Reflections

時のかけらたち

アンデルシェフスキのコンサートへ ・・・ Piotr Anderszewski piano recital

2019-06-07 23:46:17 | music



ピヨートル・アンデルシェフスキ ピアノ・リサイタル
2019年6月4日
すみだトリフォニーホール











プログラム
 シューマン/フゲッタ形式の7つのピアノ小品 作品126
      暁の歌 作品133
 ベートーヴェン/ディアベリのワルツの主題による33の変奏曲 作品120

 アンコール 
 バッハ/平均律クラヴィーア曲集第2巻より
   Ⅷプレリュードとフーガ BMV877





私が今最も注目するピアニスト アンデルシェフスキのコンサートがあることを知り、慌ててチケットを取って
聴くことができました。できれば八ヶ岳高原ホテルのコンサートホールで聴きたかったけれど。
3回目のコンサートです。

昼間小石川後楽園を鳥を求めて歩いた後でしたが、疲れて寝ることもなく、音楽の世界に浸りました。
私が驚いたのはこんなに素晴らしいピアニストなのに前の両端に空席があったこと。安い席は満杯だけど・・
少しでも空席があれば目立つから、ちょっと残念でした。そんなこともあるのかと初めての経験でした。

今回は少し前に発見してショックを受けたシューマンの晩年の曲が聴きたくて、とても期待してきたのですが
最初にYouTubeで聞いた時の感動の方が大きかったです。

その深く静かな演奏が心に深く入っていきました。
暗く静寂を感じる音楽はそれでもほのかな希望を感じさせるものでした。

今回のコンサートは後半のベートーヴェンのディアべリ変奏曲にポイントがあることがわかりました。
私にはなじみのないこの曲はバッハのゴールドヴェルグ変奏曲と並ぶ2大変奏曲であることを
知りました。難解なイメージの曲です。


彼と『ディアベリ変奏曲』との因縁は、1990年の「リーズ国際ピアノコンクール」にまで遡る。選曲が自由な
「リーズ国際コンクール」にあっても、『ディアベリ変奏曲』を選択すること自体が驚きだ。しかも予選での
圧倒的な演奏によって聴衆を魅了したにもかかわらず、他のプログラムに満足できずにコンクールを棄権して
しまったことは、今もピアノ・ファンの間で語り草だ。その後、彼の名を一躍有名にしたアルバムも
『ディアベリ変奏曲』であったことが記憶に残る。伝説的な「リーズ国際コンクール」からすでに30年もの年月を
重ね、今や世界で最も注目されるピアニストの1人となったアンデルジェフスキが奏でる“現在の”『ディアベリ変奏曲』
とは一体どのようなものだろう。



アンコールのバッハがすばらしく、それはヒラリー・ハーンのバッハと同じく音楽が天上から生まれて
来るようでした。彼の作り出す音楽は生きています。


終わってからCDにサインをしてもらいました。今回は英語でこのCDが気に入っていることと
やっぱりシューマンとバッハが好きと話しました。とてもやさしい佇まいの人でした。
ベートーヴェンはもうちょっと聴きこまないととらえられないかもしれません。














シューマンについて




アンコールの曲とは違うけど、プレリュードとフーガ




若いころの演奏でフランス組曲からサラバンド




演奏活動を休止したこともあり、いろいろと深く考えるタイプのようだけど、また音楽を聴くことが
できてうれしいです。


参考)
ベートーヴェン 『ディアベリの主題による33の変奏曲』シューベルトやムソルグスキーにもつながる宇宙
このサイトに「Scott Walker Sings Jacques Brel」も取り上げられていて驚きました。





June 4  2019  Sumida
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最近の食卓 ・・・ early summer dishes

2019-06-07 12:26:14 | dish
早くも夏の感覚です。今にも梅雨入りしそうな天気になってきましたが。

気温が上がってくるとお昼にソーメンが食べたくなります。たくさんの具と一緒なので
これがまた太る要因にもなってしまうのですが・・







たまには和食。お煮しめはなかなか作らない料理です。





以前は簡単だし5月になればよくいただいたカツオのたたき。生協で冷凍があったので、注文したらおいしかったです。
生協の冷凍の魚の説明会に行って、とても鮮度が高く品質もいいことがわかりました。アニサキスは冷凍してあれば
問題ありません。




ごくたまに季節の野菜をたっぷり天ぷらにして、翌日天ぷらそばや天丼にして昼食などに利用します。




鯛の季節です。祖父が大好きだった鯛茶。昔祖父母の所にお手伝いさんが休みの日曜日に食事を
作りに交替で母たちが行っていました。その時によく鯛茶をしていました。大好きだけどなかなか作りません。
旬の鯛が手ごろな値段で手に入ればすり胡麻と醤油、日本酒で和えて、鯛茶にします。




海鮮丼の献立 蕪も旬でおいしくて。冷奴はしそと生姜の薬味でオーソドックスにいただきました。
蜆の砂抜きに失敗。ネットで見たお湯につける方法でしたが・・




生協で冷凍のピザ生地があったので、申し込んで、伸ばしてピザを作ってみました。ピザソースは作り置きの
アンチョビが入ったもので結構おいしいのです。せっかくピザが焼けるデロンギのオーブントースターに
替えたのですが、アルミホイルを石のプレートの上に敷いたので、パリッとできなくて最後は
フライパンで仕上げるという情けない結果となりました。失くした取説が出てきたので次回また挑戦。




あるものは何でも乗せて焼いちゃう。




カルボナーラな困った時に簡単にできる夕食。




お墓参りに行った6月1日はベルカントから戻り、西武新宿線に乗り換える前に、娘と待ち合わせて
久しぶりに「チャイカ」でロシア料理のランチ。夏バージョンのボルシチが始まっていました。
大好きなビーツ入りのヴィシソワーズ。






                


娘の誕生日には前日に生木耳の講習会で習った料理にしました。材料が結構家にあるものを使えたので。
ディルなんて普段絶対に買わない香草を買いました。家のまわりではどこのスーパーにあるか考えて
選んだピーコックに行くとありました。ここでないと成城石井かしらと普段行かないスーパーを考えて
しまいます。他にパクチーとか揃えて早めに作り始めました。月初は帰りが10時近くになるので
時間はたっぷりあります。



フォカッチャも最近見つけたおいしいパン屋さんでは焼き立てを売っていたので、手に入りました。
普段はあるもの利用の料理が多いけど、食材を集めるのも結構大変。

フォカッチャの上には水切りしたカッテージ・チーズのようになったヨーグルトで和えた胡瓜と湯通しした
生キクラゲを載せて塩・胡椒・オリーブオイルをかけて、ディルを散らします。いい香りです。
個の水きりヨーグルトに今ハマっています。

枝豆と海老のすり身と豆腐を混ぜて揚げたものと、生キクラゲとトマトとウズラのピクルスを添えました。




メインは生木耳のしゃぶしゃぶ。野菜ももやしと豆鼓と紫玉ねぎだというシンプルなもの。
お肉で野菜を巻いていただきます。お重に具材を入れておくとかさばらなくていいというアイデアをいただきました。
ボンズは国産のレモンしぼり汁と大根おろし。だし昆布も入れておきます。他にすだちとかあればよかったのですが
充分でした。




締めの日本そばの担担麺を用意します。この生木耳入りのひき肉炒めが常備しておくとすごく便利そうです。
自家製のラー油も。



準備そろって遅い夕食です。




締めの担担麺は日本そばを湯がいて美味しかったです。器の底に練り胡麻と味噌、醤油、はちみつなど調合したもの
を置いて上から鍋のスープをかけて仕上げにパクチーを乗せます。たくさん入っている肉厚の生キクラゲと椎茸のみじん切りが
美味しかったです。また写真を忘れ、すべて崩したあとの担担麺でした。

デザートのケーキまでは手が回らず、ヨーグルトをキウイにかけていただいたな・・。最近よくヨーグルトを
食べるようになりました。

季節野菜の料理講習会の様子はまだ5月の星岡のアップもしていないのでその後にでもアップを予定。

おまけ)
1.お気に入りかわいいもの



リュックにいつもつけている梟。久留米絣の洋服を作っている滋賀の樹庵からいただきました。




バラつくりの友人の家に行くといつもプレゼントしてくれる巾着。格子のとさんざん迷いました。
花を育てるのに忙しくない時期は針仕事をしているとか。彼女は結婚するときに自分でウエディング・ドレスも
作っていました。


2.知っていたら教えて!



夜通った時にいい香りがしたので、昼間公園に行って確認したらこの白い花でした。
名前をご存知の方がいらっしゃったら教えていただけますか?

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