Reflections

時のかけらたち

Art of Gould

2022-11-28 23:55:59 | music

昨日の深夜、TVで音楽をやっていたので聴いていたら、7月14日 シャン・ド・マルス公園広場で
行われたパリ音楽祭2022というもので、曲目とか調べていたら、グールドの特集番組が
すでにFMで放送済みだったのですが、聞きのがしの配信をしていることを知りました。

 

パリの音楽祭は黄昏ていく中、エッフェル塔近くの公園からの屋外コンサートでパリ全体の風景も捕らえながら
楽しめる番組でした。最近録画していた「奇跡の宮殿フォンテーヌブロー」を見て、急にパリも行ってみたく
なってきてしまいました。気が付いたときはアリス・紗良・オットは終わっていましたが、チェロや声楽も華やかな
ガラ・コンサートのようでした。

この番組について調べていたら、なんとラッキーなことに12月3日までらじる・らじるで配信している
グールドの特集番組について知りました。

忘れないうちにと翌日の午前中に聞き始めました。なんと4時間の番組でしたが、知らないことも多くおもしろかったです。

 

アート・オブ・グールド〜孤独のピアニストの肖像〜



Glenn Gould - Photograph: Michael Ochs Archives

■『アート・オブ・グールド〜孤独のピアニストの肖像〜』
NHK FM 2022年11月26日(土)午後2時00分〜6時00分

生誕90年没後40年を迎えたカナダ人の伝説的ピアニスト、グレン・グールド。録音・放送スタジオを好み、時には
作曲家の指示を独自に解釈して演奏するなどそのスタイルは今でも私たちを捉えて離さない。今回、ジャンル・世代
の違う表現者たちの熱いトークの中から、現代の視点で孤高の芸術家グレン・グールドの魅力を再発見していく。

<ゲスト>
ヤマザキ マリ(漫画家・文筆家・画家)
宮澤淳一(青山学院大学教授)
熊本マリ(ピアニスト)
角野隼斗(ピアニスト)
<コメント>
清水ミチコ(タレント)
細田守(映画監督)
岸田繁(ミュージシャン)

<司会>
中川安奈(アナウンサー)
 
amass、NHKより
 
ヤマザキ・マリさんは多方面で活躍中の注目の人ですが、スパッとした切り口が面白い人です。
音楽に選ばれた痛々しいほど孤独な人間の道。
グールドは安倍公房の「砂の女」や漱石の「草枕」が好きだったとの話。バーバラ・ストレイサンドのファンだったとも。

若い頃、よく聴いていたゴールドベルグやブラームスの間奏曲、モーツァルトやバッハのフランス組曲やイギリス組曲。
この番組ではゲストの人たちの1曲が流れていました。
 
そして最後の録音がリヒャルト・シュトラウスだったとか。R. シュトラウスはファビオ・ルイージで聴いてから自分にとっては
新しい作曲家の発見でした。またグールドが絶対にひかなかったというショパンの若いころのプライベート録音が1分間だけど
いうカナダからの条件で流されていました。グールドは感傷的な曲は好きでなかったとのことでした。
 
グールドはある時からコンサート活動をやめ、録音だけの人になってしまいました。自分のためだけに音楽をする。
人のために弾かなかったグールドの音楽がこんなに人の胸を打つのはなぜだろうかと思います。
それはやっぱり音楽を追求していったその姿なのだと思いました。

 

グレン・グールド ゴールドベルク変奏曲 聴き比べ

 

Beethoven Piano No. 5 Emperor Concerto Glenn Gould American Symphony Orchestra Stokowski (1966/2015)

 

Richard Strauss- Piano Sonata in B minor, op. 5 [Glenn Gould]

 

番組で流れた曲

「ゴールトベルク変奏曲 BWV988(1955年録音版) から アリア」
バッハ:作曲
(ピアノ)グレン・グールド
(1分52秒)
<SONY SRCR2620>

「インヴェンション 第1番 ハ長調 BWV772 / シンフォニア 第1番 ハ長調 BWV787」
バッハ:作曲
(ピアノ)グレン・グールド
(2分15秒)
<SONY SRCR9171>

「ピアノ・ソナタ第3番 から 第4楽章」
ヒンデミット:作曲
(ピアノ)グレン・グールド
(5分01秒)
<CBS/SONY 28DC 5297>

「ゴールトベルク変奏曲 BWV988 から 第1変奏~5変奏(抜粋)」
バッハ:作曲
(ピアノ)グレン・グールド
(2分56秒)
<SONY SRCR2620>

「ピアノ・ソナタ ハ長調 K.545 から 第1楽章(抜粋)」
モーツァルト:作曲
(ピアノ)ダニエル・バレンボイム
(0分50秒)
<東芝EMI TOCE-3345>

「ピアノ・ソナタ ハ長調 K.545 から 第1楽章(抜粋)」
モーツァルト:作曲
(ピアノ)グレン・グールド
(0分40秒)
<SONY SRCR2625>

「バーンスタインによるスピーチ ~ ピアノ協奏曲第1番 作品15 から 第3楽章」
ブラームス:作曲
(ピアノ)グレン・グールド、(管弦楽)ニューヨーク・フィルハーモニック、(指揮)レナード・バーンスタイン
(15分30秒)
<ANFコーポレイション ANF-51>

「即興曲 第1番 変イ長調 作品29(抜粋)」
ショパン:作曲
(ピアノ)グレン・グールド
(1分00秒)

「ソナチネ ホ長調 作品67第2 から 第1曲」
シベリウス:作曲
(ピアノ)グレン・グールド
(2分51秒)
<SONY SRCR8931~2>

「ピアノ・ソナタ イ長調 K.331 「トルコ行進曲付き」 から 第3楽章」
モーツァルト:作曲
(ピアノ)グレン・グールド
(4分03秒)
<SONY SRCR2625>

「ピアノ協奏曲 作品42 から 第4楽章」
シェーンベルク:作曲
(ピアノ)グレン・グールド、(管弦楽)CBC交響楽団、(指揮)ロバート・クラフト
(5分29秒)
<SONY SRCR9671~2>

「ゴールトベルク変奏曲 BWV988 から 第3、第18、第9、第24、第10、第30変奏(1957年モスクワでのライブ版)」
バッハ:作曲
(ピアノ)グレン・グールド
(7分30秒)
<ビクター音楽産業株式会社 VDC-1215>

「トッカータ ニ長調 BWV912(抜粋)」
バッハ:作曲
(ピアノ)グレン・グールド
(6分13秒)
<SONY SRCR9561~2>

「弦楽四重奏曲 作品1 から 冒頭部分」
グレン・グールド:作曲
(演奏)シンフォニア四重奏団
(3分17秒)
<SONY SRCR1853>

「5つの小品 から カノン」
グレン・グールド:作曲
(ピアノ)熊本マリ
(0分52秒)
~NHK放送センター CR509~

「2つの小品 から 第2曲」
グレン・グールド:作曲
(ピアノ)エミール・ナウモフ
(1分20秒)
<SONY SRCR8938>

「ゴールトベルク変奏曲 BWV988(1981年録音版) から アリア、第1変奏」
バッハ:作曲
(ピアノ)グレン・グールド
(4分15秒)
<SONY SICC30351>

「恋のダウンタウン」
(歌)ペトゥラ・クラーク
(1分04秒)
<VICTOR VICP-41055~56>

「He Touched Me」
(歌)バーブラ・ストライザンド
(1分40秒)
<SONY SRCS5851>

「ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 作品73 から 第2~3楽章」
ベートーベン:作曲
(ピアノ)グレン・グールド、(管弦楽)アメリカ交響楽団、(指揮)レオポルト・ストコフスキー
(20分40秒)
<CBS/SONY 28DC 5293>

「楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」 から 第1幕への前奏曲(抜粋)」
ワーグナー:作曲
グレン・グールド:編曲
(ピアノ)グレン・グールド
(5分33秒)
<SONY SICC10205>

「イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971 から 第3楽章」
バッハ:作曲
(ピアノ)グレン・グールド
(3分01秒)
<CBS/SONY 30DC 800>

「ピアノ・ソナタ第14番 作品27第2 月光 から 第2~3楽章」
ベートーベン:作曲
(ピアノ)グレン・グールド
(6分54秒)
<CBS/SONY 28DC 5260>

「「イノック・アーデン」から物語の最後の部分(1961年のオリジナル録音版)」
リヒャルト・シュトラウス:作曲
(朗読)クロード・レインズ、(ピアノ)グレン・グールド
(1分25秒)
<CBS/SONY 28DC 5302>

「「イノック・アーデン」から物語の最後の部分」
リヒャルト・シュトラウス:作曲
(朗読)石丸幹二、(ピアノ)グレン・グールド
(1分52秒)
<SONY SICC30573>

「ピアノ・ソナタ 作品5 から 第2楽章」
リヒャルト・シュトラウス:作曲
(ピアノ)グレン・グールド
(6分40秒)
<CBS/SONY 28DC 5274>

「ゴールトベルク変奏曲 BWV988(1981年録音版) から 最後のアリア」
バッハ:作曲
(ピアノ)グレン・グールド
(3分47秒)
<SONY SICC30351>

moomsick より

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