Reflections

時のかけらたち

サガミランの花を求めて ① ・・・ seaching for cymbidium nipponicum ①

2020-07-09 23:57:57 | nature
昨日は珍しく胸が苦しくなって、お昼のヨガを急きょキャンセルしました。
きもの展を一緒に見に行こうと話していた友人から連絡をいただいて、今日明日のスケジュールを調整して
入れようかと画策中でしたが、やっぱり無理はできないかと思い、当初のスケジュールに戻しました。
きもの展は量も多く見るのにはかなりのエネルギーが要りそうです。
昨日はゆったり過ごし、今日はヨガを入れて体の調整をしてきました。ヨガは生活を共にしていた人を
亡くしてからずっと私の心身を支えてくれたものです。

帰ってから、明日何とか雨は避けられそうなので、和服を着る予定で夏の着物を出したりして
いました。和服は4カ月ぶりくらいではないかしら・・ 着れるか心配です。
揃えているうちに気持ちがしゃんとしそうです。帯も麻にしておいた方が無難かも。最初浴衣でも
いいかなとも思っていたのですが、祖母のかいただきものの夏物にしようかと思っています。
素材が良くわからないのがちょっと・・ひとつはシルクでもう一つは上布みたいな・・

和服を整理しながら、ハウザーのチェロをかけていたのですが、カヴァレリア・ルスチカーナの間奏曲で
不意に涙が流れてきました。意味のない涙です。ただ音楽そのものに泣かされているのかな・・
その少し後に「私を泣かせてください」が流れて・・
和服の引き出しを開けると祖母の顔や母が浮かぶからか・・・無意識の世界なので何が何だかわかりません。

今日のトピックスは新宿御苑の温室も、東御苑のマヤランも素晴らしかったのですが、今回は順番を入れ替えて
最近のサガミランに出会った日を載せることにしました。


7月7日

ウォーキングしなければと強迫観念があるのですが、それなら美しい花を見たいと思い、いろいろ考えて
水生植物園まで行くことにしました。雨模様・・午前中に久し振りに妹との長電話と重なり、腰が重くなって
いましたが、どうしてもサガミランを見たくて、井の頭や自然教育園にもあると聞いていましたが、
井の頭には電話で確認しても今はマヤランだけとのことで、やっぱり水生植物園との結論。

いつもと違うバスに乗って、西参道から向かう道はバスでは通ったことがありますが、珍しくて
キョロキョロしてしまいました。









途中水車小屋があったり・・



不思議な感じの大黒天と恵比寿尊が祀ってあるところがあったり・・



深沙堂



深大寺の山門の前に繋がり、やっと位置関係がわかりました。
水生植物園には深大寺を通り過ぎて行きます。

雨が降ったりやんだりのこんな日には午後3時近くの水生植物園にはほとんど人がいません。
入口に今咲いている花の案内とかあるかと思ったら何もなく、ちょっとこれを探すのは大変と思い、
最近見たUさんに電話で場所を聞くことと思いつきました。ラッキーなことに電話に出ていただけて
咲いている場所の方向を教えてもらいました。いつも行かない裏の方から上がっていく深大寺城跡の方でした。



ちょっとそちらの方にも歩いてみましたが、これは難しそうと思い、彼女が自転車で来てくださるという
ことだったので入口近くを見ていました。



ハナショウブはもう終わりです。


















Uさんも到着して一緒に城跡の方の道を登って行きました。



お城の名残です。



ヤマユリも咲いていました。

陽があまり当たりそうでない木立の中、まず、マヤランがたくさん咲いていました。









そしてサガミランもぽつんと咲いていました。
ロープが張ってあって近くまで行けません。それに花が反対側を向いています。
中に入りたい気持ちを抑えて遠くから撮りました。



少しくらい林の中よく見るとあそこにもつぼみがと発見がたくさんあります。
彼女もお友達と朝来て、また新しく咲いているのをみつけたとのことです。
歩いて次々みつけていくのはすごい喜びです。

また新しく、今度は写真が撮りやすいところに咲いているのをみつけました。
振り向いたら咲いていたのです。



























マヤランとサガミラン
なかなか珍しいお花です。今年はたくさん芽が出ているらしいです。

サガミランは「マヤラン」とよく似たところに生える腐生植物(菌従属栄養植物)
腐生植物とは、種子植物の内で、植物体に光合成で自活する能力がなく、菌類と共生して栄養素を得て生活する
ものを指して呼ぶ言葉である。 腐生は普通は菌類に対して使われる言葉で、生物死体などを分解して栄養とする
生活形態のことである。

光合成をしないせいか、薄暗いところに生息していました。


July 7  2020  Jindai Botanical Gardens Aquatic Plant Garden
コメント
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