Reflections

時のかけらたち

memory

2018-05-10 23:56:50 | music

                                            (5月6日 古河庭園)

今日は国展に誘っていただいて、もう織物とかで頭がいっぱいで
花の写真のアップもできず、今までに歌詞だけコピーしていた音楽のブログにしました。

最近音楽についてのコメントとかいただいていた時に
まだ学生時代か20代の中ごろの頃、フランスソワーズ・アルディやバルバラ
ビリー・ジョエルやオフ・コースを聞いていた頃だったか、NHKFMのクラシック番組
「夜の停車駅」をよく聴いていたことを思い出していました。
ラフマニノフのヴォカリーズに乗せて、江守徹の遠い幻想の世界にいざなうナレーションが
すばらしかった番組です。







そしてまたホセ・カレーラスをYouTubeでかけっぱなして聴きながら仕事をして
いて、お気に入り2曲だけとりこみました。カレーラスのは私の好きな世界の歌を集めた
CD Around the World の曲をウィーンのオーケストラがバックで歌っているのや
スペインでの50周年記念のコンサートなどかけっぱなしでした。

それとは別にカレーラスのミュージカル曲と宗教曲を紹介します。
Memoryは私よっぽど好きなのか前にも詩だけ載せていたのですね。
ミュージカル曲では子供の頃、回転木馬のIf I loved you
も好きな曲で、カレーラスも歌っています。



真夜中
通りからは物音がしない
月は記憶を失ったのか
一人で微笑んでいる
街灯の光の中、枯れ葉は私の足下に集まってくる
そして風がうなり始める

思い出
月明かりの下たった一人
私は古い日々を思う
人生が美しかった頃を
何が幸せだったか分かっていた頃を思い出す
思い出よ、よみがえれ

  街灯の瞬きは
運命を警告しているかのよう
誰かのつぶやき、揺らめく街灯
そしてもうすぐ朝がくる

日の光
私は日の出を待たねばならない
新しい人生を思わねばならない
そして負けてはならない
夜が明ければ今夜もまた思い出に変わる
そして新しい日が始まる

  煙った日々は燃え尽き
  立ち込める冷たい朝のにおい
街灯は消え、夜が一つ終わり
新しい日が昇る

私に触れて
光にあふれていた日々の
思い出しか持たない
私から離れていくのは簡単なこと
もし私に触れてくれたら幸せとは何かきっとわかる
見て、新しい日が始まった

Daylight
See the dew on the sunflower
And the rose that is fading
Roses wither away
Like the sunflower
I yearn to turn my face to the dawn
I am waiting for the day


Memory
Turn your face to the moonlight
Let your memory lead you
Open up, enter in
If you find there
The meaning of what happiness is
Then a new life will begin


Memory
All alone in the moonlight
I can smile at the old days
I was beautiful then
I remember
A time I knew what happiness was
Let the memory live again


Burnt out ends of smoky days
The stale, cold smell of morning
The streetlamp dies in the cold air
Another night is over
Another day is dawning


Daylight
I must wait for the sunrise
I must think of a new life
And I mustn't give in
When the dawn comes
Tonight will be a memory too
And a new day will begin


Sunlight through the trees in summer
Endless masquerading
Like a flower as the dawn is breaking
The memory is fading


Touch me
It's so easy to leave me
All alone with the memory
Of my days in the sun
If you touch me
You'll understand what happiness is
Look, a new day has begun





ピエイエス これがアンドリュー・ロイド・ウェーバーの曲なんて驚きです。
カレーラスの歌声はまるで天からの声のようです。

ホセ・カレーラスはまだ結婚する前、初めてのオペラでカルメンを見たのが初めて。ドン・ホセがぴったりで
これがドミンゴだったらかっこよすぎてトロバトーレの役の方が似合いそう。
白血病から復活したときのCDは私もうれしくて買って何回も聴いたけど、本当に彼の声や歌が好きになったのは
ここ10年くらいかと思います。3大テノールのようなお祭り的なのは好きでないので行かなかったというか
高すぎていけなかったのかもしれないけど。今ではオペラ引退後のピアノでのリサイタルが大好きで、
毎年末の私のメサイアや第9のような位置づけになって聴かないと一年が終わりません。そのころに来てくれるのも
嬉しいけど。
今YouTubeで聴けば、3大テノールもそれぞれの個性が違って素晴らしいですよね。レベルは違うけれどIL Volo も
そういう意味で音質が違う3人の声を聞くのは楽しいです。



音楽について思い出すのは福岡伸一氏の言葉

生命は絶え間なく音を発している。ロゴスに切り取られた世界では生きていることを忘れがち。
だから外部に音楽を作って、内部の生命と共振させる装置としての音楽が生み出された。
コメント
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