10月に初めての熊野古道を歩いて、まさか第2弾がこんなに早く実現するなんて思ってもみませんでした。
高野山には行ってみたいと思っていましたが、冬は寒いし龍神の方にはバスも通らない季節で、私も11月に
ひざを痛めていたので、治ったらどこかリハビリの軽い旅行でもと思っていました。
友人の提案で熊野古道高野坂を歩き、熊野速玉大社を見て、帰りに大王崎にでも寄って、海を見ようとの基本
プランに、私が松本峠、鬼ヶ城、花の窟、英虞湾、賢島を加えて計画を立てました。
地図の読める男と計画を立てるのが好きな女のバックパックの旅です。
この時期は大寒波の予報で、大雪の交通への影響が心配でしたが、運よく着いた翌日は新幹線にも影響が出て
名古屋から新宮への高速バスはストップしていました。すり抜けるように動いて、雪でも青空というまたとない
天気でした。地元の人も雪は何十年ぶりと驚いていました。最終日は雨に少し会いましたが、雨具を着て、
大王崎を歩き、雨の海もなかなかでした。
1月24日 鬼ヶ城東口 ~ 松本峠(熊野古道 伊勢路) ~ 鬼ヶ城 のショートコースのハイキング
松本峠に向かう石段
東屋からの眺め 七里御浜方面
鬼ヶ城
1月25日
朝起きたら、雪景色
獅子岩
砂浜を歩いて花の窟へ向かう
花の窟に風でたくさんの雪が舞い散る風景は神秘的でした。
バスで熊野速玉大社へ向かう。
徐福公園でお弁当を食べて、最初の計画は王子浜から高野坂へ向かうことにしていましたが、
ホテルが途中にあるので、荷物を軽くしてから高野坂へ向かいました。
途中、浜王子により高野坂広角口から上がる予定でしたが、遠そうなので、一度駅に戻り、
バスで広角口に行きました。数少ないバスが来て、本当にラッキーでした。
高野坂 熊野速玉大社から那智へ向かう熊野古道
途中、王子浜が見えました。
途中地元の83歳のシャンとした老人が散歩しているのにお会いしました。
毎日されているとのこと。
鯨山見跡
この苔の道でなんと滑って転んでしまいましたが、ソフトに体が滑って幸いどこも怪我を
しませんでした。
なんと杖を朝、ホテルに忘れてきてしまったので、花の窟で友人が杖になる枝をみつけて
くれていたのでそれをついてはいたのですが・・ 忘れ物は着払いで送ってもらうように
頼みました。
帰りもラッキーに三輪崎駅にバスが来てロスタイムが少ない帰り道でした。
王子浜を歩かず駅まで戻ったりして時間を取ってしまっていたので心配だったスケジュール変更でした。
1月26日
賢島方向への少し長い旅。賢島から近鉄で鵜方に向かいます。
鵜方で降りて横山展望台に行くことにしていました。無理はできないのでヴィジター・センターまでは
タクシーを利用してハイキングコースを歩きました。たくさんの展望台を歩いて回りましたが、
富士山も見える場所もあったのですが、この日はかすんでいたので残念ながら見ることができませんでした。
いい気持ちでした。
1月27日
定期船で賢島から和具というところまで渡るのですが、船の時間まで結構あったので、
賢島巡りをしてみました。金毘羅宮から志摩観光ホテル、賢島大橋まで歩きました。
ホテル全館改装のため休館だった広い観光ホテルを通って、金毘羅宮まで行きました。
サミットが開催されたこのホテルを回ることができたのは面白かったと建築をやっていた友人の
感想でした。
定期船で和具まで渡り、そのあとはだいぶ離れたバス停から大王崎に移動します。
雨が降り出しましたが、それほどひどくはなく、雨具をつけて歩きました。
「けあらし」というのか海から水蒸気がたくさん上がっていました。
海水の温度と気温の差が大きいときに発生するとのことです。
灯台周辺にある公園や波切神社など回りました。
友人は子供のころからずっと絵を習っていたので、ここまで描きに来たことが
あると話していました。大王町は画家の街とも言われていますが、今では
描きに来る人もあまりいそうな感じはしません。
釣りに来た人が少しいただけで静かな小雨の漁港でした。
帰りは鵜方までバスに行き、近鉄で名古屋にでました。
公共交通が少ない不便な土地ですので、計画は大変でしたが、それもまた楽しいものでした。
ほぼ予定通り回れたのは自分をほめてあげたいところですが、友人にまたたくさん助けてもらいました。
雪景色も素晴らしく、今回も感動の旅でした。
Jan. 24-27 Kumano & Shima