Reflections

時のかけらたち

智積院 ・・・ Chishakuin Temple

2018-09-05 23:59:03 | wonderland
昨日は朝出勤途中に見た妙正寺川が水かさを増して、水位1Mと赤い字で書いたところまで
来て、濁った水がすごい勢いで流れていました。園の入口を通るだけで滝のような流れる水が
傘をさしても降りかかり、背中の中まで濡れてしまいました。

職員室でも保護者からの電話の応対に追われました。こういう事件続きの現場感も
今月末までとなります。

帰りは川の水位もすっかり低くなり、透明できれいな水が流れていました。
雨も時に強い風と合わさって猛烈な降り方を一時的にしていましたが、
だんだん少なくなってきました。その代り風が強くて、私の傘も飛ばされそうに
なりましたが、こらえたところ、糸が切れて骨の先についていた金属が飛ばされて
うまく糸で付けられるかしらという状態になりました。骨も少しおかしくなって
いるみたいでこれは買い替えないといけません。このくらいの被害で済んで
良かったいうべきでしょうか・・

強い風で今回の台風も大きな被害を各地にもたらしましたが、続いた集中豪雨の
被害も想像より大きくてまだ多くの人が家に戻れなかったり、復旧がなんとなく
置き去りにされているような感じがします。



失われた時を求める京都の続きです。

京都ミニクラス会 5

長谷川等伯親子による障壁画と利休好みの庭で有名な
智積院が最初のお寺です。












広々として気持ちがいい境内です。



















宝物館は桃山時代の最高傑作ともよばれる長谷川一門の障壁画を保存するために建てられたということです。
元は智積院の前身、祥雲寺が建てられた際、その重閣造り(二階建て)の本堂や客殿などの内部を飾るために描かれたもので、
現在智積院に残されている祥雲寺時代の遺構は、大書院の「利休好みの庭」の一部と、この障壁画のみだそうです。













等伯の息子久蔵による「桜図」
25歳の若さで亡くなり、狩野派の陰謀説も流れる。それほど狩野派が恐れた新勢力でした。
デビュー作であり、遺作となったこの絵はクラスメイトの好きな絵ということで
ここにを訪れることを提案してくれました。







父親等伯が描いた「楓図」は久蔵の死後に描かれたとの説もあり、みずみずしさを感じさせる
桜に対比しておちつきと風格を感じさせます。



庭園に入っていきます。


































縁に座って足を投げ出して、水の上を見たり、景色を眺めて少しのんびり過ごしました。

























参考 東山随一の名勝庭園と長谷川派の傑作  智積院宝物館・庭園
障壁画は撮影禁止なのでこちらから引用しました。

May 21  2018  Kyoto
コメント
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