11月26日
キャサリン・マンスフィールドの解説書を全部読み終わりました。
最初は読み終わった短編から解説を見ていたのですが、全作品集の流れを追っているので
すべて読んでいるわけではありません。最後には読んでない作品についても、さらっておきました。
彼女の作品はまず状況を浮かべることも難しいこともあり、そこへ時間移動が自由にあり、
登場人物も入り組んでいます。解説書があった方がわかりやすい場合もあります。その絵画的な描写や
入り組んだ心理描写も面白いのですが、手法としてかなり技巧的な面もあります。
10日に返そうと思っていたのですが、まだこれから読む本の参考にして持っていてと言われて、ちょうど
図書館から再びキャサリン・マンスフィールド全集を借りるところでしたのでそうさせてもらうことに
しました。
彼女の作品はKatherine Mansflield Societyから原文もダウンロードできるので助かります。
短編「幼く見えるけれども、とても自然な」はサミュエル・テイラー・コールリッジの同じ題の詩の引用から
始まります。
SOMETHING CHILDISH, BUT VERY NATURAL
Samuel Taylor Coleridge
If I had but two little wings
And were a little feathery bird,
To you I’d fly, my dear!
But thoughts like these are idle things,
And I stay here.
But in my sleep to you I fly:
I’m always with you in my sleep!
The world is all one’s own.
But then one wakes, and where am I?
All, all alone.
Sleep stays not, though a monarch bids:
So I love to woke ere break of day:
For though my sleep be gone,
Yet while ‘tis dark, one shuts one’s lids,
And still dreams on.
ドイツ留学中のコールリッジが、妻に送った手紙に
記したちょっとした詩だそうです。
はかないけれど、すてきな夢の詩だと思います。
2段落目が好きです。
12月9日
ベルカントのレッスン。今練習している La Wally は拍が難しく、あと休符も難しいです。
カウントして正確に歌わなければなりません。悲しいけれど希望がある歌です。明るく歌って
と先生から言われ続けています。パワーを持って。
レッスンの後、近くのセンダイ(専大)カフェで休憩&ランチ。明るくてパンがおいしいカフェでした。
ゆったりとした座席で空間も広く、レッスンのことなど話しながら・・・
秋に戻ったような温かさの一日でした。
空がきれいで見ているのが好き。空というより雲が面白いのかな。
もう12月に突入したなんて信じられない。来年のカレンダーもポツポツ出てきました。
夕方に近くなってくると羽田に戻って来る飛行機が何機も飛んできます。
港に戻ってくるのを見るのが好き。
夕方は燃えるような夕焼け色。富士山は雲の向こうにかすかにシルエットが見えました。
明日は名古屋しらかわホールでのコンサートが楽しみです。オラフソンのゴールドベルグ変奏曲。
Dec. 9 2023 Kudan & Shinjuku
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