4月の星岡日本料理講習会
和食を通して、春を味わいます。 一つの料理を作るための工程がすごく、それを見せていただいてから
いただく和食は、こんなに手がかかるのねと驚かされます。
先 付 むしり鶏辛子酢
刺身代 鮪の花山かけ
椀 さわに椀
焼 物 相並の黄味正油焼
煮 物 ふき信田巻 鶏丸取り
酢 物 白魚 和布 胡瓜 生姜酢
ご 飯 筍ご飯
ふき信田巻 鶏丸取り
なかなか作る気が起きない手間がかかる料理ですが、冷凍白身が残っているので
今年作ってみようかしら・・・
むしり鶏辛子酢
もやしは酒炒り、ささみはアルミ箔に包んで蒸し焼きにして使う。
ちょっとしたことがおいしい料理に繋がります。
なんでもない材料の料理が極上の一皿に。
鮪の花山かけ
とろろ芋は卵白加えて、固さを見ながら水を少し混ぜる。
とろろの上に花のように鮪を置きます。
とろろ芋にわさびをまぜておいて、上にもわさびを添える。
さわに椀
こんなに細く切れない野菜。料理は包丁。
脂身はふり塩してしばらく置いたものを湯通ししてから使う。
野菜から甘みが出てとてもやさしい味でした。
あいなめの黄味正油焼
なかなか手に入らないお魚で、とてもおいしかったです。
筍ご飯
あいなめの骨切り
信田巻は油揚げにすり身*を伸ばして、茹でた蕗を入れて、巻いてから
蒸して、うす味に煮ます。
*すり身に木綿豆腐、出汁、片栗粉、薄口しょうゆ、砂糖、塩、おろし芋
裏ごししたゆで卵をまぜたもの。
鶏肉の丸取りは中華の肉団子のように取るのが一番簡単とか・・
鶏ひき肉に白味噌、パン粉、絹ごし豆腐または山芋、薄口正油、出汁を
すり鉢で混ぜる。
白魚は塩水につけてから、茹でないと溶けてしまう。
ゆであがったのをいただいたけれどとてもおいしかった。
料理の手間を知っていただくと、おいしさがさらに増します。
とても幸せな時間です。やさしい、繊細な味はアートだと思いました。
季節を感じる贅沢な空間です。
着物は三眠蚕の単衣、帯は琉球藍、帯締めは池田です。
本藍は鮮やかで引き込まれる色です。
帰りに寄った南青山、とみひろで撮ってもらった後ろ姿。もっと襟を抜きたいのに。
取り寄せていた下着が届いたので、せっかくなので着物を着た日に行こうと思って
いました。
藍染めの帯は初めて結んだので、袋帯で少し慌てましたが、落ち着いて着ることが
できました。帯揚げとかまだきれいにできなく、帯結びも難しいと思いますが、
この帯はとても結びやすい帯でした。初めて着付けを習ったときの大騒ぎをなつかしく
思い出します。
April 14 2023 Asagaya & Minami-Aoyama
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