ずっと落語が聞きたいと言っていた友人と数カ月前に花緑さんの落語を行くことにしていました。
なんと彼女が昔から落語ファンだったことは知らなくて、しかも花緑さんもよく聞いていて行きたいとずっと
言っていましたが、まだ現役で仕事の都合でなかなか行けませんでした。やっと日程の都合がついて、ちょうど
二人の誕生日も近いので一緒にお祝いをしようということになりました。
誕生日のあたりにはお電話やメッセージをいただいて、うれしかったです。
アメリカの友人もお母さんが亡くなったばかりなのにカードを送ってくれました。
one-and-only you と書かれてあったのがうれしくて。
私の誕生日は軽井沢に行っていてちょうど帰る日で、掃除や片付けで忙しくてお祝いをする
どころではありませんでした。それまでゆったりと過ごせたのがお祝いのようなものだったかしら・・
花を見たり、新しくできた藤田嗣治の美術館で過ごしたりしました。
10月15日 13:00~ イイノホール
前回もイイノホールでしたが、新しく建て替わった座り心地のいい椅子のホールで
気持ちよく噺を聴くことができました。ほとんど笑いっぱなしで、最近こんなに笑ったことは
ありませんでした。初めて落語を花緑さんで聴いたときと同じようです。
また枕が楽しくて、いつ本当の落語が始まるのかと思うくらい果てしなく続き、少し心配になったくらい・・
後から演目を見たら、枕の長いのにタイトルがついていて笑ってしまいました。三峰神社の話です。
後日お聞きしたら、他の会でタイトルをつけてくれた人がいたのでそうしているそうです。
インディアンと三峰神社というものです。スピリチャルな話で、有名な人(カナダ人?)に見てもらったら、先祖はアメリカ
インディアンなんですって。あとは三峰神社にお詣りに行ったら不思議なことがおこった話。
家族が見守ってくれているという話から、小さん師匠から引き継いだ言葉について話していました。「素直」という言葉
が好きでよく色紙に書かれていたとのこと。落語でも師匠からやってみろと言われたことは嫌がらずにまずやってみてから
判断する。そういう柔らかさって必要ですよね。久しぶりに「素直」ということばがすっと入ってきた感じです。
小言念仏は小三治師匠追悼の意味があると書いている人がいました。小三治さんやっていたのかな~。聴いてみたかった。
「二階ぞめき」は落語はそうでなくても一人芝居なので、もう賑やか・・・ エネルギー爆発の花緑さんでした。
「中村仲蔵」人情噺で聴かせました。なんとも言えない夫婦の情が感じられる話でした。夜の部では「芝浜」をする予定と
予告がありました。これは花緑さんで前に聴いたことがありました。
友人も大満足でまたすぐ行きたくなっちゃったと話していました。
何年振りかで日比谷公園を散歩して、松本楼でコーヒーを飲んでゆっくりしてから
彼女の知っている築地のはずれにある老夫婦でやっているお寿司屋さんに行きました。
なんだか、今ひまわり? という感じではあります。コスモスでしょ!
秋バラが咲き始めました。
銀座を通った時にはあまりにも人が多いのでびっくり。3年ぶりくらいに見る光景かしら?
最近はあまり見ていないのですが、コロナ感染者も相変わらず多いようですね。
友人と二人、贅沢な誕生祝をしてしまいました。
笑い飛ばして、天気も良く気持ちのいい一日でした。
追記)
帰り道、築地駅に向かうと本願寺が浮かび上がっていて、不思議な感じでした。
Oct.15 2022 Kasumigaseki → Hibiya → Tsukiji