楽曲が出てきたという意味とのこと。
フランスはパリ中心だったと。(実は先生はフランスの曲がお好きなのですが。)

イタリアのフレスコバルディから始まったのは当時ドイツからイタリアに音楽留学が多かったので
影響を受けたという意味で最初に演奏とのことでした。
フローベルガ―もウィーン在住でイタリアに行った一人で、抒情性はモーツァルトにもつながる。
ブクフスフーデのパッサカリアはヘルマン・ヘッセのデミアンの中にも出てきて
「自分の中にあったものが音になったようだ」と書かれていて、バッハも同じようなことを
言っているとのこと。
先生曰く、あっさりとしているけれどひっかかるとどこかへ連れて行ってくれる音楽。

カノンで有名なパッヘルベルのシャコンヌは先生がオルガン曲よりチェンバロへの編曲。チェンバロは
音を伸ばすことができないのでそこが編曲のポイントです。
とても美しい曲でした。

後半は有名なテレマン、ヘンデル、バッハと続きました。
テレマンの作曲数がギネスに登録されているということで、楽譜に起こされていないものも
たくさんあるということです。
先生はBGMとおっしゃっていましたが。テレマンは新聞を出したり、積極的に自分の楽曲の世界を
広めていたみたいですね。絵の仲間にテレマンがすごく好きな人がいて、レコードを貸してくれた
こともありました。

だんだんマニアックになってきましたが、解説と初めてチェンバロで演奏されるような曲もあり
おもしろかったです。

次回は12月17日にフランスの標題音楽アンソロジー。
ルーテル教会でもスペインものも入ったコンサートがあります。どちらか行けるでしょうか・・







おまけ

今日着物の仲間に誘われて、銀座の着物市に行って来ました。
娘さんのがんの手術が成功して、これからの治療が大変だと言っていました。まわりになんと
多くのがんとの闘いがあることかと思いました。最近友人のことも急に心配になったり
して連絡をし合いました。ほっておくと癌になるので摘出したあとです。

着物市で知り合った白髪の素敵な女性のコーディネイトがまさしくアドヴァンスト・スタイルで
写真に撮らせてもらいました。ハロウィーンの帯どめは着物サローネで買ったもので、来年一緒に
着物サローネに行きましょうと誘われました。アクアスキュータムのスカーフの帯揚げも素敵です。






追記:
 ヘンデルの「愉快な鍛冶屋」は幼稚園の時、お片付けの音楽だったことを思い出していました。
 とても楽しい幼稚園で夏休みの冊子が生活ができたらぬりえができたり、お布団を着せることができたりする
アドベンド・カレンダー的ですごく楽しかったことを覚えています。羽仁もと子さんの流れということでした。
自由学園風というか・・
コメント
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