Reflections

時のかけらたち

春を味わう星岡 ・・・ Hoshigaoka in April, 2023

2023-04-15 23:57:07 | dish

 

 

4月の星岡日本料理講習会

和食を通して、春を味わいます。 一つの料理を作るための工程がすごく、それを見せていただいてから
いただく和食は、こんなに手がかかるのねと驚かされます。

 

先 付  むしり鶏辛子酢
刺身代  鮪の花山かけ
 椀   さわに椀
焼 物  相並の黄味正油焼
煮 物  ふき信田巻 鶏丸取り
酢 物  白魚 和布 胡瓜 生姜酢
ご 飯  筍ご飯

 

 

 

ふき信田巻 鶏丸取り
なかなか作る気が起きない手間がかかる料理ですが、冷凍白身が残っているので
今年作ってみようかしら・・・

 

むしり鶏辛子酢

もやしは酒炒り、ささみはアルミ箔に包んで蒸し焼きにして使う。
ちょっとしたことがおいしい料理に繋がります。
なんでもない材料の料理が極上の一皿に。

鮪の花山かけ

とろろ芋は卵白加えて、固さを見ながら水を少し混ぜる。
とろろの上に花のように鮪を置きます。
とろろ芋にわさびをまぜておいて、上にもわさびを添える。

 

さわに椀

こんなに細く切れない野菜。料理は包丁。
脂身はふり塩してしばらく置いたものを湯通ししてから使う。

野菜から甘みが出てとてもやさしい味でした。

あいなめの黄味正油焼
なかなか手に入らないお魚で、とてもおいしかったです。

 

筍ご飯

 

あいなめの骨切り

 

信田巻は油揚げにすり身*を伸ばして、茹でた蕗を入れて、巻いてから
蒸して、うす味に煮ます。

*すり身に木綿豆腐、出汁、片栗粉、薄口しょうゆ、砂糖、塩、おろし芋
裏ごししたゆで卵をまぜたもの。

 

鶏肉の丸取りは中華の肉団子のように取るのが一番簡単とか・・
鶏ひき肉に白味噌、パン粉、絹ごし豆腐または山芋、薄口正油、出汁を
すり鉢で混ぜる。

白魚は塩水につけてから、茹でないと溶けてしまう。
ゆであがったのをいただいたけれどとてもおいしかった。

 

料理の手間を知っていただくと、おいしさがさらに増します。
とても幸せな時間です。やさしい、繊細な味はアートだと思いました。
季節を感じる贅沢な空間です。

 

 

 

 

 

 

着物は三眠蚕の単衣、帯は琉球藍、帯締めは池田です。

本藍は鮮やかで引き込まれる色です。

 

帰りに寄った南青山、とみひろで撮ってもらった後ろ姿。もっと襟を抜きたいのに。
取り寄せていた下着が届いたので、せっかくなので着物を着た日に行こうと思って
いました。

藍染めの帯は初めて結んだので、袋帯で少し慌てましたが、落ち着いて着ることが
できました。帯揚げとかまだきれいにできなく、帯結びも難しいと思いますが、
この帯はとても結びやすい帯でした。初めて着付けを習ったときの大騒ぎをなつかしく
思い出します。

 

April 14  2023    Asagaya & Minami-Aoyama

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