Reflections

時のかけらたち

大徳寺(興臨院・黄梅院) 秋の奈良・京都へ -11 ・・・Daitokuji(Kourin-in & Oubai-in)  trip to Nara & Kyoto in autumn-11 

2023-01-20 23:57:46 | wonderland

11月14日

秋の京都、最後は大徳寺

最初の予定では前日に嵯峨野に行っているので、こんなに京都を横断するはずではありませんでした。
急遽ルート検索して、梅小路京都西駅からバスにすることにしましたが、東京と違って、バス停が
駅の目の前に集中しているのではなく、十字路の4方向に散らばっています。行く方向のバス停まで行くのに
かなり時間がかかってしまいました。京都の交通にはなかなか慣れない私です。

 

 

 

 

 

最初に私は一人で娘が昨年行った、興臨院へ行きました。

 

 

静かな庭の前に座ってしばらくお庭を眺めていました。
ふだんの京都だったら、なかなか味わえない贅沢な環境でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近のちょっとたはやりはこの床(テーブル)に写るもみじです。
今までに青もみじを実相院、瑠璃光院で見てきました。

種明かしは、こちらです。

 

 

 

 

 

 

 

 

一回りして戻ってきました。

この後また娘と合流して、あとはどこにしようかと回ってみました。
生誕500年を迎える茶聖・千利休の菩提寺にして、日本絵画の最高峰・狩野永徳の障壁画を有する大徳寺聚光院。
京都国立博物館に寄託していた狩野永徳とその父、松栄による本堂障壁画46面(全て国宝)が5年半ぶりに里帰りし、
ここ聚光院で一挙公開。また、2013年の書院落慶に合わせ奉納された、現代日本画のトップランナー、千住博画伯の
障壁画『滝』が公開されるほか、表千家7代如心斎が千利休150回忌に寄進したとされる茶室「閑隠席」(重文)などが
公開されます。

後から思うと聚光院に行ってみても良かったかなと思いましたが、その時は下調べをしていなかったので、
2000円の拝観料は高いと思ってしまった心貧しい私でした。いつか春京都に来た時もタクシーの運転手さんが
大徳寺は商売がうまいと話していましたが、普段非公開の所を特別公開しています。

やはり、黄梅院へ行くことにしました。
娘は昨年に続き2度目でしたが、何回も行きたくなるようなお寺です。

 

 

 

 

 

 

黄梅院は中に入ると撮影禁止となっているので、アプローチだけです。

黄梅院に少しだけ中の説明があります。

 

 

 

撮影禁止だとよけいしっかり見なくてはと集中して見ていました。
より研ぎ澄まされる感じがしました。

利休がプロデュースしたお庭がある黄梅院は見ごたえのあるお寺でした。

たまたま中に説明してくださる方がいらしたので「自休」の書の前で
意味を教えていただきました。

 

自休軒

内部には室町時代の茶室が残る

大徳寺開山・宗峰妙超遺墨「自休」の扁額から軒号がついた書院。自休とは、
「人生をより良く生きるには、自らの意志で休み、立ち止まり、足元を見つめたり、振り返ったりすることが必要」
という意味が込められている。内部には千利休の茶の師匠・武野紹鴎好みと伝わる四畳半の茶室「昨夢軒」が移築
されており、これは黄梅院の中でも最も古い建物と言われている。

今回の旅行で出会った素晴らしい言葉は自ら休むという「自休」でした。

 

他をキョロキョロしながら門を出て、近くのお店で昆布を買って、喫茶店で休憩しました。
昔ながらの喫茶店と言った感じのお店で、なぜかなかなか和の喫茶店がない京都です。

早めだけれど京都駅に戻り、お土産などを見て時間をつぶすことにしましたが、
私は膝がすごく痛くなってしまってもうこれ以上歩けない状態、新幹線の待合室で
座っていました。

伊勢丹で買っていた京都のお弁当を新幹線の中で取り夕食としました。

おかずとあとはおにぎりを買っていたのでしたね。
なぜか胡麻豆腐が食べたくなって。

 

最後に疲れがどっと出て、この膝の故障はなかなか大変なもので、帰ってから整形外科の先生に
歩くのは1日30分以内と言われて年内は杖を突いて歩いていました。最初は歩行が困難で
ほんとうに歩けませんでした。やっと何とか通常の生活ができるようになりましたが、まだ早くは
歩けません。何とか友達と約束していた旅行には行けそうです。

これからは歩行距離については十分気を付けて過ごさないといけません。
年取ると自分のメンテナンスが本当に大変。思わぬことが起きてきます。昨年はそういう教訓だらけ
の年でした。

 

Nov. 14  2022  Kyoto

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする