Reflections

時のかけらたち

BAGDAD CAFE - I'm Calling You & La ritournelle - the Good Life

2023-03-17 17:00:41 | movie

映画のブログアップはたまりにたまっていますが、直近で見た2つの映画から。

「バグダッドカフェ」 ニュー・ディレクターズ・カット版

  

監督 パーシー・アドロン
脚本 パーシー・アドロン
   エレオノール・アドロン
撮影 ベルント・ハインル

出演者
マリアンネ・ゼーゲブレヒ
ジャック・パランス
CCH・パウンダー
クリスティーネ・カウフマン
モニカ・カルフーン

原題 Bagdad Cafe Out of Rosenteim

1987年製作/西ドイツ/91分
2008年 ニュー・ディレクターズ・カット版製作

 

話題になったことは記憶にあるけれど、先日たまたま放送されていた映画。ちょっと気になってチャンネルを回したら
みるみる引き込まれてしまいました。それほど見る気はなかったのですが、映像も映画全体の雰囲気も人を引き込む魅力があります。
まるで映画の中のヒロインのように映画全体がどこかやさしく、ギアを入れないで行こうよと言った感じがあり、癒されます。
不思議な魅力のあるドイツ映画でした。

人生にはマジックが必要と言うところが少し前に見たウディ・アレンの映画「Magic in the Moonlight」を思い出させました。
この映画はまだメモを残していません。

アメリカ西部の砂漠の真ん中にたたずむ寂れたモーテル、バグダット・カフェに、夫とけんか別れしたドイツ人旅行者ジャスミン
(マリアンネ・ゼーゲブレヒト)がたどり着く。不機嫌な女主人ブレンダ(CCH・パウンダー)が営む店は変わり者ばかり集まり
いつも気だるいムードが漂っていた。ジャスミンが現れてから、店に集う皆の心が癒やされていく……。

 

バグダッドカフェ Bagdad Cafe 1987

 

この気の遠くなるような音楽は耳に残っていた曲だけど、この映画のために作られた曲と言うことでした。

BAGDAD CAFE - I'm Calling You

 

A desert road from Vegas to nowhere
some place better than where you're been
A coffee machine that needs some fixing
In a little cafe just around the bend

I am calling you
Can't you hear me
I am calling you

A hot dry wind blows right through me
The baby's crying and I can't sleep
But we both know a change is coming
coming closer, sweet release

I am calling you
Can't you hear me
I am calling you

I am calling you
Can't you hear me
I am calling you

A desert road from Vegas to nowhere
Some place better than where you've been
A coffee machine that needs some fixing
In a little cafe just around the bend

A hot dry wind blows right through me
The baby's crying and I can't sleep
But we both know a change is coming
coming closer, sweet release

I am calling you
can't you hear me
I am calling you

 

 

「間奏曲はパリで」

 

アンデルシェフスキーの音楽のドキュメンタリー映画と一緒に借りた映画です。

原題の“La Ritournelle”は、フランス語で”ルーティーン”とか”リフレイン”の意味。 平凡な日常からの冒険を描くと同時に、
かけがえのない絆で結びついた夫婦愛を見つめた、大人のためのラブストーリー。

美しき、迷える“羊飼い”の主婦ブリジット。おひとりさまで行く、恋の都パリで出会ったものとはーノルマンディーで農場を
営む夫婦のブリジットとグザヴィエ。子供が巣立ってからというものの、穏やかで幸せだけど平凡な毎日。遊び心を忘れない
ブリジットは、変化をもたらそうと努力をしても、実直で無骨な夫は無関心。ある日、隣家のパーティで出会った魅力的な
パリジャン・スタンとの楽しい時間が、彼女の心に火をつける。夫に嘘をつき、ひとりパリ行きの手配を始めるブリジット。
未知なる期待を胸に、人生を変える休日へ出かけるのだ。 
                                                  Filmarks より

2013年製作/99分/PG12/フランス
原題:La ritournelle

監督・脚本  マルク・フィトゥシ
出演者    イザベル・ユペール、 ジャン・ピエール・ダルッサン、 ミカエル・ニクヴィスト、ピオ・マルマイ

 いかにもフランス映画らしい映画でした。いつも新しいことに挑戦したい主婦が人生のマンネリを打ち破るべく
パリへの冒険旅行。結局自分を知る旅でした。アヴァンチュールと言う言葉を久しぶりに思い出しました。
この映画も音楽がよくて、ジュリー・ロンドンの歌うthe Good Lifeは心に残ります。

 

『間奏曲はパリで』予告編

The Good Life - Julie London

 

作詞(英歌詞): ジャック・リアドン Jack Reardon
作曲・仏歌詞: サッシャ・ディステル Sascha Distel (原曲名 La Belle Vie)
出典: 伊-仏映画「新・七つの大罪」 "Seven Deadly Sins" (1962) より。アメリカではトニー・ベネットが63年に録音しヒットさせた。

トニー・ベネットが歌っていて、聴いたことのあるなつかしい感じがする曲ですが、結構深いですね。なにが good life なのか・・

Oh, the good life, full of fun seems to be the ideal
Yes, the good life lets you hide all the sadness you feel
You won’t really fall in love for you can’t take the chance
So please be honest with yourself, don’t try to fake romance
Yes, it’s the good life to be free and explore the unknown
Just like the heartaches when you learn you must face life alone
Please remember I still want you, and in case you wonder why
Well, just wake up, kiss the good life goodbye

イザベル・ユベールの「未来よこんにちは」を次の貸し出しリストに入れておきました。
月4枚と言うのはかなり追われます。見る映画が無くなったらやめようと思っているのですが、
あまり知られていていない映画でも結構面白そうなものがあることを知りました。

 

 

プラスワンはまたしても真夜中にやっていたドキュメンタリー番組、映像の世紀です。

映像の世紀プレミアム 第8集「アメリカ 自由の国の秘密と嘘」
[BSプレミアム]2月10日(土) 午後7:30~9:00
 
超大国アメリカの理想の裏側を描く。秘密ファイルによって大統領たちに恐れられた初代FBI長官フーバー、フェイクニュース
によって戦争をあおった新聞王ハースト、今なお陰謀論がささやかれるケネディ暗殺、テレビ報道によって隠された戦場の実態が
明らかとなったベトナム戦争、ホワイトハウスに設置された音声テープによって大統領のうそが暴かれたウォーターゲート事件。
秘密とうそに覆われた自由の国のもうひとつの物語である。
【語り】山田孝之 山根基世
 

バタフライエフェクト 「大統領が恐れたFBI長官」
3月16日(木)午前0時25分〜(水曜深夜)[総合]
初回放送日: 2023年3月6日

アメリカ歴代大統領が恐れた男、エドガー・フーバー。正義の味方FBI長官の隠された顔は、違法な盗聴・監視で大統領の
スキャンダルを収集するモンスターだった。赤裸々な女性関係を記した秘密ファイルを保身に利用し、48年間権力の座に君臨
した。監視の目は、市民にも向け、危険と見なした団体を徹底的に弾圧した。しかしFBIの違法捜査は、フーバーの死の直前
白日の下にさらされる。自由の国アメリカのうそと秘密の物語。

アメリカ合衆国がこんな人に支配されていたとは恐ろしいアメリカのダークな一面を見てしまいました。
ケネディ大統領暗殺、ロバート・ケネディ暗殺に日本人の私でさえ強いショックを受うけた子供の頃。アメリカが
輝かしい国に思えたころ。アメリカの大統領も情けない人たちばかり・・ アメリカがこんなに監視体制の国であったなんて。
マフィアより怖い、アメリカの裏社会。
M.L.Kingや社会活動家たちを脅迫し、間接的に死に追いやったりして、アメリカの歴史を48年も操作してきた人間がいたことに
驚いたけれど、そういうことが明るみに出たことはギリギリ民主主義が守られた感じがしました。
アメリカがこんなに保守的な国だったなんて。ジョン・レノンが長いこと入国できなかったわけだ。

 

コメント (2)
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