Reflections

時のかけらたち

藍染の絞り ・・・ the works of Motohiko Katayama

2019-06-26 23:56:33 | art
5月10日

池田で片野元彦展のことを教えていただき、見に行きたい思っていたところ、織物作家のAさんと
あるばとろすさんもいらっしゃるとのことで、ご一緒しました。そのあとで国展を合わせて見に行きました。



片野元彦
1899年(明治32年)名古屋生まれ。

若い頃は画家を志して岸田劉生に師事、劉生没後は染色工芸の道に入ります。そして昭和31年、57歳の時に
民芸運動の創始者、柳宗悦から藍染絞りの再興を頼まれ、同時に陶芸家の河井寛次郎、型絵染め作家の芹沢銈介へ
師事することを勧められます。

片野氏はそれ以降、藍染絞り作家としての道を歩み、河井寛次郎に励まされながら、独自の技法を確立して「片野絞り」
と称される個性的な作品を作りました。昭和50年、75歳で亡くなりました。母が河井寛次郎が好きだったので、まだ結婚する前
京都の寛次郎の仕事場が記念館になっているところに行ったことがあります。片野氏もそこに教えを受けに
よく通ったとのことでした。民藝のムーブメントは黒田辰秋とか芹沢銈介とか魅かれるものがあります。
57歳からの挑戦がすごいです。

藍を育て、自分の色を求めて、それに斬新なデザインで新しい世界を作り出したその作品たちは清々しく魅力的です。





すてきな建物の中は写真を撮ることができないので外観ばかりですが、スマホで撮りました。
毎回同じものを載せているかもしれません。






























Aさんは近江上布






あるばとろすさんは憧れの沖縄もの 久米島 ゆうな染めです。





私は夏大島と有栖川文様がつづれ織りで入っている帯









日差しの暑い5月の一日でした。

参考)
藍染絞の伝統と革新を目の当たりに!「藍染の絞り 片野元彦の仕事」展開催中
コメント
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