Reflections

時のかけらたち

9ヶ月ぶりの歌舞伎 ・・・first Kabuki viewing in 9 months

2023-03-09 23:59:07 | art

3月8日

前回は玉三郎のふるあめりかに袖はぬらさじ以来なので9ヶ月ぶり。和服を着るのも
11月初めのカレーラスのコンサート以来なので4ヶ月ぶりです。

でも和服を着て歌舞伎に行くと何か力をもらうような感じで元気になって帰ってきました。
最初は和服もどんなのがあったか忘れそうで、ブログを見て、こう組み合わせていたのねと思い出し
組み合わせを考えていたら楽しくなってきました。着ていないと着方やコーディネイトについても
忘れてしまいますね。

K子さんにお会いするのも久しぶりです。洋服姿が想像できないほど和服の似合う方です。
久しぶりの歌舞伎座は和服姿の方が多く、また外国人を初めて見ました。私が歌舞伎を見だしたのも
コロナで海外からの音楽家が来れなくなり、日本の文化に親しもうと思ったからでした。

 

 

 

 

第3部
髑髏

吉井 勇 作
坂東玉三郎 演出
今井豊茂 補綴

【髑髏尼】坂東玉三郎
【平重衡の亡霊】片岡愛之助
【鐘楼守七兵衛】中村福之助
【町の女小環】中村歌女之丞
【女房長門】坂東新悟
【蒲原太郎正重】中村亀鶴
【烏男】市川男女蔵
【阿証坊印西】中村雁治郎 

源氏による平家の公家狩り、平重衡と新中納言局との物語を結び付け、漂泊の歌人・吉井勇が描いた異色の作品。
人々を惹きつける髑髏尼を軸に、秘法による幻想と現実が美しく混ざり合う、妖しく艶めかしいひと幕をご堪能ください。

と解説にありました。源平盛衰記の逸話から吉井勇が作った新作の歌舞伎で、音楽もいつもの歌舞伎とは違うし、歌舞伎と言うのは
演劇をあらわす言葉なのだと改めて思います。幻想的で残酷な歴史を物語にしたものでした。



古典の歌舞伎でない時は緞帳が違うということです。古典の時は歌舞伎カラーの縞模様です。

夕霧伊左衛門
廓文章くるわぶんしょう
吉田屋

【藤屋伊左衛門】片岡愛之助
【吉田屋喜左衛門】中村雁治郎
【太鼓持豊作】中村歌之助
【阿波の大尽】片岡松之助
【喜左衛門女房おきさ】上村吉弥
【扇屋夕霧】坂東玉三郎

 

写真はシネマ歌舞伎版です。ニザタマコンビです。

 

今回の舞台は愛之助で初めて見ましたが、コミカルで動きが軽くてかわいかったです。
まるでパントマイムのようでした。

前半が暗いものでしたので、対照的な玉三郎を見ることができ、やっぱり鮮やかに花がある方が
こちらも元気がもらえます。フォームが本当に美しかったです。

和服でしたが、帰りも足取りも軽く帰ってきました。

でもやっぱり仁左衛門で見たかったな~。

 

シネマ歌舞伎『廓文章 吉田屋』予告

 

藍田さんの江戸小紋に、ドットの帯は秀やです。

半襟を午前中に付けましたがやっとうまくつけることができるようになりました。
たまたま半襟がストレッチタイプだったので成功したのかもしれませんが・・

 

帰り道に見た月がまんまるでした。7日がフルムーンだったのですね。

 

March 8 2023  Ginza

コメント (2)
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