●『SWITCHインタビュー 達人達(たち)「坂本龍一×福岡伸一」』
NHK Eテレ 6月3日(土)午後10時00分〜 午後11時00分
今年8年ぶりのオリジナルアルバムで新たな音楽に挑戦した坂本龍一と、「動的平衡」の概念で生命の謎に
挑む福岡伸一が、活動拠点のニューヨークで語り合う。
最新アルバムで街の雑音などいわゆるノイズを取り込み、秩序だった既製の音楽像とは異なる音楽を制作した坂本。
一方福岡は、「動的平衡」について考察する過程で、論理を越えた自然の力の大きさに魅せられてきた。
坂本がコンサートを行ったホールと福岡が研究活動を続けるロックフェラー大学で、2人は秩序や論理の限界を知り
自然を見つめ直すことの重要性や、音楽と生物学の意外な共通点についてトークを繰り広げる。
ずいぶん前の番組になるが、ビデオに撮っておいてやっと見ることができました。
私の最も興味ある科学者、生物学者の福岡伸一と坂本龍一のトーク。
福岡さんの本は読んだことがないのだけど、コラムや書評でいつも引っかかっていました。
須賀敦子さんの本が好きなのですよね。
今回の坂本さんとの対談も本当に面白くて、何回でも聞きなおしたくなるとても興味深いものです。
メモを取っていた方がいたので、興味ある方は参照してください。
私が一番納得したのは福岡さんの「生きていることを思い出させるという装置としての音楽」という言葉。
いつもコンサートで感じているのはこのことなのだと・・
坂本さんは自然本来の音に戻って行って、楽器も自然に戻してあげたいと言っていました。
ピアノの弦を直接たたいたり・・
環境音楽やジョン・ケージのノイズのように本来ある音も音楽で、新しいものを加える必要なんてないと・・
これはちょっとスコット・ウォーカーの現代音楽にも共通しています。声は誰のでなく人間の声を表現したいと
昔はあんなに歌が上手だったのに、最近は個性を殺しているような・・
フィシスの回復。
フィシスとロゴス。分類して言葉に置き換えてもあまり意味はないという福岡。
どっちかというとロゴスの世界にいる現代人。
でもレオナルド・ダ・ヴィンチは最後に残るのは言葉だと言った。
登ったからこそ見える次の山を目指したいと語る坂本龍一。まだ夢の途中。
今まではランダムに山を登っていたがもう時間がない。
お二人の話し方も含めて、ものすごく魅力的な対談でした。
いつだったか芸大でノーベル賞受賞者3名も集めて行ったシンポジウム芸術と科学の接点(融合?)より
数倍おもしろかったです。
明日から少しの間、自然の中に行って自然の音を聞いてきます。
NHK Eテレ 6月3日(土)午後10時00分〜 午後11時00分
今年8年ぶりのオリジナルアルバムで新たな音楽に挑戦した坂本龍一と、「動的平衡」の概念で生命の謎に
挑む福岡伸一が、活動拠点のニューヨークで語り合う。
最新アルバムで街の雑音などいわゆるノイズを取り込み、秩序だった既製の音楽像とは異なる音楽を制作した坂本。
一方福岡は、「動的平衡」について考察する過程で、論理を越えた自然の力の大きさに魅せられてきた。
坂本がコンサートを行ったホールと福岡が研究活動を続けるロックフェラー大学で、2人は秩序や論理の限界を知り
自然を見つめ直すことの重要性や、音楽と生物学の意外な共通点についてトークを繰り広げる。
ずいぶん前の番組になるが、ビデオに撮っておいてやっと見ることができました。
私の最も興味ある科学者、生物学者の福岡伸一と坂本龍一のトーク。
福岡さんの本は読んだことがないのだけど、コラムや書評でいつも引っかかっていました。
須賀敦子さんの本が好きなのですよね。
今回の坂本さんとの対談も本当に面白くて、何回でも聞きなおしたくなるとても興味深いものです。
メモを取っていた方がいたので、興味ある方は参照してください。
私が一番納得したのは福岡さんの「生きていることを思い出させるという装置としての音楽」という言葉。
いつもコンサートで感じているのはこのことなのだと・・
坂本さんは自然本来の音に戻って行って、楽器も自然に戻してあげたいと言っていました。
ピアノの弦を直接たたいたり・・
環境音楽やジョン・ケージのノイズのように本来ある音も音楽で、新しいものを加える必要なんてないと・・
これはちょっとスコット・ウォーカーの現代音楽にも共通しています。声は誰のでなく人間の声を表現したいと
昔はあんなに歌が上手だったのに、最近は個性を殺しているような・・
フィシスの回復。
フィシスとロゴス。分類して言葉に置き換えてもあまり意味はないという福岡。
どっちかというとロゴスの世界にいる現代人。
でもレオナルド・ダ・ヴィンチは最後に残るのは言葉だと言った。
登ったからこそ見える次の山を目指したいと語る坂本龍一。まだ夢の途中。
今まではランダムに山を登っていたがもう時間がない。
お二人の話し方も含めて、ものすごく魅力的な対談でした。
いつだったか芸大でノーベル賞受賞者3名も集めて行ったシンポジウム芸術と科学の接点(融合?)より
数倍おもしろかったです。
明日から少しの間、自然の中に行って自然の音を聞いてきます。