Reflections

時のかけらたち

銀座のギャラリーへ行ってからイタリア語へ ・・・before Italian lesson going to a gallery in Ginza

2022-11-02 23:56:22 | art

10月30日

妹から連絡があった以前ファゴッティングレースを紹介してもらった伊藤真砂子さん
の作品展にイタリア語の前に行くことにしました。妹が連絡してきたのが、なんと終わる3日前。
銀座の花あさぎという画廊の企画展。なかなか面白い取り合わせでした。

朝、青空が広がっていました。

銀座の日動画廊を通り過ぎました。変わらず同じ場所にある画廊です。
父の叔父の庫田叕の個展があった時、オープニングパーティに一緒に行ったのも熊野古道を一緒に歩いた
友達だったことを通り過ぎる時に思い出しました。大きな花束を持って行きました。50年近く前のことです。

銀座の「花あさぎ」というギャラリーには、ちょうど真砂子さんがいらしたので、お話をたくさんして
写真をあまり撮っていませんでした。皆さん、インスタなどにあげているので写真OKでした。

おいてあったポストカードをスキャンして・・・
一部撮影したのを載せます。

 

小野わこさんのボビンレース

 

 





とにかく色が鮮やかできれいでした。小野さんも伊藤さんも日本刺繍のご出身とか。
日本刺繍の糸が残っているのを見ただけでも色の美しさに魅了されたと話されていました。
伊藤さんは私と同じ年でした。日本刺繍をやっていたせいか糸はシルクを使われています。
シルクはすごく張りがあってしっかりとしていました。ピアスにしても大丈夫です。

妹は和服のリメイクを習おうとして、伊藤さんを知ったとのことです。私が時々行く
呉服の「とみひろ」で帯の展覧会をしたこともあったとのこと。

和服のリメイクでも切り刻むことはしないで、なるべく切らないで生かすことを考えて
いるとか・・ どうしてもへ立ってしまったのは裂き織のように細く切ってからモヘアを
絡ませて使うと面白いと話されていました。

 

カラフルなものもたくさんあったのに、写真を撮るのも忘れた私。

日本ではレースは根付かなかったのですが、最初に日本に持ち込まれたのは鑑真和尚が
中国から骨壺の包むものとして持ってこられたそうです。日本では編み物やレースは発展
しませんでした。ボビンレースの技術などが広まったのは明治以降だそうです。

着ていた洋服にぴったりだったブローチを持ち帰ってしまったのですが、ニットなどに負担のかからない軽さです。帽子に着けても
いいかと。アクリルの額に入れて飾れば影がきれいということです。つけない時には飾れる作品です。クリエイティブな面白い
作品です。

ガラスの作家さんの透明なきれいなアクセサリー。ちょうどいらしたので作り方を説明して
いただきました。色鉛筆や銀泊を使っているとか・・・ 東山魁夷の絵見たいねと話していました。

 

こちらのガラスを削って描いた模様のある入れ物も素敵でした。

 

この後、イタリア語のレッスンがあるので急いでサンドイッチでも食べて向かおうと思ったのですが、
地下鉄駅までの間に簡単なイートインのあるお店がなくて、銀座らしいお店に入ってしまいました。

 

ハーフサンドイッチとモンブランがセットでお得というので、贅沢をしてしまいました。

 

そのあとのイタリア語のレッスンでは、ひとつのものを説明するゲームをしたのですが、やっぱり
無から文章を作るのはすごく難しい。1カ月に一度のレッスンでは全く定着しなくて・・・
日常会話的なものは何とか表現しようとすると少しはできるのですが・・
今でもテキストなしでラジオのイタリア語を聴くことは定着してきたのですが、先月の宿題合わせが
戻ってきたら近過去の文章を受け身に変えるのですが、前置詞+定冠詞を未だに省略したような形に
なることを忘れていたり・・他ラジオで以前復習していた時も冠詞がすごく難しく、部分冠詞もなじめなく
活用とか覚えられないところもありますが、なかなか慣れない言葉です。

またジャンニ・ロダーリの詩も読みました。

GIANNI RODARI, Dopo la pioggia.

Dopo la pioggia viene il sereno
brilla in cielo l'arcobaleno.
È come un ponte imbandierato
e il sole ci passa festeggiato.
È bello guardare a naso in su
le sue bandiere rosse e blu.
Però lo si vede, questo è male
soltanto dopo il temporale.
Non sarebbe più conveniente
il temporale non farlo per niente?
Un arcobaleno senza tempesta,
questa si che sarebbe una festa.
Sarebbe una festa per tutta la terra
fare la pace prima della guerra.

ほんとうにすべてを破壊しつくさないと平和はやってこないのだろうかと思わないではいられない詩です。

 

Oct. 31  2022    Ginza

 

庫田叕(くらたてつ・1907-1994) 窓辺の風景 
福岡県美のたからもの 福岡県立バーチャル美術館より

 

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ハウザーを聴きながらボビンレースの練習 ・・・ practicing bobbin races while listening to Hauser

2022-11-02 23:47:05 | a day in the life

久しぶりに望遠レンズをつけて今朝の富士山の写真を撮りました。最近持ち歩かない
望遠レンズの重さに年齢を感じます。

 

 

昨日は東京薬科大学の中の丘陵にある植物園でたくさんのセンブリを見て、キッコウハグマはまだもう少し先
という感じでしたが、他にも今年の秋はあまり花探しに行っていなかったので、最後に何とかいくつが見ることが
できました。

家に帰ってからやっとボビンレースの復習ができましたが、なんと断続系のレースをやっていたら、トーションを
全く忘れていて、織り方を変える時は糸をツイストすることも忘れていたり、フットサイドや扇形のところの糸の
ターンするときのツイストなどなんだか不確かになっていました。なんでもやり続けてないと忘れると本当に思い
ました。

ベルカントの安藤先生にも、音楽も職人と同じと聞かされています。何度も何度もやって少しずつ上達していく
その過程を楽しんでくださいと言われています。何か理解できたり、掴んだ時はうれしいですよね。

 

このチケットがアドレス帳にずっとはさんであります。結婚の直前、織物の工房で一緒に習っていた国立博物館
館長秘書をされていた方からチケットをいただいて皆で見に行ったことがありました。これもあこがれの世界でした。
まさか自分で入門するなんて思っても見なかったけど・・ 織の一種ということで、今織機を出せない私には
近いものを感じてやっています。

1週間前くらいに主人の親友から久しぶりに連絡をいただいて土曜日に娘と一緒に遊びにおいでよと誘われたのですが、
ちょうど会期が終わる三井記念美術館にそれぞれyogaとスポーツジムの帰りに行くことにしていたので、またの機会に
ということになりました。彼も外資系の会社からなんと介護職に転向して、なかなか休日に休みが取れなくて、コロナもあり
実現にこぎつけるのが大変です。

三井美術館、カルチャースクールのボビン教室作品展、秋の軽井沢や最近の裏高尾や昭和記念公園などまだまだ未整理で、ブログに
載せることができないでいます。
今月は2 Cellosが楽しみです。音楽会のシーズンでホセ・カレーラスに始まり、初めての五嶋みどり、そしてチェロです。
YouTubeにシドニーやパリでの最近の2 Cellos のコンサートが上がっていたので聴きながら今日もボビンレースをやっていました。

 

HAUSER - Adagio for Strings (Barber)

 

2CELLOS - LIVE at Sydney Opera House [FULL CONCERT]

 

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